イギリスの人気オーディション番組の審査員としておなじみとなった女優、アマンダ・ホールデン。
プライベートスタイルで愛用する黒のムートンジャケットを、どう3パターンのバリエーション豊かなテイストに着回しているかご紹介します。

■1:オールブラックのパンツスタイルなら洗練モードに

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パンツをブーツインすると、さらに切れのよさが高まります。

2021年9月末に見かけられたときのコーディネートです。
シャツ、パンツ、ブーツとも黒で統一し、黒のムートンジャケットを羽織っていました。
すべてが黒でも重たく見えないのは、ムートン表面の光沢あるレザー部分と内側のモコモコしたシアリング部分がミックスされた素材感のおかげです。
異素材のミックスにより平坦にならず、切れのいいモードスタイルをつくり上げます。
シャツの胸元を開けているので、肌見せによる抜け感とバッグに配された白い文字のあしらいといったアレンジも、軽やかに見える決め手に。
オール黒でつくる冬スタイルは、アウターがムートンジャケットだからこそ、メリハリがつき軽快なモードにまとまります。

■2:今っぽい辛口エレガンスを完成させるのは×細見えニットドレスで

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バッグにミニサイズのリュックを投入。ハンドバッグより、こなれたカジュアルさが際立ちます。

ドラマティックな赤いニットドレスを合わせていたのは、2021年11月末のロンドンにて。
薄手のリブニット素材のワンピースは女性らしい印象で、大抵は布帛のロングコートをコーディネートしてエレガントに着こなしがち。でも彼女のようにカジュアルなムートンジャケットをミックスさせると、こなれたムードが光って今っぽく仕上がります。
膝下丈のスカートは、縦長シルエットを生み出すので、ボリュームが出やすいムートンでもすっきり。
ロングブーツで、黒をちりばめたところも好バランスです。

■3:ジャケット自体の魅力を生かすスポーティなセットアップ

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ボリュームあるソールのレースアップシューズで、旬ニュアンスを加えています。

2020年12月には、ブラウン系のアクティブなセットアップとの組み合わせでキャッチされていました。
ジップ付きのトップスとパンツは同じハウンドトゥース柄で、上品な大人のスポーティスタイルに仕上がります。
インには黒のタートルニットを投入し、すっきりした印象に。
さらに羽織ったムートンジャケットがアクティブ感十分なので、クールさ全開です。
インパクトのあるプリントをセットアップで取り入れるときには、落ち着きのある黒のアウターの力を借りて、スマートにまとめるのがおすすめ。


黒のムートンジャケットを3パターンに着まわしたアマンダ・ホールデンにスポットを当てました。
万能な黒、そして軽快に見えるデザインによって、ボリュームのあるムートンでも難なくスタイリッシュに仕上げていました。
モード、エレガンス、スポーティと、3テイストに着分けられるマルチな一着です。
SNAPをお手本に、冬スタイルのバリエーションを広げてください。

この記事の執筆者
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PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
佐野有紀