「体裁」ってなんと読む?…意外と誤読か多いかも?
明日、9月11日は、『たんぱく質の日』という記念日です。
別名・プロテイン。体をつくる大事な栄養素です。
たんぱく質は、合計20種類のアミノ酸から構成されており、それぞれのアミノ酸が、ホルモンや抗体、酵素となって、体を調整する機能も持っています。
体内で合成できない9種類のアミノ酸は「必須アミノ酸」、
それ以外の11種類のアミノ酸を「非必須アミノ酸」と呼ぶので、「9」「11」の入った日が『たんぱく質の日』に選ばれたそうです。
明日は、体づくり栄養バランスなど、改めて生活を見直してみてはいかがでしょうか?
本日は「体」という字の入った難読クイズをお送りします。
まずは、小手調べ問題から。
【問題1】「体裁」ってなんと読む?
「体裁」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「外見」「世間体」「形式」「うわべを飾る事」などの意味を持つ言葉です。
<使用例>
「体裁だけ整えても、実状がこれではね…。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 体裁(ていさい) です。
「体」という字は「テイ」とも読みますが、「タイ」と読む印象が強いので、しばしば誤読があるようです。お気をつけください。
さて、2問目はググっと難易度が上がりますよ!
【問題2】「為体」ってなんと読む?
「為体」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:もともと「ありさま」という意味の言葉ですが、だんだん「あまりよくない様子」や、「そのような様子を軽蔑して言う時に使用する言葉」になっています。
<使用例>
「初歩的な見落としで失敗するとは、なんという為体!」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 為体(ていたらく) です。
「為体(ていたらく)」、耳にされたことはあるでしょう。
「為(たらく)」は「たり」の活用形で、「そのような体(てい)であるようす」という意味の漢文が名詞化した言葉です。昨今では「みっともないようす」というような意味で使用されます。
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本日は、9月11日『たんぱく質の日』のトリビアをお送りしながら、
・体裁(ていさい)
・為体(ていたらく)
などの言葉をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版日本国語大辞典』(株式会社小学館)/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱