2022年3月30日、ジュネーブ現地時間午前8時。“WATCHES & WONDERS GENEVA 2022”がスタートしました!
Preciousのステディメゾンの多くが出典しているこの「春の時計祭り」。
トップを切ってご紹介するのは「シャネル」です。
なんと! 2017年初登場し、世界限定数555本が秒で完売した伝説の時計、“マドモアゼル J12”が、また新たな小粋な遊び心を携え、3モデル同時にお目見えしました!
マドモアゼル シャネルの遊び心を、アイコン“J12”に映し出して
まず最初に私が釘付けになったのは、2017年のファーストモデルを彷彿とさせる“マドモアゼル J12 ラ パウザ”。
ダイヤルの中央に横向きに立つマドモアゼル シャネルが両腕で時間を示すという、粋でユーモラスなファーストモデルの意匠を受け継いだデザインは、やっぱり女心をわし摑みするかわいさ!
ファーストモデルでは、マドモアゼル シャネルはいわゆるシャネルスーツにヒールのあるパンプスという、エレガントなコーディネートでしたが、新作はグッとカジュアルな装いに!
ボーダーのカットソーとセイラーパンツという装いは、レンチ リヴィエラの別荘「ラ パウザ」で撮影された写真の中のマドモアゼルのスタイルにインスパイアされたもの。
ベゼルにはバゲットカット ダイヤモンドを46 個 、リュウズにもひと粒のダイヤモンドを贅沢にセッティングし、とびきりラグジュアリーに!
また、“マドモアゼル J12”として初めて「キャリバー 12.1 」を搭載。
これは2019年、“J12”が、「何も変えずに、全てを変える」というコンセプトのもと、大きな進化を果たした時に発表されたムーブメントで、非常に高度な時計の精度認定「COSC(スイス公認クロノメーター検査協会)」を受けている、非常に高精度な自動巻きキャリバーです。
ガブリエル シャネルのシルエットをグランフーエナメルで描いた、絵画のような「J12 ガブリエル キャリバー 3.1」
ふたつ目にご紹介するのは、「J12 ガブリエル キャリバー 3.1」。
バゲットカット ダイヤモンドで縁取られた額縁のなかに、ブラックのドレスとお気に入りのパールをまとったガブリエル シャネルのシルエットがグランフーエナメルで描かれた、まるで絵画のようなタイムピース!
搭載されているのは、サファイア製のダイヤルとプレートから、歯車が浮遊しているかのように見える自社製の手巻きムーブメント「キャリバー 3.1」。美しくスケルトナイズされたこのムーブメントをバックに、ガブリエル シャネルが凛とした横顔を見せる、まさに「シャネル」のウォッチメイキングの粋と美学を象徴するタイムピースがここに誕生しました!
キャラクターとなったマドモアゼルがケースに覆いかぶさる“マドモアゼル J12・XS
最後にご紹介するのは、前出の2本とはまた、まったく異なる趣の“マドモアゼル J12・XS”。
思わず微笑みが溢れるほどの、この愛らしさ!
3Dのキャラクターとなったマドモアゼルが、ウォッチケースに覆いかぶさり、お茶目で悪戯っぽい表情を見せます。
このマドモアゼルのシルエットは、ホワイトゴールドにブラックラッカーを重ねた2トーンで描かれていて、おなじみのお気に入りの帽子にはダイヤモンドをひと粒セッティング。
20mmを切る小ぶりのケースと、それに合わせ細身に仕立てたれたブレスレットから生まれるフェミニンな佇まいも、この茶目っ気いっぱいのタイムピースの可愛らしさを後押しします。
以上、“マドモアゼル J12”の新作3本をご紹介しましたが、2022年の「シャネル」の新作ウォッチはハイライトだらけ!
1度ではお伝えしきれないので、また改めてレポートを続けます。
次回は満を持して発表された‥‥
“J12 ダイヤモンド トゥールビヨン”と!
そして、技術と美しさを追求した「シャネル」のウォッチメイキングの哲学をお届けします!
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
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- TEXT :
- 岡村佳代さん 時計&ジュエリージャーナリスト