「大暑」「酷暑」「溽暑」…暑さを表現する言葉の意味、正しくわかりますか?
2021年の暦(こよみ)では、明日、7月22日から、二十四節気の「大暑(たいしょ)」に入ります。文字通り、暑さの盛りに突入するわけです。
…というところで、さっそく1問目のクイズと参りましょう。
【問題1】「暑気中り」ってなんと読む?
俳句の季語にもなっている日本語「暑気中り」の読み方をお答えください。
ヒント:「夏の暑さのために体を壊すこと」を意味する言葉です。
<使用例>
「マスクもしている事だし、短い外出でも、暑気中りに十分注意が必要ね。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 暑気中り(しょきあたり) です。
以前、本シリーズで「中(あた)る」という難読クイズを出題しましたが、今回は読めたでしょうか?
「的中する」という意味では「当たる」「中(あた)る」の両方の字が使用できますが、
「体調不良を起こす」という意味では「中(あた)る」を使用するのが一般的です。
さて、2問目に参りましょう。
【問題2】「蒸し暑いこと」を表現する2文字熟語は?
日本の夏は、湿気をともなう「蒸し暑さ」が特徴でもありますが、俳句の季語にもなっている「蒸し暑い事」を表現する2文字熟語を、以下の選択肢の中から選んで下さい。
1:寒暑(かんしょ)
2:溽暑(じょくしょ)
3:酷暑(こくしょ)
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 2:溽暑(じょくしょ) です。
ちなみに、
「寒暑(かんしょ)」は「寒さと暑さ/冬と夏」などを意味し、
「酷暑(こくしょ)」は「ひどく暑いこと」を意味します。
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本日は、7月22日からの二十四節気『大暑』にちなんで、
・暑気中り(しょきあたり)
・溽暑(じょくしょ)
など、俳句の季語にもなっている日本語の読みかたをおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
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- 参考資料:『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/『きごさい歳時記』(NPO法人きごさい)