【目次】
【イエベ】透明感の出るアイシャドウメイク
ディオール「サンク クルール クチュール 649」を使ったアイメイク
ブラウンのセットは大人世代よりも、メイク初心者が好む素直な質感と色のものが多いかもしれません。だからこそ、クリエイション自慢のブランドからは、こだわりがあるセットが発表されています。その代表格が質感と光を自在に操るディオールの「サンク クルール クチュール 649」です。
今回は、「サンク クルール クチュール 649」を使った、オンラインでも映える「ヘルシーブラウン」アイメイクをご紹介。
■透明感ある色で骨格を美しく整えて目力アップ! 新時代のきらめく「ヘルシーブラウン」
A:チラキラシマー
色ではなく光を加えるハイライトカラー。ピンク、オレンジ、シルバー、グリーン、ホワイトなどさまざまな色と大きさの光がぎっしり詰まった光感の素。
B:締め色ブラウン
マットな質感で見た目の色が発色する締め色ブラウン。このままでもキレイだけど、チラキラシマー(A)やきらめき血色ブラウン(D)と混ぜると新たな魅力を発見。
C:血色オレンジ
くすんだまぶたに血色を足す、絶妙オレンジ。ベースカラーとしてアイホール全体に、仕上げにブラシでのせても。簡単に若々しさを加えられる優秀色。
D:きらめき血色ブラウン
繊細なパールがぎっしり配合された明るいメタルブラウン。光感を控えたいときは、締め色ブラウン(B)や血色オレンジ(C)と混ぜると新たな質感に。
E:艶めきブラウン
赤みと青みのバランスが美しいパーリィなブラウン。光の加減とブラウンの色味の濃さは、マットな質感の締め色ブラウン(B)と混ぜれば自由自在。
■ディオール「サンク クルール クチュール 649」を使った、基本の塗り方
血色オレンジ(C)をアイホールに、きらめき血色ブラウン(D)は二重の幅に、下まぶたにもほんのりのせる。艶めきブラウン(E)を目の際に。チラキラシマー(A)を眉下にふわりとのせて。
■ディオール「サンク クルール クチュール」が、名品と呼ばれる理由
初代「サンク クルール」が登場したのは1987年のこと。30年を超えて愛され続ける定番のアイカラーセットです。
2020年に登場した「サンク クルール クチュール」は、ディオール メイクアップ クリエイティブ&イメージ ディレクターのピーター・フィリップスが着想。
649番は光に満ちたふたつのブラウンと、混ぜ色に最適なマットブラウン、血色パールオレンジときらめきを加えるシマーで構成。
そのままの色もキレイですが、混ぜれば新たな色が出現。単にお行儀のいいブラウンとは違う、わくわくするモードなブラウンに出合えることも魅力です。
【マスクメイク術】Diorのアイシャドウを使った、大人の「ヘルシーブラウン」アイメイク
【ブルべ】透明感の出るアイシャドウメイク
シャネル「レ ベージュ パレット ルガール ミディアム」を使ったアイメイク
青みの代表格は「グレージュ」。肌色に、動脈の赤色だけでなく静脈の青色を加えたふたつの血色と光を加えたカラーは、温かみに加えてどことなくクール。「レ ベージュ パレット ルガール ミディアム」は、洗練された印象を演出してくれます。
今回は、「レ ベージュ パレット ルガール ミディアム」を使った「ノーブルグレージュ」アイメイクをご紹介します。
■セミマットな新・質感が目を大きく、圧倒的な印象美に。艶めく「ノーブルグレージュ」
A:万能白ベージュ
ほんの少量でまぶたのくすみを消し、静かな光をもたらす魔法の白ベージュ。ベースカラーとしてアイホール全体に、ハイライトとして眉下にと使い方は自在。
B:くすみ消しオレンジ
くすんだまぶたに生気をもたらすオレンジが含まれた血色カラー。ベースカラーとしてアイホール全体に、ミディアムカラーとして二重の間に使っても。
C:光のベージュピンク
微細なパールやラメがきらめくニュアンスカラー。特別なシーンで華やかさを加えるのに最適。アイホールの中央や目頭にハイライトとして入れるとキレイ。
D:血色グレージュ
オレンジ系の血色ブラウンに少しだけ静脈の青色を足した、ミディアムカラーに最適な赤み寄りのグレージュ。温かさと洗練をもち合わせた絶妙色。
E:締め色グレージュ
限りなく黒に近い、青みと赤みが上手に混ざった濃グレージュ。光感は控えめなので、締め色として目の際に使うほか、アイブロウとしても使いやすい。
■シャネル「レ ベージュ パレット ルガール ミディアム」を使った基本の塗り方
くすみ消しオレンジ(B)をアイホールに伸ばし、血色グレージュ(D)を二重の幅からややはみ出るようにつけ、下まぶたにも。締め色グレージュ(E)を目の際に。万能白ベージュ(A)を眉下につける。
■シャネル「レ ベージュ」が、名品と呼ばれる理由
ココ・シャネルが愛した色であるベージュをテーマにした「レ ベージュ」は、一人ひとりがもつ美しさを生かし、引き立てるシリーズです。
つくり込むのではなく、流行を追い求めるのでもなく、自然体の美しさを表現する色とアイテムがそろいます。
「レ ベージュ パレットルガール ミディアム」は、私たち黄色人種の肌色に、ほんの少しの動脈の赤色と静脈の青色、そして光と影を加えてつくられた、計算し尽くされた5色のセット。
なぜか印象に残る女性…、そんな目元に彩ってくれます。
【マスクメイク術】シャネルのアイシャドウを使った「ノーブルグレージュ」アイメイク
透明感を引き出すカラーアイシャドウメイク【3選】
【1】目元の「ターコイズ」で肌の透明感を高めて!
「新しい『サンク クルール クチュール』のおすすめは、279番の『デニム』。ジーンズスタイルをイメージしたブルー系のカラーグラデーションは、シックで落ち着いたトーンの秋のコーディネートの差し色にもぴったり。
今回は鮮やかなターコイズをライン風に使いましたが、ネイビーを使えばビジネスシーンにも対応できますし、意外とマルチに使えます。ブルー系のアイカラーには白目をきれいに見せ、肌の透明感を引き出す効果もあるので、ぜひお試しを。
ポイントは、ターコイズが映えるように、マスカラやアイライナーも黒を使用しないこと。マスカラはブルー、アイラインはブルーと相性のよいシルバーを組み合わせます」(長井さん)
【ターコイズメイク使用アイテム】
【ターコイズアイメイクのつくりかた】
<STEP.1>アイパレット中央のベージュゴールドをアイホール全体と、目の下涙袋に沿って淡く入れます。
<STEP.2>アイパレット画像右上のターコイズをチップにとり、上まぶた目のキワにのせます。しっかり発色させたい場合は、チップでこすらず置き塗りすると◎。
<STEP.3>シルバーのアイライナーを目の下のキワにオン。目頭から目尻まで細くしっかり引きます。
<STEP.4>ブルーのマスカラを上下まつげに塗ります。上まつげは、まつげの下側からだけでなく、上からもブラシを通し、黒い部分をしっかり覆うのがポイントです。
肌の透明感も際立つ!「Dior」のデニムカラーのアイシャドウで目元に華やぎを
【2】くすみを解消してフレッシュな印象に魅せる「オレンジ」
「肌や目元、口元などあらゆるパーツのくすみを一掃し、劇的に美しく見せてくれるカラーがあります。それは『オレンジ』。くすんだ肌になじみつつも、ヘルシーな洒落感をもたらしてくれる、唯一のカラーです。
ブラウンの延長線の感覚で使えますし、色をしっかり感じさせるくらい大胆にのせてもやり過ぎ感が出ず、むしろそのほうが今っぽい。大人の女性にぜひおすすめです!」(ヘア&メイクアップアーティスト・小田切ヒロさん)
【オレンジメイク使用アイテム】
「アイカラーやチーク、リップなどマルチに使えて、これひとつで旬なメイクが完成。ほのかにくすみ感のあるオレンジで、指でなじませるだけで陰影とニュアンスが生まれ、透明感と抜け感のある表情を叶えてくれます」
【オレンジアイメイクのつくりかた】
「ブラシでアイホール全体に広めにぼかします。目のキワのくすみはあえて残し、深みに変えましょう」
大人のくすみ肌を美しく魅せる魔法の1色!「オレンジ」でつくる最旬メイク
【3】大人こそ大胆に!透け感を纏うパープル
大人になると「これが自分の顔」という固定観念が強くなり、アイシャドウやリップの色を変えることにも躊躇してしまいますよね。でも若い頃のように、もっとメイクを楽しんでみたい、という気持ちもあるのではないでしょうか?
「大人がカラーを纏うときは、とにかく潔く! アイシャドウなら、二重幅にアクセント的に入れる程度ではダサくなりがち。まぶた全体に大胆に広げたほうが、断然お洒落に見えます!
今季おすすめのカラーアイシャドウは、煌めき感と透け感が溢れるライラック。単品だと目元がぼやけてしまうので、パープルのアイライナーをベース的に仕込むことで、さりげなく奥行き感をプラスしましょう。マスカラもパープルで統一し、目元から黒を排除することで、洗練感と垢抜けた印象が叶いますよ。
そして、カラーメイクは引き算がとても大事。今回のようにまぶたに大胆にカラーをのせている場合は、リップは色付きリップクリームで、ほんのり血色感とツヤをプラスする程度に抑えて。色や質感で引き算をするのは結構難しいので、『アイテム自体を抜く』ことが成功への近道です」(小田切さん)
【パープルメイク使用アイテム】
「カジャルインクアーティストはしっとりとやわらかなテクスチャーで、指で簡単になじませることができます。気品のあるパープルの色味が大人向け。唯一無二の輝きと透明感に満ちたNARSのライラックカラーは、透け感がある分、意外と派手になり過ぎない」(小田切さん)
【パープルアイメイクのつくりかた】
「まずは、パープルのアイライナーを上まぶたのキワに太めに引いたら、指でぼかし広げます。この段階で目力をぐっと強めることができ、カラーメイクでも目元がぼやけて見えません」(小田切さん)
「ライラックのアイシャドウをブラシで取り、まぶたにふわりとのせます。先に仕込んでおいたアイライナーのおかげで、これだけで奥行き感とニュアンスのある目元に仕上がります。下まぶたのキワ全体にもライラックのアイシャドウを薄っすらと広げ、最後にパープルのマスカラを上下のまつげにたっぷりと」(小田切さん)
バブリー化に注意! 大人の女性がお洒落に見える「カラーメイク」の極意とは?
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- TEXT :
- Precious.jp編集部