理想はナチュラルな美しさ。年齢を重ねてもこれは変わらない。『Precious』4月号では、「無理がないのに新しい顔をかなえる、アイメイクの新アプローチ8」企画を展開中です。

とはいえ、手を加えないナチュラルはもはや成立しないのが40代。特にアイメイクはその最たるもので、加齢で輪郭は曖昧に、くすみやたるみが印象を暗くさせ、目を小さくみせる―。

だから流行色で若さを盛りたい、厚化粧と言われてもダークカラーで悩みを塗りつぶしたくなるものです。けれどもこの方法では逆に古く見えるだけ。私たちの目標は"手を加えてもナチュラルな新しい顔"。

威圧感を人に与えない、自分にも周りにも心地いい鮮度のよさを無理せず実現させる、新しいアイメイクを始めませんか。今回は、生き生きとし目元をつくる「ブロンズオレンジ」+「カーキアイライン」のアイメイクをご紹介します。

【前回の記事はこちら】アプローチ4:アイシャドウパレットを全色フル活用したアイメイク

【アプローチ5】小さなアクションで大きな成果。「ブロンズオレンジ」+「カーキアイライン」の洗練コンビで目元の疲労感が払拭

小さなアクションでガラリと印象を変えてくれる代表格がカラーアイライナー。ファッションでいえば、アクセントを効かせる差し色にあたる存在です。

そこでアイシャドウは「ブロンズオレンジ」一色のみを使用。ここにトレンドのアースカラーでもあり、自然な陰影を生む、シスレーの艶やかな「カーキ」色を。

このカーキのアイライナーを黒目の内側から目尻にかけてスーッと描きます。目尻ラインの長さにコツはあれど、これだけで今年らしいナチュラルさと抜け感ある仕上がりに。パールの光効果で疲労感が払拭できるところも大人向きです。

「ブロンズオレンジ」+「カーキアイライン」のアイメイク3step

アイシャドウ_1,アイライナー_1
■1:まず黒の隠しラインを入れる。アイシャドウは輝きを強調したい中央にのせ、左右に広げる。■2:隠しラインはまつげの下からアイライナーを当てて描くが、カラーラインは色が見えるようにまつげの上から当てて描く。■3:5mm長めに描く目尻ラインは"下まぶたラインの延長"で描く。そうすると自然に目尻が引き上がりリフトアップ効果が。

■1:塗り始めは中央から。光効果で丸みを強調し凹みまぶたをふくらます

アイシャドウ_2
薬指の腹をワイパーのように左右に動かしながら、上まぶたの際からアイホールに向かってぼかすと、まぶたがほんのりとオレンジに。
使用したアイシャドウはこちら
アイシャドウ_3
イヴ・サンローラン・ボーテ シークインクラッシュ No.6 ¥4,200

■2:黒目の内側からスタート。まつげの上からペンシルを当てて描く

アイライナー_2
左右に小刻みに動かしながら目尻まで描く。目を開ければたるみまぶたでほとんど隠れてしまうので多少ガタついてしまってもOK。
使用したアイライナーはこちら
アイライナー_3
シスレー フィト コール スター N No.4 ¥5,200

■3:目尻ラインは5mm長く。描く方向は目尻から目頭方向に描くこと

アイライナー_4
ラインの幅は2mmくらい。隠しラインとは違い、少し太めなくらいのほうが色を感じるし、軽やかな陰影になり、鮮度のいい目元に。

※掲載した商品は、すべて税抜です。

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PHOTO :
鈴木 宏(人物)、戸田嘉昭・池田 敦(パイルドライバー/静物)
STYLIST :
小林 綾
HAIR MAKE :
尾花ケイコ
MODEL :
大塚まゆ
EDIT&WRITING :
荒川千佳子、五十嵐享子(Precious)