「わになし」ってどんなモノ?これが大好き、という女性多数です!
7月4日は、複数の記念日になっています。
まずは『シーザーサラダの日』、そしてアメリカの独立記念日。
『シーザーサラダの日』は、1924(大正13)年のこの日、初めてのシーザーサラダが作られたから。
メキシコの『シーザーズプレイス』というホテルレストランのシェフ・シーザー氏が即興でつくったサラダが大変おいしく、アメリカにもとどろく評判となり、世界的なメニューに広がっていったそう。
当時は、アメリカ国内は禁酒法が施行されている最中だったので、飲酒のためにメキシコのホテルを訪れたアメリカ人が大変多かったそう。特に独立記念日は大勢のアメリカ人客がメキシコにつめかけたため、『シーザーズ・プレイス』でも料理の材料が足りなくなり、シェフが即興の腕をふるってシーザーサラダが誕生した、と言われています。
…というところで、本日の1問目にまいりましょう。
【問題1】「鰐梨」って、なに?
「鰐梨(わになし)」とは、一般的に何と呼ばれている食材のことでしょうか?
ヒント:メキシコ料理によく使用される食材で、英語名「alligator pear 」の直訳で、「鰐梨(わになし)」とも呼ばれます。
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… アボカド です。
アボカドといえば、タコスやディップなど、メキシコ料理の定番です。
「鰐梨(わになし)」は、英語圏の呼び名「alligator pear 」を直訳した形ですが、確かに、アボカドの果皮は濃く暗い緑色でゴツゴツしており、ワニを連想させますね。
日本での「アボカド」という呼び名は、メキシコをはじめとするスペイン語圏の発音にから来ているようです。
さて、2問目にまいりましょう。
【問題2】「御手洗会」ってなんと読む?
「御手洗会」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:毎年7月の土用の丑の日に、京都の下鴨神社で行われる神事の名前です。
<使用例>
「御手洗団子って、もともとは、京都の御手洗会で売っていた御団子だったのね!」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 御手洗会(みたらしえ)です。
実は、毎月3、4、5日は『みたらし団子の日』でもあります。3(み)たら4(し)だん5(ご)、という語呂合わせで、みたらし団子の販売促進を目的としているようです。
さて、「みたらし団子」、なぜ「みたらし」という呼び名なのか、疑問に思っていた方もいらっしゃるのでは?
このクイズの例文に出したとおり、「御手洗会(みたらしえ)のときに境内で売られた御団子」だからです。
「御手洗(おてあらい)」と読むと、おトイレを指すのが一般的ですが、
「御手洗(みたらい)」と読むと「神仏を拝む前に参拝者が手や口を洗い清める所」を指します。
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本日は、さまざまな記念日をご紹介しながら、
・鰐梨(わになし)=アボカド
・御手洗会(みたらしえ)→御手洗団子(みたらしだんご)の語源
などの日本語トリビアをお送りしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)/『語源由来辞典』(株式会社ルックバイス)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱