背中で手を繋いでみて、全然できない!という人は、肩甲骨周りの筋肉が凝り固まっている可能性があります。つらい肩コリや首コリを引き起こしたり、代謝が落ちることでデコルテや腕がむくむ、姿勢の悪化で猫背になるのでバストが下がるなど、見た目印象がオバサン化してしまいます…。

肩甲骨とは背中の上部にある、2つの三角形の形をした骨のこと。普段、肩甲骨は意識していないでしょうし、特に運動をしない人はしっかりと動かす機会が少ないもの。肩甲骨周りの筋肉が凝り固まると肩甲骨が背中に埋もれて、べったりはり付いたようになってしまいます…。そこでエイジングデザイナーの村木さんがおすすめするのが「肩甲骨はがし」。

「肩甲骨はがし」とは、肩甲骨周りの筋肉をストレッチでほぐして可動域を広げること。これによって、首コリ、肩コリが解消され、むくみが取れてスッキリ!姿勢が良くなり、胸元が開くのでバストアップにもつながります。

でも背中側にある肩甲骨周りの筋肉をセルフケアでほぐすのは、難しそう…。整体に行くしかないのでは?と思っている人に、村木さんが教えてくれるのが、タオルを使った「肩甲骨はがし」です。これだけでいいの?と思えるくらい、簡単なストレッチなのに、効果は絶大!今すぐやってみてくださいね。

■Step1:まずは肩甲骨の可動域をチェック

右手は上から、左手は下から、背中に回して握手をしてみましょう。届かない人は、肩甲骨周りの筋肉が凝り固まっている可能性があります。次に逆の手でもやってみましょう。

肩甲骨の可動域をチェックしている
「肩甲骨はがし」のストレッチをやった後にも、可動域をチェックしてみましょう。

■Step2:フェイスタオルをねじる

フェイスタオルを写真のようにねじっていきます。こうすることで安定感が増すので、ストレッチの負荷がかかりやすくなります。

フェイスタオルをねじっている様子
ねじらないままの状態よりも、かなりやりやすくなりますよ。

■Step3:背中側に手を回してタオルを持ち、右の肘を伸ばす

ねじったタオルを持った手を背中側に回し、ピンと張った状態にします。それから、右の肘を伸ばすように上に引っ張り上げます。

このときお腹は凹ませて、姿勢を正してまっすぐ上げることを意識して。これを息を吐きながら15回行います。次に左手を上にして、同様に15回上に引っ張り上げます。

背中側に手を回してタオルを持ち、右の肘を伸ばす
これによって肩甲骨周りの筋肉がしっかりと動いてほぐれ、埋もれた肩甲骨を引き出します。自然と猫背が改善されて、胸がしっかり開くのでバストアップ効果が。

【まとめ|ダイエットにもバストアップにも効く!タオル1枚でできる「肩甲骨はがし」4か条】
1. 背中で手を繋げない!という人は、肩甲骨周りの筋肉が凝り固まっている可能性あり。
2. コリの悪化、むくみ、姿勢の悪化で猫背になりバストが下がるなど、見た目印象がオバサン化してしまう。
3. 肩甲骨周りの筋肉をほぐして可動域を広げる「肩甲骨はがし」がおすすめ。
4. バスタオルを使った簡単な「肩甲骨はがし」はダイエット&バストアップに効果的。

以上、ダイエットにもバストアップにも効く!タオル1枚でできる「肩甲骨はがし」を教えていただきました。

セルフケアは続けることが大事。「誰でも簡単に効果テキメン」のアンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。

次回は2月19日の更新です。お楽しみに!

村木宏衣さん
エイジングデザイナー
(むらき ひろい)大手エステティックサロン、整体院、美容医療クリニックでの勤務経験を経て、小顔、リフトアップ、むくみ、ボディメイキングなど女性の悩みに対して、独自の「村木式 整筋」メソッドを確立。2018年「クリニックF」内「Amazing♡ beauty」を開設。最新刊は『10秒で疲れが取れる 奇跡の目元ほぐし』(主婦の友社)。 そしてご自身がプロデュースした美顔器「アメージングローラー」も発売中。「村木式整筋」メソッドのテクニックをセルフケアで簡単に再現できると話題に。Instagram
体験者:長尾優子さん
(45歳・サービス業)
「左右15回ずつの1セットを行っただけで、体がぽかぽかしてくるし、張っていた背中がスッキリ軽くなりました。肩甲骨周りの筋肉をほぐすのは、整体に行かないとできないと思っていましたが、こんなに簡単にできるなんて!しかも特別な器具は必要なくて、タオル1枚あればできるから、いつでもどこでもこまめにストレッチできるのがうれしいですね」
PHOTO :
松原敬子
EDIT&WRITING :
荒川千佳子