「競取」ってなんと読む?「きょうしゅ」ではなく…知っておきたい言葉です!
明日、9月16日は、『日本中央競馬会発足記念日』、通称『競馬の日』です。
1954(昭和29)年のこの日、旧農林省(現在の農林水産省)の監督のもと、日本中央競馬会(JRA)が発足し、民営競馬がスタートすることになりました。これ以前の競馬は国営だったのです。
なぜ、国や省庁が競馬の監督をするのでしょうか?
競馬に、ギャンブルやレクリエーションというイメージをお持ちの方も多いようですが、
実は日本中央競馬会は、馬文化の普及、畜産の振興、国や地方公共団体の財源の確保などの目的も担っているのです。
本日は、「競」という字の入った難読クイズをお送りします。
【問題1】「競取」ってなんと読む?
「競取」という日本語の正しい読みかたをお答えください。
ヒント:「同業者の中間に立ち、売買の取次などをして口銭をとることや、その人。」という意味の言葉です。最近では「ネットフリマなど、転売で利益をあげること」を指す言葉としても使用されています。
<使用例>
「母が最近、ネット上の競取を趣味にしてるようなんだけれど、利益の申告は必要なのかしら?」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 競取(せどり) です。
個人の不用品を売買する程度でしたら利益の申告は必要ありませんが、
中古品の売買には古物商の資格が必要ですし、利益をあげることを目的として継続的に行う場合は、利益の申告も必要になります。
さて、2問目に参りましょう。
【問題2】「駆け競」ってなんと読む?
「駆け競」という日本の読み方をお答えください。
ヒント:「走って速さを競い合うこと。かけっこ。」という意味の言葉です。「駆けっ競」とも言います。
<使用例>
「自信を持つのはいいことだけれど、『うさぎとかめ』の駆け競にならないよう、油断は禁物よ!」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 駆け競(かけくら) です。
ご年配の方など「かけっこ」を「駆け競(かけくら)」「駆けっ競(かけっくら)」と表現される事がありますね。
「にらめっこ」をあらわす「睨み競(にらみくら)」という表現もあります。
なんだか可愛らしいですね。
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本日は、9月16日通称『競馬の日』にちなんで、
・競取(せどり)
・駆け競(かけくら)
などの読み方をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:農林水産省ウェブサイト/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱