お金持ちという言葉は魅力的ですが、なったからと言って必ずしも幸せになれるとは限りません。例えば、浪費してすぐに破産してしまうようなら、お金が増えても何の意味もありません。世の中には、お金に執着してトラブルを起こす人も、大勢いらっしゃいます。そんなお金「持ち」にはなりたくないですよね?

本当にお金に苦労したくないなら、お金持ち「体質になること」が重要なのです。これなら、考え方や生活習慣を改善するだけなので、非常に簡単。しかも、ちゃんと幸せも手に入るので、余計な心配をする必要もありません。

今回、お金持ち体質になる習慣を、人生をグレードアップさせるための氣の活用法「和気道メソッド」の考案者・観月環さんに教えていただきました。

■1:無料のモノにすぐさま飛びつくのを「やめる」

無料のモノに飛びつかない

昔からのことわざで「タダより高いものはない」という言葉があります。無料のモノというのは一見お得に見えますが、実は自分にとってマイナスの場合が多いといいます。その理由は、誰も欲しがらなかったり何かの意図があったりと、ワケありのモノが多いから。ひょっとすると、無料でもらったあとに何かの見返りを求められるかもしれません。

また、日常を振り返ってみると、無料のモノというのはのちのちぞんざいに扱っている場合も少なくありません。そんな無料のモノに目が行きがちな人には「自分の価値観を確立できていない」という共通点があると、観月さんは話します。

「無料のものが好きな人は、いうなれば流されやすい人ですね。モノを見たときに好きか嫌いかではなく、目先の判断だけで『お得かどうか』を考えてしまいがちです。例えば、スーパーの袋を『あればいつか使うかも』と溜め込んでしまう人もいますが、お金持ち体質になるには、手に入れたモノを大切に扱う意識も重要です。

そのため、無料だからとすぐに飛びつくのではなく、はたして自分にとって『必要かどうか』や『手に入れたことで幸せになれるかどうか』を考える必要もあります」

先ほど紹介したことわざとは異なり、「買うはもらうに勝る」という言葉もあります。お金持ち体質になりたいのであれば、自分の信念にもとづきモノと向き合うという姿勢も大切です。

■2:手元に現金を置いて「お金へのリアリティ」を高める

近ごろはクレジットカードやICカードでの決済も容易になりました。しかし、お金持ち体質になるためには、現金を手元に置いて、お金のリアリティを自分なりに高めるのも必要です。通帳の数字にばかり目をやるのではなく、手元に置いた現金を通して、金銭感覚の麻痺を防ぐことにも繋がります。

ただ、手元に置いておくといっても、置きっぱなしは禁物。例えば、今の時点で526円と端数を持っているならば、1000円というまとまったお金になったら貯める、などといったルールをあらかじめ設けておきましょう。これを実践するうえで、観月さんは「自分にとって大好きなモノや大切なモノを入れている引き出し」に、お金を入れてみる方法をすすめています。

「身近な場所にわずかでも現金を置いておけば、お金に対する思いやりを持つことができます。例えば、お金をおろしたあとに銀行の封筒でそのまま保管する方もいますが、できれば特別な封筒に入れ直すなどの方法もよいですね。お祝いでいただいたお金も生活費には組み込まず、そのまま保管してみたりと、誰かの思いが込もったお金を、誰からいただいたのか?もわからなくなるように扱うのも、避けたほうがいいです」

生活のためのお金はもちろん大切ですが、特別な思いの込もったお金を手元に置いておくのも必要。財布にそのまま忍ばせたり、口座へそのまま入金したりする以外に、自分のわかる範囲に現金を置いておく習慣を身につけましょう。

■3:自分へのご褒美として「部屋の中に1万円」を忍ばせる

部屋のどこかに1万円札を

引き出しに現金を入れておくのと同じく、自分へのボーナスとして1万円札を身近な場所に忍ばせておくのも、お金持ち体質になる秘訣のひとつです。自分なりにがんばったことへのご褒美として「いつか使おう」と思い、部屋のいろいろな場所にしまっておけば、日々の励みにもなります。

1万円という金額も実は大切で、その理由は「多すぎず少なすぎずの金額であるから」と観月さんはいいます。

「お金は意識して使わなければ、いつの間にかどこかへと流れてしまうものです。1万円より少ないとこま切れに記憶にも残らぬまま使ってしまったり、それより多すぎると今度は気が大きくなりすぎて、散財してしまうかもしれません。1万円というのはたいていの人にとって、生きたお金を知るために適切な金額です。だから、あらかじめご褒美として『1万円あったらこれがしたい!』を決めておいて、ここぞという場面で思い切って使ってみるのがおすすめです」

ここでの1万円は、日々の生活費としてではなく、自分の心を豊かにするために使うというのが鍵になります。自分が喜ぶような“いつか”の場面で使った1万円は、金運の巡りをよくしてくれます。

■4:お金に縛られないために、たまには思い切って使ってみる

節約や倹約は大切なことですが、値段を気にするがあまり、お金に振り回されるのも考えものです。お金持ち体質になりたければ、月に一度くらい、金額を考えずに思い切って使ってみましょう。

お得さにばかり目をうばわれていると、モノ自体の価値を判断しづらくなります。欲しいモノを思うがままに買えば、心の満足度が上がりお金との向き合い方が変わってきます。本物のお金持ちはムダな買い物をせず「自分にとって必要なモノを買う人」だと観月さんは話しますが、反対に、お金に振り回されがちな人は「何でもお金に換算してしまう傾向がある」と解説します。

「お金に振り回される人は、お金そのものに縛られがちです。本来、お金というのは自分が何かを得るために使ってこそ生きてきます。そのためのトレーニングとしても、たまには思い切って使うのも必要で、例えば、いつもよりちょっと高級なスーパーでおいしいお肉を買ってみるなど、身近なことでもかまいません。なんでも値踏みしたり、金額にばかり目を奪われて自分の労力や時間を後回しにすることのないよう、勇気を出してみることが大切です」

思い切って買うとはいえ、もうひとつ重要になるのは散財するのではなく、十分に吟味したうえで、何かに使ってみるということ。そうすればモノを大切に思う心も芽生えてきて、日々の生活も充実してくるはずです。

■5:「自分のための花」を買って、日常の充実感を高めるためにお金を使う

花を買ってみる

お金にも「気」があり、自分にとってのいいことへ使えばお金の方から不思議と寄ってくるものです。そのひとつとして、観月さんが提案するのが「自分のためにお花を買う」という方法です。

室内で花瓶に活ければ「明日もいい一日にしよう!」と気分も高まり、日常生活でいえば一見必要なさそうに見えても、目の前にあるだけで毎日のエネルギーを生み出してくれます。また、必要なさそうなものへお金を使える人というのは、実は「お金を活かすための方法をよく知っている」と観月さんは話します。

「多くの人は『人目につくところにお金を使う』という傾向があります。しかし、他人からは見えない部分にもお金を使うというのも重要で、自分の満足度を高めるのもやはり大切です。お花をおすすめするのは、植物が生命力にあふれているからですね。また、お花でなくとも、日常で使える下着など、ふだんから身につけてそのありがたみを実感できるものを買うのも、気の巡りをよくする効果が期待できます」

自分を褒めてあげたいときや、落ち込んで元気になりたいとき、誰かになぐさめてもらいたいときなど、自宅に帰ってお花に癒やされるという生活を送ることも、お金持ち体質へのひとつの手段です。

■6:大事な人に「ありきたりなモノ」を贈らない

自分に対して使うだけではなく、誰かが喜ぶような使い方をするのも、お金持ち体質を目指すには必要なことです。お中元やお歳暮など、ギフトをプレゼントする機会も少なくないですが、そんなときはありきたりなモノを贈らないことを心がけましょう。

よく「つまらないものですが」と一言添える場面がありますが、できればやはり、相手が心から喜んでくれるものを選ぶのがベスト。贈る場合には「寒い日々も温かくお過ごしになっていただきたくて、お好きなオレンジ色のひざ掛けをお送りします」など、ほっこりするような言葉を添えてみるのも肝心です。

誰かに何かを贈る場面は「生きたお金が何たるかを知る、絶好の練習機会」であると観月さんは話しますが、贈る前の準備も大切だといいます。

「相手が喜んでくれるモノを贈るなら、やはり事前に相手の好みを伺ってみるのも必要ですね。大切なのは『相手を思いやる気持ち』です。贈った人のもつ『気』が巡り巡って相手からきちんと戻ってくれば、互いに幸せになれるはずです」

お金を生かすのは私たち、人間です。観月さんは「気持ちを伝えるお金は喜びを宿し、人を助けるお金は力を持つ。そして、夢をかなえるお金は輝きとなる」と言います。日常のさりげない心がけを大切にして、お金持ち体質を目指しましょう。

観月 環さん
「和気道メソッド」考案者
(みつき たまき)観月流和気道代表・創位で、薬剤師の資格も持つ。「氣」を生活の中に取り入れた「氣的生活」を提案し、人生をグレードアップさせるための氣の活用法「和気道メソッド」を考案。10万人を超える受講生を抱えるほか、『願いを叶える7つの物語』(総合法令出版)、『聴くだけでママと赤ちゃんの絆が深まるCDブック』(サンマーク出版)など著書多数。
『今日からこれで金運が上がる お金持ち体質に生まれ変わる方法』御月環・著 マイナビ出版刊
この記事の執筆者
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WRITING :
カネコシュウヘイ
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