ハンドマッサージには自律神経のバランスを整えてリラックス効果があるといわれていますが、刺激すると特に気持ちよく感じるのが手の反射区(ゾーン)です。

反射区とは、身体にある器官や内臓につながっているといわれている末端神経が集まった箇所のこと。足裏の反射区を刺激して体の不調をケアするリフレクソロジーという施術がありますが、手にも同様の効果が。特に上半身をケアする反射区が集中しています。

ツボと何が違うのかといえば、ツボは点で刺激を与えるのですが、反射区は面(ゾーン)に刺激を与える方法。なので、だいたいこの辺りを刺激する、くらいに覚えておけばいいので簡単です。

今回、エイジングデザイナーの村木宏衣さんが教えてくれるのは、肩コリに効く反射区。スマホやパソコンを使いすぎている私たちは、そもそも手がとても疲れていますから、ハンドクリームを塗るついでに、手のマッサージをするのはとてもおすすめ。そのときにこの肩こりに効く反射区を優しく念入りに刺激してみてくださいね。

■肩と連動している反射区を確認し、刺激していく

肩の反射区は、手のひら、手の甲、そして小指にあります。オレンジ色で示した部分を意識してマッサージしましょう。

 

手のひらは反対の手の親指を使って押しながらほぐすように刺激していきます。

 

薬指、小指のゾーンは、反対の手の親指と人さし指でつかみながらほぐし、指全体を刺激していきます。

 

【まとめ|スマホ疲労におすすめ。村木さん指導・肩コリ解消ハンドマッサージ4か条】
1.ハンドマッサージには自律神経のバランスを整えてリラックスする効果あり。
2.特に刺激すると気持ちよく感じるのが、手の反射区。
3.反射区とは、身体の器官につながる末端神経が集まったエリアのこと。
4.肩に関わる反射区を刺激することで、スマホやパソコンによる肩コリ解消に。

以上、「スマホ疲労におすすめ。村木さん指導・肩コリ解消ハンドマッサージ」を教えていただきました。

セルフケアは続けることが大事。「誰でも簡単に効果テキメン」のアンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。

次回は10月15日の更新です。お楽しみに!

村木宏衣さん
エイジングデザイナー
(むらき・ひろい)大手エステティックサロン、整体院、美容医療クリニックでの勤務経験を経て、小顔、リフトアップ、むくみ、ボディメイキングなど女性の悩みに対して、独自の「村木式 整筋」メソッドを確立。2018年「クリニックF」内「Amazing♡ beauty」を開設。『10秒で顔が引き上がる 奇跡の頭ほぐし』(主婦の友社)は24万部を突破し、最新刊の『10秒で疲れが取れる 奇跡の目元ほぐし』(主婦の友社)も好評。 また、ご自身がプロデュースした美顔器「アメージングローラー」も発売中。「村木式整筋」メソッドのテクニックをセルフケアで簡単に再現できると話題に。新刊『鼻のむくみ・ゆがみとり!顔印象変わる 美鼻矯正』(講談社)が発売中。 Instagram
 
体験者:松藤あつこさん
(41歳・化粧品会社経営)
「教えてもらった反射区を意識して、しっかりとハンドマッサージするととても気持ちがいいですし、スマホでカチカチに固まっていた腕や肩がラクになる感覚が!とても簡単で覚えやすいし、ハンドクリームを塗るついでにできるのもいいですね」
PHOTO :
松原敬子
EDIT&WRITING :
荒川千佳子