オフィスでも、自宅でも、移動中でも手放せないスマートフォン。夢中になりすぎるとどんどん背中が丸くなり姿勢が悪化、肩が内側に入る「巻き肩」に…。すると腕がねじれた状態がクセになり、肩甲骨周りにある僧帽筋などの筋肉が引っ張られ緊張してしまいます。これによって肩コリ、首コリなど、さまざまなつらい症状につながることに…。

この「巻き肩」によるコリを簡単に解決する方法は「腕のねじれ」をリセットすること。

そもそも「巻き肩」や「腕がねじれている」という自覚すらない人が多いと思いますが、意識しないとつい背中が丸まってしまう、という人は要注意。姿勢の悪さ、腕のねじれがクセになっているのかもしれません。

自覚がある人は、エイジングデザイナーの村木さんが教えてくれる「腕のねじれリセット」のメソッドをマスターしましょう。たった10秒で簡単にできる方法だから、いつでもどこでもできますし、カチコチの上半身が緩んでラクになりますよ。

■Step1:腕を下ろして、手首を直角に曲げる

足は腰幅に開いて立ちます。そして、手と床が平行になるように、手首を直角に曲げます。これが基本姿勢です。

腕を下ろして、手首を直角に曲げる
肩が上らないように気をつけて。なるべく力を抜いてリラックスしましょう。

■Step2:両腕は体につけたまま、肩甲骨を寄せる

直角に曲げたまま手首を後ろに回転させることで、肩甲骨を寄せるように、肩、二の腕を動かします。このとき両腕は体にフィットさせたまま。これで10秒間キープしましょう。

両腕は体につけたまま、肩甲骨を寄せる
息は止めずに深呼吸しながら行いましょう。

【まとめ|10秒で肩コリ解消!腕のねじれをリセットして緊張をとるメソッド4か条】
1.背中が丸まり肩が内側に入ってしまう「巻き肩」が肩コリ、首コリを引き起こす。
2.「巻き肩」は「腕のねじれ」を引き起こし、それが肩甲骨周りの筋肉を緊張させる。
3.意識しないと背中が丸まる人は「腕がねじれている」可能性が。
4.「腕のねじれ」をリセットすることで、肩コリ解消につながる。

以上、10秒で肩コリ解消!腕のねじれをリセットして緊張をとるメソッドを教えていただきました。

セルフケアは続けることが大事。「誰でも簡単に効果テキメン」のアンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。

次回は4月30日の更新です。お楽しみに!

村木宏衣さん
エイジングデザイナー
(むらき ひろい)大手エステティックサロン、整体院、美容医療クリニックでの勤務経験を経て、小顔、リフトアップ、むくみ、ボディメイキングなど女性の悩みに対して、独自の「村木式 整筋」メソッドを確立。2018年「クリニックF」内「Amazing♡ beauty」を開設。最新刊は『10秒で疲れが取れる 奇跡の目元ほぐし』(主婦の友社)。 そしてご自身がプロデュースした美顔器「アメージングローラー」も発売中。「村木式整筋」メソッドのテクニックをセルフケアで簡単に再現できると話題に。Instagram
体験者:長尾優子さん
(46歳・サービス業)
「肩がちょっと内側に入っているな、とは思っていたものの、腕がねじれている自覚はありませんでしたね。このメソッドをやってみたら、肩から腕にかけてスッキリと軽くなったのを実感!立ったままでできるので、仕事や家事の合間に、こまめにやれば巻き肩のクセが治りそうです」
PHOTO :
松原敬子
EDIT&WRITING :
荒川千佳子