今年発表された新作から、プレシャス世代にふさわしい名品をカテゴリーごとに選び出す「Precious WATCH AWARD」。今回も高い審美眼と知識をもつ審査員の方々が吟味を重ねて、珠玉の一本を厳選。恒例となったラグジュアリーウォッチの誌上祭典を、ここに開催します!
雑誌『Precious』1月号で発表された第4回「Precious WATCH AWARD」。つねに「真の名品」とその価値を探求し続ける『Precious』が、2021年に発表された時計の中から「至高の真名品」を選び抜きました。
今回は、「ハイジュエリーウォッチ賞」に輝いた、ハリー・ウィンストン『アルティメイト・エメラルド・シグネチャー』をご紹介します。
「Precious WATCH AWARD」2021 審査員
(もりや みほ)小学館入社以来27年にわたり、女性ファッション誌の編集や新媒体の立ち上げに携わる。読者ターゲットである働く女性のファッションから美容、ライフスタイルまで幅広い分野に精通する。ラグジュアリーウォッチに関しても、スイスの時計展・バーゼルワールド取材経験も。
【ハイジュエリーウォッチ賞】至高のジュエリーと宝飾技術が叶えた、絶世のシークレットウォッチ|ハリー・ウィンストン『アルティメイト・エメラルド・シグネチャー』
創始者であるハリー・ウィンストン氏が最も愛した宝石の形、エメラルドカットから着想を得たこのモデルの新作は、パライバカラートルマリンが主役。カバーのセンターにセッティングされた大粒のエメラルドカットのパライバカラートルマリンと、透徹の輝きが眩いダイヤモンドが気高く響き合い、特別な時間を刻む。
南国の海を思わせるような、鮮やかな色彩のパライバカラートルマリンを中心に、さまざまなカット、大きさのダイヤモンドを計約8.6カラットセッティング。カバーをスライドさせると時計のダイヤルが現れるこのシークレットウォッチが、至高の宝石そのものの美しさと、その輝きを最大限に引き立てるデザインで他の作品を圧倒しました。
「今、宝石界で人気が白熱しているパライバカラートルマリンをこんな贅沢にあしらうなんて、ハリー・ウィンストンならでは! 大粒で色鮮やかで、透明度の高いパライバカラートルマリンは年々少なくなっているので、宝石の価値の点でもとても稀少な作品です」(本間さん)
「2014年に誕生した最初の作品ではダイヤモンドのみが用いられていましたが、今回、パライバカラートルマリンの色彩を得て、ダイヤモンドのみとはまた異なる優雅な表情に。圧巻の輝きです」(岡村さん)
「ハイジュエリーウォッチこそこのメゾンの真骨頂であり醍醐味だと、改めて教えてくれた至高の作品」(犬走さん)
ダイヤルにも98個のパライバカラートルマリンをセッティング。時間を見るためにカバーをスライドさせるたびに、夢時間へと誘う。
ブラックのシルクストラップが付属。簡単に通すだけなので、気軽に表情を変えて楽しむことができる。
時計のケースはストラップから付け外し可能。12個のラウンドカット・ダイヤモンドがあしらわれたホワイトゴールドのチェーンも付属しているので、ペンダントとしても、さらに裏側のピンによってブローチにもなり、4wayで楽しめる。
※掲載した商品の価格は、すべて税込みです。
※文中の表記は、WG=ホワイトゴールドを表します。
問い合わせ先
- PHOTO :
- 戸田嘉昭・池田 敦(パイルドライバー)
- STYLIST :
- 関口真美
- EDIT&WRITING :
- 岡村佳代、安部 毅、安村 徹・佐藤友貴絵(Precious)