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思考回路を変える!人生が素晴らしいものになる考え方【8選】


三浦 将さん
「習慣力」エキスパート、人材育成・組織開発コンサルタント/エグゼクティブコーチ、チームダイナミクス代表取締役
(みうら しょうま)英国立シェフィールド大学大学院修了(理学・経営学修士)。大手広告会社、外資系企業を経て、エグゼクティブコーチとして独立。並行して、人材育成の企業研修を行う、株式会社チームダイナミクスを設立。認知心理学、アドラー心理学、コーチングコミュニケーションなどを基にした、効果的かつ独創的な手法で、習慣力研修、リーダーシップ研修、チームビルディング研修などを始め、国内外の企業の人材育成をサポートしている。『自分を変える習慣力』『相手を変える習慣力』(クロスメディア・パブリッシング)の習慣力シリーズは、累計20万部を突破。

素晴らしい人生を送るためには、一体どうすればいいと思いますか? マザー・テレサの有名な格言に、「性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから」という言葉があります。私達は、思考→言葉→行動→習慣→性格→運命の順番に、人生が決まるのです。やるといい言葉や行動のひとつによく挙げられるのは、「ありがとう」を口癖にしたり、笑顔を絶やさないようにしたりすること。あとは、ポジティブ思考。

習慣化の専門家・三浦 将さんは、「こういったことを続けていると人生が素晴らしいものになる」と主張します。性格はすぐに変わりませんが、思考回路は少しずつ変えていくことが可能。それでは、一体どんな価値観をしていると人生が好転していくのでしょうか?三浦さんから、最高の考え方や思い浮かべるべきイメージを教わりました。人生をよりよいものにするために、以下の8つを習慣にして頭に叩き込んでいきましょう。

【1】「才能は努力次第でいくらでも伸びる」と考える

「才能は努力次第でいくらでも伸びる」と考える
「才能は努力次第でいくらでも伸びる」と考える

ある程度のキャリアを重ねてきた年代だと、行き詰まりを感じて、自分の才能の無さを嘆く人もいるのではないでしょうか? しかし、何歳からでも才能は成長するという思い込み(成長マインドセット)をもっていると、潜在能力がどんどん出てきて、アクセルがどんどん入るそうです。

「スタンフォード大学のキャロル・ドゥエック教授らをはじめとする学術データもあるのですが、才能はいくつになっても伸びると思っている人は本当に伸びるのです。今の才能はあくまでも今の才能。結局は努力した人、習慣化して、才能を伸ばした人が勝つんです」(三浦さん)。いくらでも伸びるなら、どこまで伸びるかやってみようという気になりますよね。まずは一歩踏み出してみましょう。

【2】「人間であること自体がすごいことだ」と考える

「人間であること自体がすごいことだ」と考える
「人間であること自体がすごいことだ」と考える

よく人間を動物に例える人がいますが、私たちは人間です。それ自体が素晴らしいことだと自覚しましょう。「私たちは猿でも犬でもない、人間ですよ。人間であること自体が奇跡的にすごいことだと思いましょう。人間にはすごい力が元々あるんです。

力が無いと思い込んでいる人は、まだ出てきていないだけですから、どんどん潜在能力を出していきましょう。脳科学的にも、遺伝子工学的にも人間は脳の10%も使っていないそうです。力を出せばいいのです。出し方が悪いから、まだ出ていないだけなんです」(三浦さん)。うまくいかないのは、頭の使い方ひとつ。どんな人間にも優れた能力があるもの。それをを引き出すことを考えましょう。

【3】「失敗してもやり方がよくなかっただけ」と考える

「失敗してもやり方がよくなかっただけ」と考える
「失敗してもやり方がよくなかっただけ」と考える

三浦さんによると、偉人と呼ばれる人の多くは、「失敗しても、単にやり方がよくなかっただけ」という考え方の人だそうです。

「エジソンはフィラメントをつくるのに1万回失敗したと言われていますが、なぜ1万回失敗できたと思いますか? 理論の正しさを確信していたこともありますが、絶対正解にたどり着けるんだと信じていたからです。うまくいくやり方でないのだから失敗するでしょう。そうしたら、またやろうと思えばいいのです。同じことばかりやっていてはいけないですが、PDCAで改良しながら繰り返せば成功すると思えたら、自ずと成功します。『七転び八起き』という言葉がありますが、成功する起業家ほど失敗しています。多くの人は途中でやめてしまうから成功しないのです。優秀な人はゴロゴロいますが、ソフトバンクの孫 正義さんや楽天の三木谷浩史がすごいのは、失敗してもやめないことなのです」(三浦さん)。

失敗はして当たり前。途中であきらめることが失敗なのです。失敗で人は成長します。失敗を恐れて慎重になりすぎないようにしましょう。

【4】「最後はなんとかなる」と考える

「最後はなんとかなる」と考える
「最後はなんとかなる」と考える

何かを始めるとき、挑戦するとき、うまくいくかどうか不安で仕方がないという人も少なくないと思います。そんな人に三浦さんは次のような言葉を投げかけます。「頭のいい人ほど根拠を求めますが、根拠がわかっていることだけでイノベーションが起こるでしょうか? 根拠があることで成功するのだったら、誰でも成功します。根拠のない自信を持ってこそ、やり続けて成功するのです」(三浦さん)自信をもち、「最後は何とかなる」という言葉を口癖にする。これにより、不安はなくなります。

【5】「人は完璧でなくても素晴らしい」と考える

「人は完璧でなくても素晴らしい」と考える
「人は完璧でなくても素晴らしい」と考える

仕事はできればソツなくこなしたい、完璧に仕上げて評価されたいと思いますよね。でも、三浦さんのアドバイスは、それとは正反対です。「完璧を求めると、どうなるでしょうか? 窮屈で自分が苦しくなっていきます。完璧でなくてもいいという思い込みをもっていると、苦しさがなくなっていくのです。そうすると、相手にも完璧を求めなくなる。自分だけでなく、周りも幸せにすることができます」(三浦さん)。人は失敗するもの、不完全なものと思っていれば、肩の力が抜けて、もっとのびのびと仕事に取り組むことができるのではないでしょうか。これは「リラックスして挑戦する」という感じで、「いい加減にやる」ということとは、全く違ったことなのです。

【6】「私はいつも守られている」と考える

「私はいつも守られている」と考える
「私はいつも守られている」と考える

「最後はなんとかなる」と一緒に、「私はいつも守られている」も口癖にすることでも人生は素晴らしいものになっていくと言います。「どうしても人は怪我や病気もするかもしれない、と思いがちですが、“私はいつも守られているから大丈夫“と思えば、心配や不安は少なくなります。こういう考えの人は、神社には、『いつも守ってくれてありがとう』とお礼をしに行きます。多くの人は、“仕事がうまくいきますように”とか“彼氏ができますように”とお願いばかりしますが、神社はそういうことをしに行く場所ではありません。“いつも守っていただいてありがとうございます”という気持ちで行くと、神様ももっといろいろやってあげようという気になるのではないでしょうか」(三浦さん)。

パワースポットと言われる場所や、ご利益があると評判の神社仏閣にお参りに行くのが好きな人も多いでしょう。求めるだけではなく、感謝の気持ちをもつことが大切のようです。

【7】最高の瞬間のイメージを自然に思い浮かべる

最高の瞬間のイメージを自然に思い浮かべる
最高の瞬間のイメージを自然に思い浮かべる

よくイメージトレーニングが大事だということも聞きますが、最高の瞬間のイメージを自然に思い浮かべるというのは、よっぽど自信のある人でないとできないのでは、と思っていませんか? 「例えば、一流のアスリートは、筋力や体力が高いのはもちろんですが、本当のトップ選手は、金メダルを取るとか優勝するといった最高の瞬間をイメージする力を習慣的に鍛えているんです。最高のイメージをすると、技術や体の動きがイメージに追いついてきます。仕事ができる自分をイメージして、周りから『何を勘違いしているの?』と言われても気にしないことが大事です」(三浦さん)。心の中で思っているだけなら、人からケチつけられることもありません。勝手に思うところから始めましょう。

【8】お金に関してポジティブなイメージを自然に思い浮かべる

お金に関してポジティブなイメージを自然に思い浮かべる
お金に関してポジティブなイメージを自然に思い浮かべる

人前でお金の話をするのははしたないとか、お金は汚いというようなイメージを持っていませんか? それは間違いです。三浦さんは、「お金を稼げる人は、お金に対するポジティブなイメージを持っています」と言います。「稼げない人は、お金に対してネガティブなイメージを持っています。『お金は素晴らしい』というと、『何この人?』と思われるかもしれないですが、思っていていいんです。お金は素晴らしいものなのだから、『大好き』と言っていい」(三浦さん)。お金にポジティブなイメージを持っていると、自然と自分についてくるのだそうです。

無意識の思考が運命を左右する!習慣にすると人生が素晴らしいものになる「考え方」8選

寝る前の習慣に!心がポジティブになる考え方【6選】


植西 聰さん
著述家、産業カウンセラー、心理カウンセラー
(うえにし あきら)学習院大学卒業後、資生堂に勤務。独立後、人生論の研究に従事。独自の『成心学』理論を確率し、人々を明るく元気づける著述を開始。1995年、「産業カウンセラー」(労働大臣認定資格)を取得。『「折れない心」をつくるたった1つの習慣』(青春出版社)、『幸せを引き寄せる自分の愛し方100の方法』(ビオマガジン)、『悩みごとの9割は捨てられる』(あさ出版)など著書多数。

夜、寝る直前にあなたは何をしていますか? スマホをいじっている、眠くなるまでテレビを見ている、温かいお茶を飲んで心を落ち着けている、本を読んでいる……など、いろいろあると思います。睡眠が、身体のみならず精神的にも健康であるために重要であることは間違いありません。しかし、睡眠そのものだけでなく、睡眠の前の時間をどう過ごすかも、実はとても大事。睡眠前の過ごし方で「人生が変わる」と言い切るのは、著述家で産業カウンセラー、心理カウンセラーの植西 聰さんです。

植西さんは、睡眠前の時間を「ゴールデンタイム」だと言います。つまり、その時間をどう過ごすかで、人生を良いほうにも悪いほうにも変えられるのです。今回、心がポジティブになり、人間関係が良い方向へと変わる、睡眠前の思考習慣を教わりました。以下の6つをぜひとも、取り入れてみてください。

【1】新しい挑戦は「6割の出来」で満足する

完璧主義をやめよう
完璧主義をやめよう

悩みを抱えやすい人というのは、完璧主義の傾向があると植西さんは言います。そういう人は目標のハードルが高いので、ちょっとうまくいかないだけで落ち込んでしまうのです。何事もいきなり完璧にできるわけではありません。失敗を繰り返しながら、少しずつでも完成度を高めていけばいいのです。何かに新しく挑戦するときは、「6割できたら十分」と考えることで、気持ちが楽になって楽しく取り組むことができます。楽しく取り組めればおのずと続けることができ、いつのまにか実力がついているものです。

「目標を10割で設定して7、8割の出来ではガッカリしますが、目標を6割で設定していれば7、8割できたらうれしいですよね。例えば富士山に登るとき、いきなり頂上を目指すと難しいですけど、5合までとか今回は6合までなど決めて登れば、いつかは頂上に登れる可能性が高まります。細かく目標設定することが大事です。段階的にひとつひとつの小さな目標をクリアしていくことで、いずれ頂上にたどり着きます」(植西さん)。

【2】落ち込むときは「〆切を決めて」トコトン落ち込む

悩んだりクヨクヨしてしまうことは誰にでもあります。とくに、悩みがあると夜寝る前につい、悶々と考えてしまいがちではないでしょうか。落ち込むのは悪いことではありませんが、それがずーっと続いてしまうのは、よくありません。そんなときは、「〆切を決めて、その間はどんなに落ち込んでもかまわない」と決めてしまうといいそうです。

「悩みの期間を1週間なら1週間と自分で決めてしまうんです。期間内は悩みきって、1週間たったらもう一切悩まない。あとは違う目標をつくって、切り替えるんです。悩みの期限を紙に書いて、見えるところに貼るのもいいですね。自分で決めることが重要で、そうすることで意外と見切りがつけられるものです」(植西さん)。

【3】いつまでも報われないものは「別の可能性」に目を向ける

願いがなかなか報われないことってありますよね。そんなときは、どこかで見切りをつけることも大切です。「あきらめる」というと、なんだか後ろ向きに聞こえるかもしれませんが、「路線変更する」といえば前向きになれます。願いが強いほど「あんなに努力したのに」「あんなに時間をかけたのに」などともったいない精神に襲われるかもしれませんが、そこにこだわりすぎると、未来の希望が見えないままになってしまいます。

「もうこれ以上無理だと思ったら切り替えることで、かえって幸せにつながることもあります。先程の話にも通じますが、いつまでも同じ悩みで悩まず、〆切を自分で設定してしまうことです。国家試験に何度挑戦しても受からなかったら、『次回も受からなかったらあきらめる』と自分で決めて、別の道に進むなどですね。私の知り合いの女性でも、結婚式間近で婚約者にキャンセルされてしまって悩んでいた方がいますが、その彼のことをあきらめたら、1年後に別の方と結婚できたということがありました。ひとつのことにとらわれず、手放すことで、違う幸せが手に入ることもあります」(植西さん)。

【4】小さな命に触れて「心をやわらかく」する

動物の力を借りよう
動物の力を借りよう

疲れたり、悩んだりしたときは、「小さな命」に触れると心が落ち着きます。ペットセラピーという言葉があるように、動物には人の心を癒やし、安定させるパワーがあるのです。悩み事があって行き詰まっているとき、その人の心や頭の中は自分のことでいっぱい。そんな凝り固まった心をほぐすためには、動物の力を借りてしまいましょう。「実際にペットを飼わなくても、好きな動物の写真や動画を見るのでもいいですし、猫カフェなどに行くのもいいですね。犬や猫じゃなくて、好きな動物が爬虫類なら爬虫類でも。ペットセラピーは万人に有効だと思います」(植西さん)。

【5】「人によって成長スピードは違う」と考える

誰にでも、どうしても苦手な人や合わない人はいます。また、仕事をしていると、イヤな上司や取引先に傷つくことを言われたり、非常識な態度をとられて憤慨することもあると思います。世の中には、悪意を持って傷つけてくる相手や、理不尽な態度をとってくる相手もいるものです。そういうときは、「人はそれぞれ、違うスピードで成長している」と考えるといいそうです。思いやりや礼儀に欠く人に遭遇したとき、「あの人は間違っている」という思いが沸いてきたら、「あの人はゆっくり成長している最中だから」と考えるのです。自分もまだまだ至らない点があり、生きている限り、成長途中と言えます。同様に世界中の他人は皆「成長の途中」なのです。

「成長している人がいれば、成長していない人もいます。もし、未熟だと思う相手がいたら、『成長の途中だから仕方ない』と思う。相手に完璧さを求めても、人それぞれ違うのだから、それよりも柔軟に考えたほうがいいということですね。人を変えるのは難しいですが、自分の考え方を変えればうまくいくんです。自分の尺度で考えすぎないということが大事ですね」(植西さん)。

【6】「楽しそうに生きている人」を観察して真似する

好きな人の言動を参考にしよう
好きな人の言動を参考にしよう

夢をかなえた人は共通して、ツキや運気を味方につけているだけでなく、「嬉しい」「楽しい」「幸せ」など普段からプラスの言葉を使っています。もし「最近ついていない」「落ち込むことばかりだ…」と思うときは、そういう夢をかなえた人に会いに行くといいそうです。そこで彼らからプラスの言葉をもらうことで、自分も何か変わるきっかけがもらえるかもしれません。

「夢を叶えた人が周りに思いつかない場合は、好きな偉人の伝記を読んだり、好きな有名人のインタビューを読んだり、講演会に行ったり、テレビの中の好きなタレントなどを見るのでもいいですね。楽しそうに生きている人の言葉遣いや行動、しぐさなどには、なりたい自分になれるヒントがたくさんあります。いいなと思う部分はどんどん真似していくといいでしょう」(植西さん)。

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輝く女性になる!プラス思考なる考え方【2選】


関根近子さん
Bマインド 代表取締役(元資生堂 執行役員常務)
(せきね ちかこ)資生堂に美容部員として入社。子育て・嫁姑問題・介護と仕事を両立するなかでキャリアを積む。心身共に悩んでいた40才のときに出合った「プラス思考」で自分を変えた経験を中心に全国で講演活動をしている。

普段、年齢を理由にネガティブな言葉を発したり、ネガティブな表情になってしまったりしていませんか? 無意識にしてしまっているかもしれません。そこで今回は、プラス思考を持ち、輝く女性でいるための基本要件である「自分の強みを10個挙げる」、「短所を長所に置き換えることでコミュニケーション能力を高める」など、輝く女性になるための具体的な方法を、元資生堂 執行役員常務で、現在は講師も行う関根近子さんに教わります。

【1】自分の強みを10個挙げる

関根さんが提唱している、プラス思考になって輝く女性になるための方法を教えていただきました。ひとつ目は「自分の強みを10個挙げる」です。「プラス思考とは、“どんな状況においても有(在)るものを見い出そうとする思考”のことです。苦難や突発的な苦境においても、“まずは事象を受け入れ解決策や希望を見出そうとする視点・思考”と捉えています。また、コトだけではなく対人においても同じことが言えます。対人の場合、“相手を長所(有るもの)から捉えられる”ことが重要です」(関根さん)。

自分の強みを10個挙げる
自分の強みを10個挙げる

「私の知人・友人の素敵な人で尊敬できる人は、地位や年齢にかかわらず、常に相手に温かい関心を寄せてくれる思考を持っています。そのために必要な要件が『自分の強みを最低10個は認識しており、さらに、一個一個を磨くor増やす努力をし続けること』です。作家の五木寛之氏の言葉に“愛はナルシシズムからはじまる”というフレーズがあります。自分を愛していない人に人を心から愛することはできない。自分を憎んでいる人は他人をも憎むと言っています。つまり、自分を長所から捉えられる人は、他人を長所から捉えることができる、ということです」(関根さん)。

■傲慢にとられないためのコツ

傲慢にとられないためのコツ
傲慢にとられないためのコツ

しかし、自分の長所をいざ10個も挙げるとなると、なかなか浮かんでこないかもしれません。

「これまで多くの人に研修をしてきましたが日本人はなかなか書けませんね。この理由のひとつは日本の文化として『謙遜することが美徳』と言われ育ってきたためと考えます。自信を持つということは“私はできる”と信じ、そのための努力を惜しまない人のこと。決してネガティブなことではないのです。

だだし、傲慢にとられるのは避けたいものです。傲慢にとられないコツは、

・自分が素晴らしいと思う心の割合:49%
・相手が素晴らしいと思う心の割合:51%

のように、2ポイント多く相手に心を寄せることです。自分の長所、強みをしっかりと自覚し、さらに磨き増やす努力をすることは、言い換えれば『過去の自分』に常に挑戦することであり成長を自覚する喜びの積み重ねでもあります」(関根さん)。

■これから、長所を増やそうとする人へのアドバイス

「他人と比較するのではなく、常に過去の自分と比較すること。他人と比較するとできない自分を恥じたり、自信をなくしたりして続きません。『知らなかった知識を増やす』『できなかったことができるようになる』ことに喜びを感じることが大事です」(関根さん)。

【2】短所を長所に置き換える

短所を長所に置き換える
短所を長所に置き換える

輝く女性になるためのふたつ目は、「短所を長所に置き換えることで、コミュニケーション力を高めること」です。「よく、短所と長所は背中合わせと言われます。つまり、度合いや捉え方次第で変わってくるのです。たとえば、“重箱の隅を楊枝でほじくるような嫌な人”は、見方を変えると『きめ細かく人が見逃すことも気が付く人』になります。

これと同様に、

短所:飽きっぽい人 → 長所:モノごとに執着しない。好奇心旺盛な人
短所:頑固な人 → 長所:信念のある人

など、常に思考回路に“→”を置いて“嫌な性格”と感じたときに、長所に置き換えたらどうなのかしら、見方を変えてみると、そのあとが楽になります」(関根さん)。

【輝く女性になるために必要なその他のこと】

そのほかにも、輝く女性になるために必要なことを関根さんは次のように話します。「私見ですが目が輝いている人は年齢にかかわらず、活き活きキラキラして素敵だと思います。目をキラキラ輝かせるには、脳内ホルモンβエンドルフィンやドーパミンが大きく作用するといわれています。これらのホルモンを分泌するために私が日々実践していることは“感動・喜ぶ・笑う・感謝する・達成感を味わう”です。自分から積極的にこれらを意識して実践することで、目の輝きが変わってくるのです」(関根さん)。

いかがでしたか? プラス思考で輝く女性になるためには、まずはそのプラスになりきれない部分を対策することが大切。自信を持って、傲慢にならないコツをしっかりと体得し、輝く女性を目指しましょう。今からでも決して遅くはありません。

ネガティブな言葉で老けてしまう?輝く女性になれる「プラス思考」の育て方

この記事の執筆者
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