「黒」は女性をいちばん美しく魅せてくれる色と言われていますが、無難で地味なスタイルに陥ってしまう可能性もある、危険色のひとつでもあります。今回は、定番色のスタイリングがマンネリ化しないよう、上品にアップデートするテクニックを、5つのキーワードでご紹介します。

「5キーワード」でマンネリ打破する最旬ブラックスタイル

■1:異素材レイヤーで更新する「オールブラック」

計算された異素材のレイヤーテクニック
計算された異素材のレイヤーテクニック

リンダ・ファーゴ(Linda Fargo)は、世界中にファンをもつスタイルアイコンのひとり。普段は色・柄のアレンジ力でセンスを光らせている彼女ですが、オールブラックでまとめるときは、重くならないよう、異素材のレイヤードで軽やかにまとめていました。光沢あるひざ下丈のサテン地ワンピースの上に、毛足の短いファーコート。最後にカシミヤのストールをひと巻きした、計算されたスタイリングバランスは、参考にしたいものです。

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■2:小顔効果を狙う「黒タートル」

首元にブラックを差して小顔へ
首元にブラックを差して小顔へ

アレクサ・チャン(Alexa Chung)は、スタンダードな黒タートルネックをインして、定番のシャツスタイルを冬仕様にアップデート! ピタっと首に寄り添うタートルネックで隙間風を防いでくれるだけでなく、顔の輪郭をシャープに見せる効果もあるり、小顔効果も発揮してくれます。真冬のコートスタイルに早速取り入れたいスタイリングテクニックです。

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■3:上級者が選ぶ個性派「黒×アニマル」

エレガントさ引き出すバランス感覚を意識
エレガントさ引き出すバランス感覚を意識

上級編のブラックタートルスタイルとして注目したいのが「×アニマル柄」のテクニックです。個性的に魅せることのできる柄アイテムは、自己プロデュースにもひと役買ってくれます。ビジネスシーンでは、派手になりすぎないよう、トップスにはいつものブラックスタイルを選びながら、ボトムスをヒョウ柄スカートに差し替えて更新しましょう。ひざ下丈の定番シルエットを選ぶごことで、女性らしいフェミニンさも意識して。

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■4:王道をオシャレに崩す「黒×ホワイトシューズ」

サイズ選びで今どきに
サイズ選びで今どきに

メンズライクなスタイリングを好むサラ・ハリス(Sarah Harris)は、スタンダードなスラックスに、ホワイトスニーカーをセット。全体をややオーバーサイズめでラフにまとめることで、王道のモノトーンスタイルをストリート風味に崩してしています。サイズ選びで印象がガラリと変わるので、自分のボディーバランスを確認しながら、ベストなボリューム感を見つけてみては。

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■5:アートに着映える「黒×ニュアンスカラー」

スリムに魅せるブラックのタイトスカート
スリムに魅せるブラックのタイトスカート

グレーは、合わせる色味で雰囲気を変えられることから、ビジネスシーンでも出番の多い定番色のひとつ。無難にならないよう、アート性の高いグラフィカルなデザイントップスを選ぶことで、個性的な着こなしを楽しむことができます。「黒」のロング丈のスカートで気になるボトムラインをカバーして、縦長ラインをつくるとスタイルアップにつながります。オフィスでも使えるテクニックは、早速デイリーシーンで取り入れてください。

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ブラックスタイルのマンネリ化を防ぐアレンジテクニックを、5つのキーワードからご紹介しました。いつものスタイルに変化をつけたいと思ったときには、海外セレブの着こなしを参考にアップデートしてください。

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EDIT&WRITING :
石原あや乃