「不見転」ってなんと読む?「ふみてん」と読んでしまいそうですが…
明日は6月23日、毎月23日は『不眠の日』ですね。
日本人の半数以上が、何らかの不眠症状を抱えていると言われておりますが、
特にこれから夏にかけては、夜でも気温の高い、寝苦しい日が出てまいります。
睡眠時の気温を事前に調べて、厳しい時にはエアコンに頼るなど、みなさま、快適な睡眠を確保できるよう、お気をつけくださいね。
本日は、『不眠の日』にちなんで「不」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「不味い」ってなんと読む?
「不味い」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「下手だ。」「醜い。」「不都合である。」「味が悪い。」などの意味を持つ言葉です。
<使用例>
「あの場面でのあの対応は、ちょっと不味かったかもしれないわね…。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 不味い(まずい)です。
「不味い(まずい)」は、味が悪いことや美味しくないことを表す際、しばしば目にする言葉なので、読めた方が多いと思いますが、
「頭の中で、読み方が間違っているのだろうな、と思っていても、口に出すわけではないので『ぶみい』と読み続けてしまい、正解がわからないままだった」という方に出会いましたので、あえて今回、クイズで出題してみました。
『不味い(まずい)』以外にも、そうした言葉がある方は、いったん検索して正解を覚えておくと安心ですね。「ふみい」「ぶみい」などの創造的(!)な読み仮名を、うっかり口に出してしまったりすると不味い(まずい)ですよ!(笑)
さて、2問目に参りましょう。
【問題2】「不見転」ってなんと読む?
「不見転」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「後先を考えずに事を行うこと。」などの意味を持つ言葉です。
<使用例>
「せっかくここまでうまく運んだ事を、不見転な行動で台無しにしてはダメよ!」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 不見転(みずてん)です。
「不見転(みずてん)」とは、もともと「花札(花ガルタ)において持ち札や場の状況を考えず手当たり次第に札を切る様子」を表す言葉で、転じて「見通しも立たない状況で行動すること。」を意味するようになりました。
また、かつての花街などで「金次第で誰にでも身を任せること。また、そういう行動をとる者。」という意味でも使用されたそうです。
ご年配の方が、強く行動をいさめる際などに登場しそうな言葉ですので、知識として覚えておきたいですね。
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本日は、毎月23日の『不眠の日』にちなんで、「不」という字の入った日本語から、
・不味い(まずい)
・不見転(みずてん)
などについておさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱