【目次】
化粧崩れ「3つの原因」
【1】「乾燥崩れ」or「皮脂崩れ」をしている
午後になると、気になる化粧崩れ。崩れの原因が乾燥なのか皮脂なのかによって、メイク直しアイテムと手順が少し違います。
乾燥崩れしやすい人の特徴
乾燥崩れの見分け方
・肌が乾燥しやすい、または敏感肌である
・エアコンの効いた室内で仕事していることが多い
・午後になると乾燥や小じわが気になる
・時間が経つと、メイクが粉を吹くことがある
皮脂崩れしやすい人の特徴
皮脂崩れの見分け方
・オイリー肌、または乾燥肌
・日中は外出して動き回ることが多い
・Tゾーンから化粧くずれを起こす
・アイラインやマスカラがにじみやすい
乾燥くずれVS皮脂くずれ!肌タイプ別・正しいメイク直しテクニック
【2】自分の肌に合ったスキンケアができていない
「肌の最も外側にある角層に水をたっぷり入れ込むと、それだけでくすみやシミ、たるみを速攻で立て直すことが可能に。なぜなら、肌のキメは『水』でないとパンパンにならないから。水をしっかり入れ込むことで、光の反射率が上がり、透明感や艶、ハリのある美肌に見えるのです。それにはただローションを塗るのでは足りず、パックで角層を水に漬け込み、1週間で1本分のローションを入れ込む必要が。化粧くずれもしにくくなる」のだといいます。
化粧水「1本を1週間で使いきる」ローションパックで美肌になれる!詳細テクニック
【3】ファンデーションの厚塗りをしている
ベースメイクはカバー力こそ大事、という思い込みが〝厚塗り肌〞を招く原因。カバー力を高めるために、つい塗り重ねてしまいがちですが、今のファンデーションは光ワザに優れているので、むしろ少量のほうがベスト。
適量が多すぎる、塗る方向が違う!ファンデーションの「老ける塗り方」を見直す5つのポイント
化粧崩れしない方法1:スキンケアを見直す
■化粧水1本の1週間使いきる、驚異のローションパック
「肌が水分不足の状態になると、シミやたるみは悪目立ちしてきます。そんな肌にはローションパックが最適」と語るのは、美容家の瀬戸口めぐみさん。
ローション1本=約150mlを1週間で使いきるなんて無理! と思うかもしれませんが、朝晩ローションパックで入れ込んでいくと、乾いてしぼんだ肌ほど入っていってしまうもの。手っ取り早く肌を立て直すなら、角層を水で満たすことが先決です。そこで、化粧水1本を1週間で使いきり、角層が「パンパン」となる驚異のローションパックを、1週間の前半と後半に分けてご紹介していきます。
【1〜3日目】角層を「水」で満たすための集中ヒタヒタ漬けで、朝も夜もひたすらローションパックを
ローションパックを行って、水で角層を満たすことで、くすみやシミ、たるみなどを即、解決へ。まずは勢いをつけるべく、たっぷりの水を補うために、朝晩2回ののローションパックからスタートしましょう!
<STEP.1>呼び水のためのローションを少しとる
肌に少し水分があったほうが、次に行うローションパックの浸透がよくなるので、1円玉くらいの少量のローションを手にとっておく。一度にローションをたくさんとっても、肌には入っていかないので、少量でまずは十分!
<STEP.2>ローションを「サーキュレーション塗り」
手にとったローションを手のひら全体にのばし、顔の中心から外側に向かって大きく動かし、マッサージするような感覚でのせていく。すると角層がほぐれ、よりローションが浸透しやすくなる効果が。ただし、このとき、肌をこすらないように気をつけて。
<STEP.3>コットンの四隅までしっかりとヒタヒタに!
いよいよローションパックへ。6×8cmくらいの大判コットンに、四隅までヒタヒタになるくらい、しっかりとローションをとる。コットンを手に持ったとき、指が透けるくらい、裏まで浸っているのが目安に。ただローションが垂れることがあるので注意して。
<STEP.4>コットンを薄く4枚に割いてスタンバイ
1枚のコットンをまず2枚に割く。次に、その2枚をさらに割き、全部で4枚になるように準備する。4枚に割くとかなり薄くなるけれど、薄いほうが肌にピタッと密着して剥がれにくくなるというメリットが。貼り終えたら、手のひらで押さえて密着させておく。
<STEP.5>顔全体に割いたコットンをのせていく
朝はコットン1枚分を割いた4枚を両頬、額、あご、鼻筋に。夜はもっとしっかり角層に水を入れるため、コットン2枚を8枚に割き、朝の状態に、さらに重ねて全顔を覆うようにのせる。
朝は5分、夜は10分それぞれおく。途中でコットンが乾いてきたら、随時ローションを足すのを忘れずに! パック後は、美容液などの通常のケアを行ってください。
【4〜7日目】角層を「水」で満タンにする仕上げのダメ押し漬けで、夜のみローションパックを継続!
3日間、朝晩のローションパックを続けると、角層にはだいぶ水が入り、パンパンとしてくるはず。さらに角層の水を満たすべく、朝の重ね塗りと夜のローションパックで角層を満タンに!
朝<STEP.1>1回分を少量に分けて地ならしを
ローションの適量は、よく500円玉大といわれるものの、1回でその量は肌に入っていきにくいことも。そこで、1円玉大ずつの少量を3回くらいに分けて塗ると、結果的に500円玉大の全量が肌に入っていきやすくなります。ローションは分けて入れ込むと覚えておきましょう。
朝<STEP.2>「サーキュレーション塗り」で角質をほぐしつつ入れ込む
手にとったローションを手のひらにのばし、前述の「サーキュレーション塗り」の要領で、内側から外側へ大きくなじませる。手のひら全体でなじませると、硬くなったキメがほぐれやすくなり、肌に水が入りやすくなります。1円玉大のローションを約3回分、手のひらで入れ込んでいきましょう。
朝<STEP.3>最後は、パッティングをしながら肌を鎮静
ローションを約3回に分けて入れ込んだら、最後に手のひらに丸みをつけ、指の第一関節のみを使い、フェースラインを中心にパッティングしていきます。手に丸みをつけることで肌に風が送られ、肌が冷えて鎮静させることが可能に。その後は、美容液などの通常のケアを行います。
夜<STEP.1>夜のみ、1~3日目と同様のスペシャル貼りでパック!
朝は時間がなくとも、夜はリラックスしながら、角層に水分をため込ませて。1週間の後半の夜は、ローションパック+通常ケアを続けていきましょう。
1週間で化粧水1本を使いきると、肌はやわらかさが増し、透明感もアップすること間違いなし。キメがふっくらとし、化粧くずれも激減するはずです!
化粧水「1本を1週間で使いきる」ローションパックで美肌になれる!詳細テクニック
化粧崩れしない方法2:ベースメイクアイテムを見直す
くずれ知らずの大人のベースメイク。午後になると化粧くずれ、くすみやクマが気になる人は、ベースメイクアイテム選びと塗りかたを変えるべし。
■崩れない大人の美肌をかなえるのは「クレ・ド・ポー ボーテ」の新作下地&ファンデーション
「化粧くずれないように…と、ベースメイクに力を入れすぎると厚塗り感が出て、くずれやすくなるのは事実です。化粧くずれを防ぎ、美しい肌印象を持続させるためには、どんなアイテムをどう使うのか…が、鍵になります。
肌悩みが少ない人であれば、BBクリームとフェイスパウダーで仕上げても問題ありませんが、くすみやクマなどの色ムラが気になる大人の肌には、大人の肌用のベースメイクアイテムをセレクトする必要があります。
以前にもお伝えしていますが、ベースメイクアイテムは毎シーズン進化し続けています。旬な美肌をかなえるためには、最新のベースメイクアイテムを取り入れることが重要です。
今季、イチオシのベースメイクアイテムは『クレ・ド ・ポー ボーテ』の新しい下地とファンデーション。大人の肌悩みをカバーしながら、洗練された美肌をかなえてくれます。厚ぼったさや化粧くずれの悩みから大人女性を解放してくれますよ」
【化粧崩れを防ぐ! 洗練美肌に導くベースメイクアイテム】
【化粧崩れを防ぐ! 洗練美肌に導くベースメイクプロセス】
<STEP.1>下地を全体に薄くのばす
・1円硬貨大の化粧下地を手に取り、くすみの気になる目の下から外側に向けてのばし広げていきます。
・スキンクリームを塗る要領でしっかり肌になじませます。
・小鼻のワキや口角の横など、細かい部分は指先を使って小さな縁を描くようになじませます。
<STEP.2>ファンデーションを塗る
・ファンデーションを1プッシュ手にとり、両頬・額・鼻・あごに点置きし、指で軽くなじませてから、ファンデーションブラシで中央から外側に向けて素早く広げ、なじませます。
【色ムラのない均一美肌が一日中持続!】
化粧崩れ知らず! 一日中、洗練美肌が持続する「クレ・ド・ポー ボーテ」の新ファンデ
化粧崩れしない方法3:ファンデーションの塗り方を見直す
■ファンデーションの塗り方を見直す「5つのポイント」
そもそも私たちの肌トラブルをすべて、パーフェクトに隠すファンデーションはありえないし、むしろカバー力は8割程度のほうが自然です。それよりも頬につやを与えてメリハリ感をつくる、毛穴やシワを目立たせない、などいかに若々しい印象に仕上げるかが肝心。
そのためには正解の使用量、しっかりと塗るところと薄く塗るところを把握すること、塗り始めの位置、指&スポンジ使い、仕上げのブラシ使いという5つの塗り方ポイントをもう一度、確認しておきましょう。
【POINT1】のびがいいので少なめで十分。一度に塗るのではなく、半顔ずつ塗ること
カバー効果を高めたいとつい多めにとりたくなりますが、これが厚塗り、ムラづきの失敗のもと。何度もいいますがファンデーションのテクスチャーも粉体も進化しています。のびはいいし、光反射効果に優れ、薄くてもアラはしっかりと隠せますから、少なめで十分。
パフやスポンジにとる場合は半分くらい、リキッドなら米粒大をまず片頬、額、鼻の半顔に塗る。次にもう1度同じ量をとって、片頬、口元を塗り、その残った分でまぶたを塗る。足りなければ後から重ね足すこともできるので、まずは少量から始めて。
【半顔に使用する正解の使用量】
2回に分けて、半顔ずつ塗布
線で示したように、顔をふたつのエリアに分けて塗布を。シミ、くすみがカバーしきれなかったら、最後に重ねづけすればいいのではじめは少量を心がけて。
【POINT2】しっかり塗るところ、薄く塗るところ、塗らないところを知ること!
ファンデーションをキレイに塗る、というのは顔全体に均一の厚さで塗ることではありません。場所によって「しっかりと塗るところ」「薄く塗るところ」「塗らなくていいところ」があり、プロはそれを意識しているから、自然で美しい肌に仕上げることができるのです。
頬のいちばん高い位置はしっかりカバーして、つや感を強調。フェースライン、生え際は塗らない。それ以外の額、目周り、口周りはよく動いてヨレやすい場所なので、なるべく薄めに仕上げること。この法則を守るとメリハリ感まで生まれ、小顔効果も得られます。
【POINT3】どのタイプのファンデーションも塗り始めが肝心。頬骨の高い位置からのばす
ベースメイクを美しく仕上げるためには、ファンデーションをどこから塗り始めるのか、が重要。なぜなら最初につけたところに多くつくので、つやが欲しいところ、くずれにくいところから始めるべき。なので、塗り始めのスタート地点は「頬骨のいちばん高い位置」が正解です。
今までのファンデーションの塗り方の常識とされてきた「内側から外側」の方向で塗ってしまうと、目の下に厚くたまりやすく、ヨレやくずれの原因になるので、これが習慣化している人は、すぐに変えましょう。
額は眉間の少し上から放射状に生え際に向かってぼかしていくと自然だし、小鼻や口周りは厚塗りにせず、指やスポンジに余ったものを薄く塗ってヨレを防止。これを気をつけるだけで、長時間、メイクくずれが起こらず若々しい印象をキープできます。
【正しい塗り方の手順】
<STEP.1>頬骨の高い位置から中心に向かって放射状にのばしていく。
<STEP.2>そのまま、つけ足さずに額は眉間の少し上から、生え際に向かって放射状にのばし、鼻を塗る。
<STEP.3>ファンデーションをとり、反対側の頬を1と同じ方法で塗る。
<STEP.4>そのまま口周りを仕上げる。
<STEP.5>まぶたは残った分を塗布する。
<STEP.6>最後に指、またはスポンジでムラ付きしているところをならす。
【POINT4】グイグイと力まかせに塗らないこと。指、スポンジの使い方も気をつけて
時間がない朝は、とにかくファンデーションをすばやくのばしたい。だからといって皮膚が大きく動くほど、グイグイと力まかせに塗るのは厳禁。早くのばせるわけでも、カバー力が増すわけでもないし、その刺激の積み重ねが肌にダメージを与えている可能性も!
プロにメイクをしてもらうとわかるのですが、まるで羽根が触れるような、ソフトタッチが基本。プロ並みの仕上がりを目指すなら、優しいタッチでスタンプ塗り、もしくはスポンジを滑らすのを心がけて。
【POINT5】ブラシでトントン、クルクル。このひと手間でより美しい仕上がりに
ブラシを使うと、指やスポンジよりもムラなく密着させることができるので、カバー効果を高めたいときの重ねづけに最適。特に毛穴カバーはブラシづけがベスト。下から上へと動かしやすく、クルクルと小さく円を描きながら塗布すると、下向きのたるみ毛穴にファンデーションを押し込むことができ、ふんわりと自然に隠すことができます。
さらに密着力も高まるので、メイクもちが格段にアップするのも利点。おすすめはクルクルと円を描くように塗布しやすい、下の3本のようなカット面が大きい、カブキブラシタイプです。
適量が多すぎる、塗る方向が違う!ファンデーションの「老ける塗り方」を見直す5つのポイント
■ファンデーションを省いてしまうのも手!
メイクが厚塗りだと、ひび割れを起こし、大幅に崩れたあとでは修復も困難になってしまいます。それならば、もっとメイクを簡略化してしまえばいいのです。そのために編み出したのが、メイクのあり方を今までとは違う視線で捉えた「ゴーグルゾーンメイク」。この「ゴーグルゾーン」とは、眉下から頬骨下の範囲を示す、まさにゴーグルをしたときに覆われる範囲のこと。なぜこの範囲に特化するかというと、ここは他人の視線が集中する場所であり、「肌の印象を決める場所」、といわれているからです。
「ゴーグルゾーン」でのベースメイクの特徴は、ファンデーションの代役としてコンシーラーを使用すること。さまざまなタイプがありますが、活用すべきはテクスチャーがやわらかくてのびがよく、加齢トラブルのすべてに対応できる汎用性の高いスティックタイプです。今回は、ファンデーションなしでも美肌が完成する、スティックタイプのコンシーラーを使ったベースメイクをご紹介します。
【コンシーラーを使ったベースメイクプロセス】
<STEP.1>肌の濁りを消すメイク下地を塗布する
・紫外線対策、濁り消し、保湿の3役を兼ねたメイク下地を全体に塗布します。
・その後、手のひらでフィットさせるようにすると密着力が高まります。
<STEP.2>上まぶたと頬の中央にCCクリームをのせる
・明るくして艶を出したいところには、CCクリームを。
・上まぶたにのせたものは目周りに、頬にのせたものは頬全体にのばしていきます。
・薄くのばす程度なので、量はあずき粒大で十分です。
<STEP.3>コンシーラーをクルクルとなじませて濃いシミを消す
・ここでコンシーラーの出番! 目立つシミがあれば、垂直に立てて塗りつぶしていきましょう。
・最後に、はがれ落ちないよう、スポンジで軽くたたいてなじませます。
<STEP.4>クマ、目尻のくすみを覆うようにカバーする
・写真の目尻の部分を、コンシーラーでカバーして明るくすると、疲れや老けた印象を払拭できます。
・スッスッと1〜3cmほどライン状にのせたら、指で優しくのばしていきます。
<STEP.5>長めにのばしてぼかし、頬の色ムラ、点在ジミを消去
・頬の赤み、くすみ、点在ジミが消えると、顔全体が一気に明るく変わります。
・頬骨下まで指でぼかすように長めになじませたら、スポンジで塗りムラをなくしていきましょう。
・毛穴が目立たなくなる効果もありますよ。
<STEP.6>Tゾーン、小鼻脇にパウダーをのせて崩れ防止
・仕上げに、透明ラメ入りで白浮きせずに自然な艶を生むパウダーを小鼻に使います。
・皮脂崩れを防止するだけでなく、立体感も強調させて完成です。
※商品の価格はすべて税込みです。
- TEXT :
- Precious.jp編集部