どの季節も人気なのは、デニムを使ったコーディネート。インディゴと相性がいいブラウンやベージュのトップスを合わせれば、秋らしいニュアンスが香り、クラス感も十分です。

■1:ヴィクトリア・トーマスは…ブラウン×イエローでセンスのいい洗練ムードを漂わせて

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キャメルのバッグにリッチな風合いが漂っています。

まずは、2025年7月下旬、ファッションブロガーのヴィクトリア・トーマスがブリュッセルでキャッチされたときの着こなしです。クリームイエローのカットソーにブラウンのジャケットを羽織って、ボトムにデニムパンツを合わせていました。爽やかなイエローを引き締めて見せるブラウンの色合わせは、ハイセンスかつ品のいい雰囲気を生み出します。インディゴの生地感をミックスすることで、カジュアルさが際立って今どきの着こなしに。それだけだとシンプルすぎてしまうので、首元にフラワープリントのスカーフを巻いてフェミニンさを光らせたアレンジもさすがです。

■2:クラーラ・ズドラーヴォは…軽快なショートトレンチが品格あふれるリッチさの決め手に

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揺れるタイプのピアスで顔周りを華やかに演出しています。

リアリティショーで有名になり、YouTubeチャンネルも開設しているクラーラ・ズドラーヴォ。2025年8月末N.Y.で見かけられた日は、オフタートルとショートトレンチをベージュでまとめ、デニムパンツを取り入れていました。ベージュ自体にクラス感がある色味で、知的なショートトレンチということでもスマートな装いに仕上がります。デニムはフロント部分にデザインされたポケットがレトロさ十分で、ベルボトムのシルエットとも相性抜群です。こなれ感とともに女性らしさ、リッチさも感じられて、まさに大人が理想とするデニムの装いが完成しています。

■3:ハンナ・MWは…個性派デニムは×スエードブルゾンなら落ち着きあるモードが完成

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ブラウンのレザーバッグがブルゾンとグラデーションになって、着こなしに統一感を。

スタイリスト兼ファッションブランドのディレクターを務めるハンナ・MWは、パリでスナップされていました。スエード素材と思われるブルゾンに、ドレープが寄せられたデザインデニムをコーディネート。ブルゾンはフロントをきっちり上まで閉めて着こなしていますが、デニムパンツにインしていて上半身をコンパクトにまとめて脚長ラインができ上がっています。ウエストから裾にかけてたっぷりとドレープが寄った技ありのデニムは、シンプルなトップスを合わせることによって、個性的なデザインの魅力が引き立って見えて大正解です。モカベージュとややウォッシュがかかったデニムの組み合わせは、秋のおしゃれにぴったりなので、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。


デニムを使った秋に最適なコーディネートのスナップをお届けしました。ベージュやブラウンを合わせるとベーシックに着こなしても、品がよくこなれムードも十分なので、必見です。

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PHOTO :
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EDIT&WRITING :
佐野有紀