「木通」って3文字でなんと読む?甘い実が実る植物です!
明日、9月14日は、『コスモスの日』です。
ちょうどこの頃、開花の盛りを迎えるコスモスの花言葉には「愛情」「真心」調和」などがあり、3月14日のホワイトデーから半年後となるこの日、パートナーにコスモスを添えたプレゼントをしてみては?…という、大変粋な提案を込めた記念日だそう。
大切な方に、コスモスを添えた贈り物、いかがでしょうか?
さて、「コスモス」は、俳句の、仲秋の季語としても代表的な植物です。ということで本日は、同じく、仲秋の季語となっている植物の中から、難読クイズをお送りします。
【問題1】「白粉花」ってなんと読む?
「白粉花」の正しい読みかたをお答えください。
ヒント:小さな花をたくさん咲かせる多年草で、黒い種子の中の胚乳が、白い粉状です。
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 白粉花(おしろいばな) です。
「白粉花(おしろいばな)」とは、なんともチャーミングな名前で、女の子の興味をかかきたてますよね?南アメリカ原産の花で、江戸時代の初めごろに日本に渡来したと言われています。種子の形状に目をとめたネーミングセンス、太平の世がおとずれ、さまざまな文化が花開いた江戸時代の息吹を感じますね。
さて、2問目に参りましょう。
【問題2】「木通」ってなんと読む?
「木通」の3文字の読み方をお答えください。
ヒント:この時期、淡い紫色の甘い実をつける、蔓性の落葉低木です。
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 木通(あけび) です。
「木通(あけび)」は漢方の生薬としても使われる植物で、生薬としては「木通(モクツウ)」と呼ばれるのが一般的です。「木通」という表記は、蔓状の木を切って吹くと空気が通る形状からである、とか、生薬としては利尿作用が高く、尿を通す、という意味がある、など、諸説あります。「あけび」という音は、実が熟すとぱっくりと割れることから「開け実」がなまったのではないか?などの説があります。
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本日は、9月14日『コスモスの日』のトリビアをお送りしながら、「コスモス」と同じ仲秋の季語となっている植物名から
・白粉花(おしろいばな)
・木通(あけび/モクツウ)
などの読み方をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/『きごさい歳時記』(NPO法人季語と歳時記の会)/『語源由来辞典』(株式会社ルックバイス)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱