目次

神宮前の場所は?「最寄り駅」と「地図」

神宮前の「場所」

大正時代に造られたJR山手線原宿駅の駅舎が、2020年に新しく生まれ変わりました。
大正時代に造られたJR山手線原宿駅の駅舎が、2020年に新しく生まれ変わりました。

JR山手線の原宿駅を降りると、目の前に広がるのが渋谷区神宮前です。ここは、日々、ファッションから音楽、アートなど多彩な文化が誕生し続けているエリアで、とても刺激的。世界中から人が集まる「カワイイ」文化の発信地・竹下通りや、ユースカルチャーの発信地・キャットストリート、ハイブランドが立ち並ぶ表参道など、網羅性が高く、それぞれが個性を発揮しつつ共存していることも特徴といえます。

神宮前の「最寄り駅」

神宮前から渋谷駅の方向へ歩いて行くと、新しく生まれ変わった宮下公園「MIYASHITA PARK」があります。ハイブランドや飲み屋横丁、コーヒーショップやギャラリーなど様々な形態のお店が入っています。この遊歩道の下には渋谷川が流れています。
渋谷駅から神宮前へと歩いて行くと、新しく生まれ変わった宮下公園「MIYASHITA PARK」があります。ハイブランドや飲み屋横丁、コーヒーショップ、ギャラリーなど様々なお店が入っています。遊歩道の下には渋谷川が流れています。

最寄り駅としては、JR山手線の「原宿駅」東京メトロ千代田線や副都心線が通る「明治神宮前」東京メトロ銀座線や千代田線、半蔵門線が通る「表参道」があげられます。また、街並みを楽しみながら歩いていれば、渋谷駅から神宮前まで、15分~20分程度で辿り着けてしまいます。

神宮前の「地図」

神宮前1丁目から6丁目まであります。

神宮前の「歴史」

キャットストリート沿いに渋谷川が流れていました。キャットストリートには若い世代が多く集まり、新しいカルチャーが生まれています。
キャットストリートは、アパレルショップ、雑貨店や飲食店などが立ち並ぶ遊歩道で、歩きながら最先端の文化と触れ合い、ショッピングを楽しむことができる通りです。この道沿いに渋谷川が流れていました。

江戸時代、神宮前周辺は「穏田」と呼ばれていました。この地には多くの広大な田畑が広がっていて、渋谷川沿いには水車がいくつも作られました。葛飾北斎の冨嶽三十六景「穏田の水車」にもこの地域の静かな暮らしの光景が描かれています。

葛飾北斎の冨嶽三十六景「穏田の水車」(国立国会図書館)

この絵に描かれているのが、現在の渋谷川です。渋谷川は、新宿御苑に水源を持ち、現在の渋谷区・港区内を通って東京湾に流れ込む全長10kmの川でした。今では、渋谷川の上流と支流のほとんどが地表から姿を消しています。渋谷川の上流部分は昭和39年(1964年)の東京オリンピックを機に暗渠化されて、渋谷川遊歩道になりました。神宮前3丁目から5丁目まで整備されているこの遊歩道は、キャットストリートという愛称でも親しまれています。

神宮前の「由来」

キャットストリート沿いにはひっそりと穏田神社があります。美の守り神や縁結びの守り神を祀っています。
キャットストリート沿いにはひっそりと穏田神社があります。美の守り神や縁結びの守り神を祀っています。

江戸時代、このエリアには「穏田村」ともうひとつ、「原宿村」があり、明治中期まで続きました。穏田は、当時、渋谷川が穏田川と呼ばれていたことが由来とされています。一方、原宿の由来は、千駄ヶ原(せんだがはら)と呼ばれていたその地が、宿場町であったこと、つまり、千駄ヶ原の「原」と宿場町の「宿」を取って名付けられたという説が有力です。しかし、明治22年(1889年)に市町村制が施行されて合併され、原宿、隠田、そして隣接する千駄ヶ谷の3村を合わせて「千駄ヶ谷村」に。ここから住宅地として発展し続けます。さらに昭和7年(1932年)に東京に区制が施行されて「渋谷区」に属することに。町名は「原宿1丁目から3丁目」「穏田1丁目から3丁目」「竹下町」と変更されましたが、昭和40年(1965年)にはまとめて「神宮前」になりました。「神宮前」になった由来は、ズバリ、明治神宮の前にあるから。これにより、駅名にもなっている「原宿」という地名はなくなりました。

神宮前の3つの「魅力」

■1:トレンドが誕生する場所

竹下通りには安くてカワイイ雑貨店などが多く集まります。クレープ店や綿菓子など、インスタ映えして食べ歩きが楽しめるスイーツも人気です。
竹下通りには安くてカワイイ雑貨店などが多く集まります。クレープ店や綿菓子など、インスタ映えして食べ歩きが楽しめるスイーツも人気です。

戦後、原宿駅周辺には米軍向けのさまざまな商売が誕生。和の文化と洋の文化が混ざり合う、とても珍しい地として発展をします。1970年代後半には、流行のファッショントレンドを発信する「ラフォーレ原宿」がオープン。ここから多くの若手ファッションクリエイターが生まれました。同時期に竹下通りの「ブティック竹の子」から始まった「竹の子族」が出現。そして80年代は、一世風靡セピア、THE BOOM 、JUN SKY WALKER(S)など、歩行者天国で路上ライブをしていたグループが次々にブレイクします。そして、1990年代には個性的なファッションを楽しむ「カワイイ」文化が誕生しました。今も新しい文化が次々とここから生まれ、世界中へと広がっていきます。

1976年にビームスは原宿でオープンし、様々なファッションとライフスタイルを発信し続けています。
1976年にビームスは原宿でオープンし、様々なファッションとライフスタイルを発信し続けています。

■2:大きな緑に囲まれている

神宮前地区は「明治神宮・代々木公園」、「神宮外苑」、「新宿御苑」などの大きな緑に囲まれています。

初詣時には、例年日本一になる参拝客が訪れる明治神宮。70万m2の広大な杜があります。
初詣時には、例年日本一になる参拝客が訪れる明治神宮。70万m2の広大な杜があります。

神宮前からもっとも近いグリーンエリアは明治神宮です。 ここは、100年後に自然な杜になるように計算して作られた人工林で木漏れ日もとても美しいものがあります。 明治神宮御苑には、江戸時代には加藤家・井伊家の下屋敷の庭園がありました。明治以降は宮内省が所轄する南豊島御領地の時代を経て、明治天皇を祀る明治神宮となります。明治神宮の見どころのひとつに、杜(もり)があります。大正4年(1915年)に永遠の杜を作る計画が始まり、この地に木を奉納したいという全国から10万本にも及ぶ献木が集まりました。11万人の青年が造営工事にあたったといわれています。

■3:ギャラリーが急増

ワタリウム美術館を拠点に、ギャラリーが点在しています。ルイ・ヴィトン表参道ビルにあるのが ESPACE Louis Vuitton。神宮前2丁目にはMAHO KUBOTA GALLERY、GALLERY TARGET、神宮前3丁目にはEUKARYOTEなどがあります。この周辺にあるギャラリーを巡ってみるのも楽しいかもしれません。

神宮前3丁目にあるワタリウム美術館は1990年に開館。国内外の現代美術を紹介しています。
神宮前3丁目にあるワタリウム美術館は1990年に開館。国内外の現代美術を紹介しています。

神宮前エリアの目抜き通りにはさまざまな形態のお店があり、道行く人たちのファッションも多岐にわたります。それゆえ、お店を覗けばもちろんのこと、ただ歩いているだけでも刺激を受けるエリアといえます。路地を入った先に広がる高級住宅地は、そんな神宮前の魅力を日々味わいたい人の絶好の住処になりそうです。

参考:渋谷区ホームページ
   明治神宮
   穏田神社
   MIYASHITA PARK
この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
PHOTO :
AC,柳堀栄子
WRITING :
柳堀栄子