「語り種」ってなんと読む?「かたりだね」と読んだら大恥です!

明日、6月5日から、二十四節気の「芒種(ぼうしゅ)」という時期に入ります。

暦(こよみ)の上では「芒種」から、夏の半ば「仲夏(ちゅうか)」に入ります。「二十四節気」は紀元前に中国の黄河流域で作られた暦ですので、四季感覚が、現代日本より少し「季節を先取り」な感覚になりますね。

(参考記事:「差う」ってなんと読む?「さう」ではなくて…差(さ)が出ちゃうことです!

ところで「芒種(ぼうしゅ)」とはどういう意味でしょうか?

…というところで、本日1問目のクイズです。

【問題1】3文字の植物名「芒」ってなんと読む?

植物名「芒」の、読み仮名3文字の読み方をお答えください。

ヒント:イネ科の多年草で、夏は緑、秋には黄金色に穂が開き美しいので、この植物が群生する場所には、景観的な名所もあります。

「○○○」と読み仮名3文字の植物名をお答えください。
「○○○」と読み仮名3文字の植物名をお答えください。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。

正解は↓に!!
正解は↓に!!

正解は… 芒(ススキ) です。

正解できましたか?
正解できましたか?

「芒(ススキ)」という植物そのものは、実は「芒種(ぼうしゅ)」には直接の関係はありません。

イネ科の植物の実の殻につく、固い毛のような突起部分を「芒(のぎ)」と言い、「芒(のぎ)」のある植物=イネ科の植物の種まきをする季節、という意味で「芒種(ぼうしゅ)」です。

「芒(のぎ)」のある植物の中でも、「芒(ススキ)」には、この字が植物名としても当てられている、という形ですが、「芒(ススキ)」は、現代でも一般的に「イネ科の植物の形状」をイメージしやすいので、1問目のクイズといたしました。

さて、2問目は、「芒種」「種」の字が入った難読クイズです。

【問題2】「語り種」ってなんと読む?

「語り種」という日本語の読み方をお答えください。

ヒント:「いつまでも人の口に上るような話題。」という意味の言葉です。

<使用例>

「夫と新婚旅行で見た芒の名所の美しさは、今でも夫婦の語り種になっているのよ。」

「種」の読み方がポイントです。
「種」の読み方がポイントです。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。

正解は↓に!!
正解は↓に!!

正解は… 語(かた)り種(ぐさ) です。

「語り草」という表記もあります。

」は「七種(ななくさ)」「質種(しちぐさ)」など「くさ」とも読みます。

本シリーズでも以前「七種(ななくさ)」をクイズとして扱いましたが、皆さま、正解できたでしょうか?

本日は、6月5日からの暦「芒種(ぼうしゅ)」のトリビアとともに、

・芒(ススキ/のぎ)

・語り種(かたりぐさ)

などの難読クイズをお送りしました。

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Precious.jp編集部 
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参考資料:『こよみ用語解説』国立天文台ホームページ
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ILLUSTRATION :
小出 真朱