横浜駅西口から徒歩1分、羽田空港からは30分という絶好のロケーションを誇る「横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズ」。横浜港や横浜みなとみらい21の眺望を楽しめるお部屋が人気の洗練されたホテルです。

そんな横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズの8階にある日本料理「木の花」が、2022年9月にリニューアルオープンしました。さらにラグジュアリーな空間として生まれ変わった店内の様子をご紹介します。

大切な人たちと、大切な時間を過ごす場所。日本料理「木の花」がリニューアルで全室個室に

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日本料理「木の花」店内

もともと「木の花」はホテル8階のワンフロアを使用した、広々としたホール席をメインダイニングとした作りとなっていました。しかし、近年のコロナ禍の影響もあり、よりパーソナルな空間が好まれるようになった世間のニーズに応える形にもなった今回のリニューアル。全室個室として生まれ変わりました。

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日本料理「木の花」店内・個室

広々とした個室では、日本庭園「天嶺(あまね)」を望むことができます。

今回の改装のコンセプトは「庭屋一如(ていおくいちにょ)」。庭と建物はひとつである、というコンセプトのもとに作られています。夕暮れ時になると庭がライトアップされ、食事をしながら美しい光景を楽しめます。

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日本料理「木の花」店内・個室

庭園が見えないお部屋からは「坪庭」を楽しむことができます。すべてのお客様に最高の空間を、という思いがそれぞれの個室から感じられます。個性的なデザインも目を引きますね。

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日本料理「木の花」庭園

ちなみに、お庭は中央の大きな岩を富士山と見立て、その裾野に広がる箱根、丹沢の山々をイメージして作られているのだそう。

接待や会食、結納など、訪れる方の目的はさまざまですが、どんな世代、どんな目的の方でも楽しめる空間作りとなっています。結納などでは、この場所で記念撮影を行う方も多いのだとか。

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ずらりと並ぶワイン、焼酎、日本酒

また、日本料理「木の花」の魅力のひとつが美酒のラインナップです。日本酒「十四代」、焼酎「森伊蔵」、ワイン「オーパスワン」など、選りすぐりのお酒が揃っており、料理に花を添えてくれます。

鉄板焼個室「山吹」で会席料理を実食

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鉄板焼個室「山吹」店内

今回のリニューアルで新たにレストラン内に新設されたのが鉄板焼個室「山吹」です。もともとは寿司のカウンター席だった店内を鉄板焼用に改装。予約必至の会席料理をいただけます。

店内に一度に入れるのは6人までとなっています。相席でのご利用も可能です。

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鉄板焼個室「山吹」でいただける「千秋楽」夜コース 1名分 ¥28,600(税・サービス料込み) ※料金は月ごとに変動します

コースは毎月、内容が変わり、その季節に合わせた料理が並びます。

今回は2022年12月31日(土)まで提供されている「千秋楽」の夜メニューの一部を実食レポートでご紹介します。

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香箱蟹

まず前菜として登場するのが「香箱蟹」。この時期しかいただけない越前蟹の雌です。上品な味わいの中に、蟹の風味がふわりと広がります。

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「鱈白子田楽」調理風景

もうひとつの前菜「鱈白子田楽」は、シェフが目の前でじっくりと調理してくれます。

店内にはBGMがありませんが、これは鉄板で食材が焼ける音をしっかりと楽しんでもらいたいという思いから。

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「鱈白子田楽」

じっくりと熱された石の器に柚子、そしてその上に田楽がかかった白子を。柚子の香りが立ち、口に入れるその瞬間まで、白子を包んでいます。田楽の甘さが濃厚な白子の味わいと互いを引き立て合うように絡み合います。

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「甘鯛松笠焼き」

焼き物はすべて目の前で焼いてくれるため、できたてをいただくことができます。

「甘鯛松笠焼き」は皮までパリパリ。鉄板は場所によって温度が異なるため、置く場所を調整しつつ、仕上げていきます。皮のほうはまるでおせんべいのような香ばしさと食感ですが、身のほうは驚くほどしっとりとしていました。

箸休めとして、干し柿の中にクリームチーズが入ったものが添えられています。どちらもクセがあるもののように感じられますが、一緒にいただくとそのクセが昇華され、新たな美味を作り出していました。

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肉料理の調理風景

もちろん、肉料理も目の前で焼いていきます。

この日、使用されたのは米沢牛。ヒレとロースから選ぶことができます。フランベなど、派手なパフォーマンスがあるわけではありませんが、肉が焼けていく音、変化は見ているだけで心が満たされていきます。

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「季節のお野菜」と「米沢牛」

季節の野菜と米沢牛を一緒のお皿にのせて。

お野菜は、単なる付け合わせと思うことなかれ。優しい出汁で味付けされ、頬張ると野菜本来の香りが鼻を抜けていきます。これだけで十分主役になれること間違いなしの味わいです。

米沢牛は、まず何もつけずにいただきます。肉の脂の本来の甘さで、とても贅沢な気持ちに。続いて、大根おろし、ワイン塩、からし、わさび、甘口しょうゆなど、お好みのものと合わせて“味変”を楽しみながらいただきます。塩は、米沢牛が東北のお肉ということで、山形の「さかたの塩」を使用しています。

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「蟹御飯」と「香の物」、「赤出汁」

料理の〆となるお食事は蟹御飯。土鍋で炊いたものを目の前でよそっていただけます。 

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「蟹御飯」

炊きたての御飯は、その香りと温かさだけで自然と笑みがこぼれ、一口ほおばるとますます頬が緩みます。

蟹の風味に、優しい出汁の味、お米の甘さが口の中でハーモニーを作り出します。コースの最後に幸せな満足感を与えてくれました。


上質でおいしい料理もさることながら、完全個室の落ち着いた空間の中で、鉄板焼きというエンターテイメントを楽しむ時間は格別のもの。

大切な人とかけがえのない時間を過ごすために、訪れてみてはいかがですか?

※掲載商品の価格は、すべて税・サービス料込みです。
※外出時には新型コロナウィルスの感染対策を十分に講じ、最新情報は公式HPなどでご確認ください。

問い合わせ先

  • 横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズ 日本料理「木の花」
  • 洋個室鉄板焼「山吹」
  • 営業時間/昼食 月~金 11:30~16:00、土日祝 11:00~16:30、夕食 月~土 17:30~22:00、日祝 17:30~21:00
  • 天ぷらカウンター ※月火は定休日
  • 営業時間/昼食 11:30~15:00、夕食 水~土 17:30~22:00、日祝 17:30~21:00 
  • TEL:045-411-1188
  • 住所/神奈川県横浜市西区北幸1丁目3-23

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WRITING :
ふくだりょうこ
EDIT :
小林麻美