「丁年」ってなんと読む?「ちょうねん」ではありませんよ!
明日は、令和5(2023)年の『成人の日』ですね。成人年齢が18歳に引き下げられてからも、この日に、「主に20歳を対象としたセレモニー」を行う自治体は多いようです。18歳は高校3年生の方が多く、この祝日のある頃は、高校卒業後の進路を左右する大切な時期と重なりそうですね。18歳にも20歳にも、有意義な祝日となりますように。
本日は「成人」に関連した日本語クイズをお送りします。
【問題1】「丁年」ってなんと読む?
「丁年」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「一人前に成長した年齢」のことで、「成年」の同義語です。
<使用例>
「この地域の住人は、現在は全員が丁年に達しているはずです」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は…丁年(ていねん) です。
「丁」という字には「一人前」という意味があり、「丁年(ていねん)」は「成人」を意味する言葉です。この字は「一丁前(いっちょうまえ)」などの言葉にも使用されますね。「定年退職」の「定年」と混同しそうですが、大人の知識として「丁年(ていねん)」という表現があることもインプットしておきましょう。
さて、2問目にまいりましょう。
【問題2】「大人」って「おとな」意外になんと読む?
「大人」の、読み仮名2文字の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「学舎や師匠を尊敬して呼ぶ語」「古代の貴人などの敬称」などの意味をもつ言葉です。
<使用例>
「あちらにいらっしゃる大人は、脳外科の名医でいらっしゃるとか…」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 大人(うし) です。
「大人(うし)」は、「立派な方」「先生」と同じニュアンスの言葉です。
「大人」という表記の読み方には、
「おとな/うし/たいじん/だいにん/おおひと」と、意外といろいろございます。
***
本日は、『成人の日』にちなんで、「成人」に関連する日本語から、
・丁年(ていねん)
・大人(うし)
の読み方をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/日本経済新聞ウェブサイト(2021年4月4日)/『テレ朝NEWS』ウェブサイト(2023年1月5日)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱