「続ぐ」ってなんと読む?「つづぐ」ではありませんよ!
明日・1月13日は「遺言の意味を考える日」という記念日です。
2019(平成31)年のこの日(同年5月1日以降は令和元年)に、相続法の改正が行われ、遺言書の方式が緩和され、遺言がより身近になったことを記念して制定されました。
ちなみに「遺言」の読み方は、一般的には「ゆいごん」、法律上は「いごん」で、「ゆいごん」「いごん」どちらで読んでも正解です。
本日は「相続」の「続」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「続ぐ」ってなんと読む?
「続ぐ」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「前の者のあとを受け、引き続いて行う。」「絶えないように前からあるものに加えおぎなう。」などの意味を持つ言葉です。
<使用例>
「もしもの時に備えて、誰に何を続いでもらうのか、書面化しておきましょう。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 続ぐ(つぐ) です。
「続」は「続く(つづく)」と読むイメージの強い字ですが、実は「続ぐ(つぐ)」という読み方、意味も持った字です。「相続」という熟語では、「続く」よりも「続ぐ」の意味あいが強そうですね。
さて、2問目に参りましょう。
【問題2】「続飯」ってなんと読む?
「続飯」という日本語の、正しい読み方をお答えください。
ヒント:「飯粒をひねりつぶして作った、粘り気の強いのり。」という意味の言葉です。
<使用例>
「今ではあまりやらないけれど、昔はちょっとしたものは、続飯でくっつけたりしたものよ。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 続飯(そくい) です。
要は、「ごはんをつぶした接着のり」の事です。昔は、てごろな接着のりが無い時、ごはん粒をぎゅっとつぶして使ったのですね。
もったいないですし、昨今は文房具が手軽に入手できますので「続飯(そくい)」は見かけなくなりましたが…
これを表現する専用の日本語がある、と知ると、昔は当たり前のモノだった、という歴史が垣間見えますね。
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本日は、1月13日『遺言の意味を考える日』にちなんで、「相続」の「続」という字の入った日本語から、
・続ぐ(つぐ)
・続飯(そくい)
などの読み方をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱