「打棄る」って何と読む?「だきる」ではありません。間違えやすい言葉です!
本日はまず、いきなり1問目のクイズに挑戦していただきます。
【問題1】「四股」って読み仮名2文字で何と読む?
「四股」という日本語の、読み仮名2文字の正しい読み方をお答えください。
ヒント:ある競技に関係があります。
<使用例>
「四股って、股関節がやわらかくないと、とても踏めないですよね。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 四股(しこ) です。
「四股(しこ)」…読み方がわかれば、「相撲の基本動作の一つで、まず両足を開いて構え、足を左右交互に高く上げ、このとき手をひざに当て、力を入れて地を踏む。」という意味もわかりますね。
つい「よんまた」と読みそうですが、「四股(しこ)」という読み方・意味で使用されることのほうが多い言葉ですので、ご注意を!
実は明日、1月9日は、相撲(すもう)の会場としてお馴染みの、新国技館が落成した日です。
1985(昭和60)年に落成し、現在まで、墨田区両国の名所としても親しまれていますよね?
…ということで、本日は相撲にちなんだ日本語のクイズをお送りします。
2問目に参りましょう。
【問題2】「打棄る」ってなんと読む?
「打棄る」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「投げ捨てる。」「ほったらかしにする。」「最後の場面で形成を逆転させる。」などの意味を持つ言葉です。
<使用例>
「苦手な事だからって打棄ってしまっては、いつまでも問題が片付かないわよ。」
さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 打棄る(うっちゃる) です。
相撲の技の名前にも「打棄り(うっちゃり)」があります。
「打棄る(うっちゃる)」は口語的な言葉ですが、相撲の決まり手である「打棄り(うっちゃり)」に関連し、
「相撲で、寄って来た相手を土俵際でひねって外に出す。」という意味合いでも使用されます。
相撲に関連する言葉は、日本の大人として読めるようにしておきたいですね。
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本日は、1月9日、新国技館が落成した日にちなんで、相撲に関連する日本語から、
・四股(しこ)
・打棄る(うっちゃる)
などの読み方をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:日本経済新聞(2019年1月8日)/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)/『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱