「法度」ってなんと読む?「ほうど」と読んだら大変ですよ!
明日、9月13日は、『World Law Day(世界法の日)』です。
1965(昭和40)年、アメリカのワシントンで開かれた「法による世界平和についての国際会議」で、「何人も、正式な法律以外に支配されることはない」という概念を国際間で徹底させ、確立していこう…という宣言が採択された事を記念し、定められた記念日です。
…というところで、本日は「法」という字の入った難読漢字クイズをお送りします。
【問題1】「法に法る」…なんと読む?
「法に法る」の正しい読みかたをお答えください。
ヒント:「法律を基準・模範として、ならい従う。」という意味です。
<ヒント>
「感情的な議論はもうやめて、法に法って問題を解決しませんか?」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 法に法る(ほうにのっとる) です。
「のっとる」といえば「則る」などの表記がポピュラーですが、「法る」とも書きます。どちらの表記でも「基準・模範として習い従う」という意味になります。言葉の意味的には「則」「法」どちらも納得ですよね。
さて、2問目に参りましょう。
【問題2】「法度」ってなんと読む?
「法度」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「禁止されている事柄」「守るべき事。掟。」などの意味を持つ言葉です。
<使用例>
「この部屋での飲食は御法度よ!」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 法度(はっと) です。
「御法度(ごはっと)」と、「御」をつけた語感で意識しがちですが、『武家諸法度(ぶけしょはっと)』など「法度(はっと)」だけで独立した言葉です。2文字で見ると読み方に迷ってしまった、という方もいらしたのでは?
***
本日は、9月13日『World Law Day(世界法の日)』にちなんで、「法」という字にスポットをあて、
・法(のっと)る
・法度(はっと)
などの読み方をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)/公共施設パブリネットウェブサイト
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱