「直ぐ」ってなんと読む?「なおぐ」「ちょくぐ」ではありませんよ!

本日はまず、いきなり1問目の難読クイズに挑戦して頂きます。

【問題1】「直ぐ」ってなんと読む?

「直ぐ」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント:「時間を置かないさま。」「距離的に離れていないさま。」「直線的で曲がっていないさま。」「容易に。」などの意味を持つ言葉です。

<使用例>

「とにかく、直ぐにとりかかって欲しい問題なんです。」

「○ぐ」。
「○ぐ」。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。

正解は↓に!!
正解は↓に!!

正解は… 直ぐ(すぐ) です。

「すぐそこ」「すぐできる」などの「すぐ」です。
「すぐそこ」「すぐできる」などの「すぐ」です。

正解できたでしょうか?ヒントに出てきた言葉の意味が意外と多様で、逆に迷ってしまったかもしれません。

「直ぐ(すぐ)」という言葉、単純なようで、さまざまな意味合いで使われているのですね。

さて、明日10月6日は、一部で『役所改革の日』と呼ばれているほど、役所にとって画期的な事が起きた日です。

1969(昭和44)年、千葉県の松戸市役所に『すぐやる課』が誕生した日なのです。

こちらの課、当時の松戸市役所であった松本清氏(ドラッグストアチェーン『マツモトキヨシ』の創業者)が発案したもので、「すぐやらなければならないもので、すぐやり得るものは、すぐにやります。」をモットーに設立され、以降、50年余も存続し、松戸市民に頼りにされているようです。

『すぐやる課』は、ユニークな命名のセンスで注目を集めただけでなく、役所の縦割り行政では対応できない仕事に注目した行政改革としても、大きく評価されました。

こちらに続いてか、全国の市区村長の役所には『市民の声を聞く課』『お困りです課』など、従来の行政の枠にとらわれない課がいくつも誕生、存続しているようです。みなさまのお住いの地域にはありますでしょうか?

さて、2問目に参りましょう。

【問題2】「課てる」ってなんと読む?

「課てる」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント:「全体をいくつかに分けて、そえぞれにあてがうこと。」という意味の言葉です。 

<使用例>

「課税って、税金の負担分を課てる、という意味なのね。」

「○○○てる」。
「○○○てる」。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。

正解は↓に!!
正解は↓に!!

正解は… 課てる(わりあてる) です。

難問でしたね!正解できましたか?

「課」という字には「わりあてる」という意味があります。なるほど、「庶務課」「人事課」なども、「会社全体の仕事の中から、それぞれの業務を課てた(わりあてた)グループ」の事ですよね。

***

本日は、10月6日、千葉県松戸市役所の『すぐやる課』ができた日にちなんだトリビアと、

・直ぐ(すぐ)

・課てる(わりあてる)

などの読み方をおさらいいたしました。

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Precious.jp編集部 
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参考資料:『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/千葉県松戸市ウェブサイト
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小出 真朱