【目次】

基本の唇ケア


ふっくら唇を手に入れる「4つ」のケア

 
 
永松 麻美さん
美容家 
(ながまつ あさみ)小顔&肌改善サロンSUHADAを運営して6年目の美容家。CIDESCOインターナショナルエステティシャン。エステティシャン向けのフェイシャルスクールや「肌を見分ける1Day講座」なども開校中。

日々のリップケアを欠かさずに!

日々のリップケアを欠かさずに!

顔のなかでも特に視線を集めやすい唇は、年齢が出やすいともいわれるパーツ。一説によると、唇の縦じわは老けて見える要因のひとつなのだとか! 唇の縦じわを、日々のリップケアで目立たなくしていきましょう。

【1】こまめな保湿を心がける

乾燥すると唇にしわが入りやすくなるため、乾きを感じる前に、こまめにリップを塗る習慣を身につけましょう。乾燥させている時間を少しでも減らすことが重要です。特にお風呂のあと、食事後、歯磨き後に忘れず塗るのが大事です。

【2】紫外線対策を忘れずに

紫外線は乾燥を招き、ハリや弾力を低下させ、しわを深くしてしまうので要注意。顔に日焼け止めを塗るように、唇にはSPF入りのリップクリームを使うのが効果的です。口紅やグロスにもUVカットタイプがあるので、メイク時に活用するのも手です。

【3】リップ専用のケア製品を使う

年齢とともに唇のハリや弾力が減っていくので、ハリを出すような成分の含まれたリップケア製品を使いましょう。特に唇専用の美容液は、コラーゲンなどの保湿成分・荒れを防ぐ薬効成分などが豊富に含まれているので効果的です。

【4】ワセリンパックでナイトケアを

ワセリンは安価で保湿力があるので、夜寝る前にたっぷり塗るだけでも縦じわに効果的。さらに、ワセリンとはちみつを5:5で混ぜて、まんべんなく唇に塗るリップパックも、唇がふっくらするのでおすすめです。

【まとめ/唇の縦じわを目立たなくするリップケア法 4か条】
1.こまめな保湿を心掛ける
2.紫外線対策を忘れずに
3.リップ専用のケア製品を使う
4.ワセリンパックでナイトケアを

文句を言うからシワが増える?老け顔に見られないためのリップケア方法

唇ケアメソッド【3選】


ソフトゴマージュで「角質」オフ

金子エミさん
パーツモデル・美容家
(かねこ・えみ)1991年よりパーツモデルを始める。CMやスチール広告、雑誌などで活躍する傍ら、ボディケアコスメ『エミト…(emito…)』をプロデュース。著書も多数。二児の母でもある。

空気が乾燥していたり、マスクとの摩擦が起きたりして、唇がガサガサする……そんな方にぜひ試してほしいのが、こちらの唇ケア。「皮脂腺や汗腺がなく、乾燥しやすい唇は念入りな潤いケアが必要です。荒れを感じたら、定期的にケアをしましょう。余分な角質は落として、潤いを浸透させてください」(金子さん)

【用意するもの】

・ゴマージュの材料(下に記載)
・ラップ(唇を覆える大きさ)
・お好みのリップクリーム

【STEP.1】ゴマージュをつくる

蜂蜜に砂糖を加えて混ぜるだけ。砂糖の質感を残すことがポイント

蜂蜜に砂糖を加えて混ぜるだけ。砂糖の質感を残すことがポイント。

蜂蜜大さじ1に砂糖小さじ2を溶かした手づくりゴマージュでやさしくオフしましょう。蜂蜜は卵白でも代用可能です。

【STEP.2】古い角質やめくれた皮をゴマージュで落とす

やさしく、ソフトタッチで行って

やさしく、ソフトタッチで行って

あらかじめつくっておいたゴマージュをくちびるにつけて、指の腹でくるくると円を描くように、上下のくちびる30秒ずつマッサージをし、余分な角質を落として洗い流します。

【STEP.3】ラップでパックをする

ラップがはずれないように軽く手で抑えておきましょう

ラップがはずれないように軽く手で抑えておきましょう。

リップクリームをたっぷりと塗り、ラップで覆って10分ほどおくと潤いが復活します。また、くちびるが荒れているときはラップの上から蒸しタオルをあてるとリップが浸透しやすくなります。

マスクと手洗いで荒れがちな指と唇を重点ケア!パーツモデルに教わる「手と唇のセルフケア」3選

「筋肉」をほぐしてハリのある唇に

村木宏衣さん
エイジングデザイナー
(むらきひろい)大手エステティックサロン、整体院、美容医療クリニックでの勤務経験を経て、小顔、リフトアップ、むくみ、ボディメイキングなど女性の悩みに対して、独自の「村木式 整筋」美容メソッドを確立。現在は「クリニックF」内「Amazing♡ beauty」を開設。著書に『一生劣化せず今すぐ若返る 整筋・顔体大全』(日経BP社)など多数あり。

口元のハリの復活させるメソッドで、加齢で間延びした鼻の下を縮める効果あり。薄く貧相になった唇の厚みを復活させるので、顔全体の美人度もアップします。

【STEP.1】指の腹を使って口輪筋の上部をほぐす

口をぐるりと囲んでいる口輪筋の上部をケアするマッサージ。人さし指と中指をそろえて鼻の下に当てる。鼻の下をちょっと伸ばした状態にし、指の腹で筋肉を捉えて、小さく上下するように動かす。これを10回行って。

人さし指と中指の第一関節の面全体で、口輪筋を捉えましょう。

人さし指と中指の第一関節の面全体で、口輪筋を捉えましょう。

鼻の真下から始め指の位置をずらしながら、口角に向かって、4か所を左右同時に行う。

口輪筋に対して垂直になるように指を当てるのがコツ。口角の方に指が移動した時は、口輪筋のカーブに合わせて角度を変えましょう。

口輪筋に対して垂直になるように指を当てるのがコツ。口角の方に指が移動したときは、口輪筋のカーブに合わせて角度を変えましょう。

【STEP.2】口輪筋をとらえ、「えおえお」と口を動かしながらほぐす

人さし指と中指で小鼻の横あたりの口輪筋をとらえます。そして「えおえお」と言いながら口を大きく動かすと、口輪筋だけでなく、鼻の脇にある上唇挙筋と上唇鼻翼挙筋もほぐれてハリを取り戻すことで、ふっくらとした唇に。これを10セット繰り返します。

「え」では小鼻を膨らませながら、前歯をしっかりと見せるようにして、「お」のときは鼻の下をしっかりと伸ばすようにしましょう。

「え」では小鼻を膨らませながら、前歯をしっかりと見せるようにして、「お」のときは鼻の下をしっかりと伸ばすようにしましょう。

【まとめ|鼻の下の間延びを解消して口元が若返る!口周りほぐしメソッド4か条】
1.年齢を重ねると口元のハリが衰え、鼻の下が長く間延びし、唇も小さく薄く痩せてしまう。
2.原因は表情筋の硬化。口輪筋、上唇挙筋、上唇鼻翼挙筋が硬化し、弾力が衰えることがハリの低下を招く。
3.人さし指と中指の第一関節の面で口輪筋の上部をとらえてほぐすことで間延びした鼻の下が縮まる。
4.さらに小鼻の横の口輪筋を捉えたまま「えおえお」と口を動かすことで、鼻の脇にある上唇挙筋と上唇鼻翼挙筋がほぐれ、口元に若々しいハリが生まれる。

鼻の下が間延びする&唇がやせる「口元の劣化」対策に!若々しいハリを取り戻す方法

老化を食い止める「口輪筋」トレーニング

口輪筋(こうりんきん)は、唇の開閉の役目を担う筋肉。口角下がりだけでなく、上唇にできる梅干しジワも口輪筋の衰えによるものです。 自分の唇をじっくりと観察してみて、山がつぶれて平坦になっている、口角が下がってきている、上唇の山あたりに梅干しジワが刻まれてきている状態なら、ケアが急務。唇のケアをリップクリームだけにせず、早めに表情筋トレーニング習慣を始めていきましょう!

【STEP.1】唇を閉じる

唇を閉じる

唇を閉じる。

【STEP.2】唇を思いっきり前に突き出す

唇を思いっきり前に突き出す

唇を思いっきり前に突き出す。

唇を「チュー」の形にし、唇の周り(口輪筋)に力を入れて5秒キープしましょう。

1日2分でOK!恐怖の口元老化が食い止められる「表情筋トレーニング」習慣

この記事の執筆者
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