問10：スパークリング日本酒は、価格の高いもののほうが断然喉ごしがいい。
「NO」と答えたあなた、正解です。
スパークリング日本酒では、価格の高さと喉ごしのよさは必ずしも比例しません。
まず、スパークリング日本酒のうち、高価格帯のものは、主に「瓶内二次発酵」という方法でお酒に泡を閉じ込めています。この手法でできた泡はきめ細やかで持続性があるので、ゆっくりお酒を楽しみたいときにはこちらがおすすめです。
他方、コンビニなどでも手軽に買えるスパークリング日本酒に採用されているのは「炭酸ガス注入」という手法。泡の粗っぽさが喉ごしのよさにように感じられ、思い切り喉が渇いていてゴクゴク一気に飲みたいときには、こちらのほうがマッチするかもしれません。
スパークリング日本酒に限った話ではありませんが、どんな種類のお酒も値段が高いからおいしいというわけではないのです。もちろん、高いお酒は品質のいい原料を使わっていたり、製法に手間がかかっていたりするものですが、大事なのは、それぞれのお酒の個性。
その個性を見極めるためにも、どんな原料や製法で造られたお酒がどんな味わいになるのか、今回の診断テストでご紹介した知識を出発点として、これから深堀りしていってみてはいかがでしょうか。
この記事の執筆者
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- Precious.jp編集部
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- WRITING ：
- 中田綾美
- EDIT ：
- 谷 花生
