キッチン家電の世界に「シンプル機能だけど、その機能が抜群」という、プロも認める性能を持つバルミューダ ザ・トースター(BALMUDA The Toaster)が登場したのが2015年。とびきりおいしいトーストが焼けることはもちろん、その佇まいの美しさでも革命的な商品でした。そこからケトル、炊飯器と続き、4つめとなるバルミューダのキッチン製品がお目見えしました。
その名も「バルミューダ ザ・レンジ(BALMUDA The Range)」。その使用感を詳しくレビューします。
庫内はたっぷりだけど、ボディはスマート
最近のオーブンレンジは2段設計になっていたりと「高さ」があるものが主流ですが、バルミューダ ザ・レンジの庫内は、1段。本体の高さも330mmと、少し低め。でも中の容量はたっぷり18リットル、フラットに設計されているので、高さのある料理も余裕の広さです。
使い方もシンプル。本体左のスイッチでモードを切り替え、右のダイヤルで温度や時間などを変えるようになっています。Mマークの「手動あたためモード」ではダイヤルで100W、500W、600W、800Wからワット数を選び、時間を指定して使います。
「飲み物モード」では、コーヒー、ミルク、アツカンから飲み物の種類に合わせて温めることができます。
実は炊飯器の保温よりも、冷凍して再解凍したほうがごはんはおいしいと、保温機能がない炊飯器も増えていますが、そんなニーズに応える「冷凍ごはんモード」。冷凍した食品を解凍する「解凍モード」では50g単位で設定OK。半解凍も選べます。
初めて出合う心地よい操作音と、スタイリッシュなデザイン
バルミューダ ザ・レンジがほかのオーブンレンジと違うのは、その操作音。強い電子音ではなく、まるでアコースティックギターをつま弾いているようなやさしいメロディーは、お料理の時間をゆるやかに演出してくれます。
ボディカラーはこれまでのバルミューダのキッチン製品とそろえられたブラックとホワイトのほか、プロ仕様のキッチンにも似合うステンレスカラー版も登場。価格はブラック・ホワイトが¥43,500(税抜)、ステンレスが¥54,500(税抜)で、バルミューダオンラインストアのほか、全国の主要家電量販店、百貨店などでも予約を受け付けています。
隣にそろえたくなるのは、大ヒット商品「トーストがおいしく焼ける」トースター
バルミューダの家電の開発の原点は、至ってシンプル。それは「おいしいものが食べたい!」。キッチンシリーズのデビューとなったトースター「バルミューダ・ザ・トースター」は、バルミューダの社長がトースト好きだったことから開発がスタート。しっかりと焼目はつきながらも、もっちりふわっとしたパンに焼き上げたい。その実現のためにポイントとなったのは、水分の量。そこで、一般的なトースターにはない給水口をつけ、スチーム効果を加え、これまでのトースターでは実現できなかった焼き上がりを実現しています。
給水も専用の5㎜カップで注ぐだけ。パンの種類を「トースト」、「チーズトースト」、「フランスパン」、「クロワッサン」と、水なしで焼く「クラシック」の5つのモードを使い分けて、よりおいしいパン生活を演出しています。ボディカラーはブラック、ホワイト、グレーで、2017年秋の期間限定でチャコールグレーも発売中。価格は¥22,900(税抜)です。
オリジナルのギフトボックスのサービスも開始
バルミューダの家電はシンプルながら、その機能性の高さにこだわっているため、価格もこなれていて、お祝いの品にもよく選ばれています。そんなニーズに応えて、2017年末より、オリジナルのギフトボックスのサービスもスタート。残念ながら今回のオーブンレンジは大きすぎて対象外ですが、スタイリッシュな家電にぴったりのボックスで贈れるのはうれしいですね。
問い合わせ先
- バルミューダ TEL:0120-686-717(営業時間9時~18時)
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 北本祐子