2020年7月15日に開業した、栃木県で初となるラグジュアリーホテル「ザ・リッツ・カールトン日光」。日光国立公園内に立地し、総客室数94の広々としたゲストルーム、レストランやバー、フィットネススタジオ、スパ、そして、古くから地域に親しまれてきた奥日光湯元温泉の源泉を引く温泉施設が用意されています。ザ・リッツ・カールトンブランドとして初の温泉施設として、注目度の高いホテルです。

このたび、温泉と冬の日光の自然を伝える動画が公開されました。「ザ・リッツ・カールトン日光」のあらましと共にご紹介いたします。

ブランド初の温泉!極上のおもてなしを提供する「ザ・リッツ・カールトン日光」とは

■1:日本らしさにこだわったくつろぎの滞在を叶える「ザ・リッツ・カールトン日光」

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「ザ・リッツ・カールトン日光」の外観

「ザ・リッツ・カールトン日光」は、東京から2時間半の距離に位置し、日光国立公園内にあります。日光はあらためて紹介するまでもない、ユネスコ世界遺産として登録されている「日光の社寺」を擁し、豊かな自然、伝統文化、悠久の歴史を刻む街として知られる人気の観光スポットです。

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中禅寺湖を望む景観が美しい

ホテルは、風光明媚な中禅寺湖と、古来より山岳信仰の御山として崇められてきた男体山を眺められる絶好の場所に位置しています。また、日本三名瀑のひとつとして知られる華厳の滝も徒歩圏内にあり、「ザ・リッツ・カールトン日光」の日本らしさにこだわったおもてなしを高めています。四季折々の様相を楽しみつつ、くつろいだ滞在期間を過ごすことができます。

■2:「ザ・リッツ・カールトン日光」の温泉を堪能する8つのエッセンス

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「ザ・リッツ・カールトン日光」内観

ザ・リッツ・カールトンブランドとして初の試みとなる温泉への取り組み。そこで、「ザ・リッツ・カールトン日光」では「温泉を堪能する8つのエッセンス」を提案しています。これを読んでからお湯へ入ると、いつもとは違う温泉体験をすることができます。

・暖簾をくぐり敬いをもって奥へ「誘(いざない)」
・履物を脱いで、気持ちと準備を「整(ととのえ)」
・精神と体を“かけ湯”で「清(きよめ)」
・たっぷりとお湯が張られた浴槽に静かに流れ落ちる「音(みずおと)」
・治癒力を高める硫黄泉独特の「薫(かおり)」
・神秘的な白濁のお湯に身を沈め手に入れる極上の「静(せいじゃく)」
・自分と温泉以外そこに何も存在しないことへの「畏(おそれ)」
・そして湯上がりにラウンジで手に入れる「寛(ゆるやか)」

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「ザ・リッツ・カールトン日光」の浴場

すべての時間に威厳のある静けさが貫かれ、昔も今も変わらぬお湯の流れがあります。

それでは、温泉と冬の日光の自然を伝える動画を見てみましょう。

大きな自然に抱かれながらつかる温泉は、何物にも代えがたい時間になるに違いありません。

■3:1200年前から続く奥日光湯元温泉のストーリー

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冬は雪を眺めながら

「ザ・リッツ・カールトン日光」が源泉を引く奥日光湯元温泉は、初めて男体山の山頂を極め開山した僧侶の勝道上人(しょうどうしょうにん)によって、延暦7年(788年)に発見されたとの記述が残されている、歴史ある温泉です。

明治初期までは女人禁制、修験者のみ利用が許されたこの土地も、後期には次々と旅館も建てられ一大リゾートになりました。当時、日本を旅したイギリスの世界的女性探検家のイザベラ・バード氏はその様子を、著書『日本奥地紀行』の中で下記のように記しています。

「元気の良い病人は一日に十二回も入湯する! 歩いている人はみな腕に青い手拭いをもっている。(中略)湯の出るところは村の先で、塚の中の四角な槽の中である。非常に勢いよく沸騰し、悪臭の煙を出している。それにはところどころに広い板が渡してあり、リューマチに悩む人々は、何時間もその上に横になり、硫黄の蒸気を身体にあてる」

さらに、日光の自然の素晴らしさも世界に紹介したイザベラ・バード氏。日本の温泉と言えば日光、と海外の方に認識されている期間も長かったとか。また、中禅寺湖は、かつて欧米諸国の外交官たちの別荘地として栄えた歴史を持ち、彼らの故郷と似たこの土地を訪れることで望郷の思いを馳せたとも言われているそうです。

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露天風呂

奥日光湯元温泉の泉質は硫化水素型の単純硫黄泉で、泉温は78.6℃。毎分1788.5リットルが湧き出す源泉は無色透明ですが、地上で空気に触れることで乳白色のにごり湯へと変化を遂げます。硫黄特有の香りが特徴的で、泉質は中性~弱酸性。

神経痛や関節痛に加え、冷え性や疲労回復に効果がある上に、天然の保湿成分「メタケイ酸」の含有量が多いことから、肌の新陳代謝を促進し、美肌効果に優れています。うれしい効能がたっぷりで、心身ともに癒されます。

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くつろぎのスペース

「ザ・リッツ・カールトン日光」の総支配人・細谷真則さんは語ります。

「湯船から仰ぎ見る男体山は、たった150年前まで修行者以外は立ち入れなかった山岳信仰の聖地として知られ、厳冬で知られる奥日光の大地に沸く熱い湯は、当時を想像するに冷えた体を温めるだけではなく、この上ない静寂と神秘に包まれた格別な癒しがあっただろうと思います。

そんな峻厳な大地のエネルギーに湯ごと抱かれる温泉体験は、刻々と移り変わる自然の有り様さながら、変化の時代を共に生きるゲストの方々に向けた自然からのささやかなギフトとなることでしょう」

古くから国立公園として保護されてきた風景は、どこか懐かしさを覚える「心が帰る場所」として、やすらぎの時間を過ごすのにぴったりです。


昔と今も変わらない奥日光の温泉と、日々移ろいゆく私たちの身体とこころ。豊かな自然を眺めながら、最高のおもてなしを受けられる「ザ・リッツ・カールトン日光」で、心身を解放し、明日へのエネルギーをチャージしてみませんか。

問い合わせ先

ザ・リッツ・カールトン日光

この記事の執筆者
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