身長156cmのインテリアエディターDが、おすすめのアイテムを実際に体験しながらレポートする本連載。今回は、自身のインスタグラムで家具の買い替えを検討している方にアンケートをとったところ圧倒的に多かった「ソファを見直したい」という声に応えて、等身大の住まいに合うデザインを厳選。

北海道・東川町に自社工場をもつ日本発グローバルブランドの「タイムアンドスタイル」から、人気の『The horizon of the floating layer（ザ ホライズン オブ ザ フローティング レイヤー）』の魅力をご紹介します。

「自宅でのくつろぎ方」を見直したい人が増えている?!

新年を迎えると、新生活の準備や引っ越しのタイミングで家具の買い替え需要が本格的に増える季節到来です。インスタグラムのアンケート機能でフォロワーの皆さんに聞いたところ、家具の買い替えをお考えの方は回答の約半数を占めました。

買い替えたいアイテムとしては、ソファとダイニングテーブルが60:35（残り5%は収納）といった結果に。くつろぎ方についてこれまで以上に真剣に検討される方が増えている傾向が見て取れます。

そこで、昨今の燃料の高騰による輸送費の大幅な値上げや為替に直接影響を受けない国内ブランドで、海外ブランドにも匹敵する品質と優れたデザインのものを探し歩いたところ、まだまだ紹介しきれていないアイテムがあることに改めて気がつきました。

そのなかでも特に惹かれたのが、日本発グローバルブランドの「タイムアンドスタイル」の『ザ ホライズン オブ ザ フローティング レイヤー』です。

タイムアンドスタイルのソファ「ザ ホライズン オブ ザ フローティング レイヤー」
【ブランド】タイムアンドスタイル 【商品名】ザ ホライズン オブ ザ フローティング レイヤー　【価格】￥781.000〜　【サイズ】幅1180×奥行き800×高さ450 座面高380(mm)　【材質】座面：S字バネ、ウレタン、ファブリック　脚：オーク　

“小上がり”でくつろぐような心地よさを自宅に取り戻す喜び

ソファを背にして床に座る人とも一緒にくつろげる低めの座面高(380mm)。ミニマルなデザインでありながら、どことなく懐かしさを感じさせる“第二の床”のような佇まい、何かに似ていると思いませんか？ 

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水平に伸びた木製の土台が床に落とす影の効果で、まるで浮いているように見える軽やかさにもご注目！

『ザ ホライズン オブ ザ フローティング レイヤー』は、日本家屋や小料理屋さんにある“小上がり”で過ごしているような空間体験をすることができます。天井高の低い日本の住宅でも、低めの位置でくつろぐことで空間に広がりを感じられるというのは大きなメリットではないでしょうか。

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豊富なサイズバリエーションがあり、組み合わせ次第で水平方向に広げ続けることができる仕様も特徴。

ふだん生活を送るなかで、椅子に座るほどではないけど一息つきたいときや、軽く横になりたいといったような気分を受け止めてくれるのに“ちょうどいい”高さと広さ。ショールームに滞在している間に、何人もの方が腰掛けて休憩をとるような場面を見かけました。お買い物にちょっと疲れた人がひとときを過ごしたくなる、親しみやすい空間体験の記憶も人気の秘密かもしれません。

このような低めのシーティングシステムはエキゾチックな魅力を感じさせ、海外ブランドでもよく取り入れられるデザイン言語になりつつあります。

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『ザ ホライズン オブ ザ フローティング レイヤー』を取り入れた、そこはかとなく和の要素を感じさせるシックなリビングコーナー。

空間にヌケ感を、過ごし方に自由をもたらす絶妙な背もたれ

背クッションのスタイルも注目すべきポイントです。低めかつ囲い込まないデザインならではの絶妙なヌケのおかげで視線が奥まで行き届き、空間をさらに広く感じさせてくれます。また、部屋のさまざまな方向から座面にアプローチできるという点もとても便利です。

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クッションのヌケ空間にサイドテーブルを置いて。細やかに気が利いている「おもてなし」の精神を演出できます。

そして空間を仕切ることなく床に近い高さでゾーニングしてくれるため、ゆったりと過ごしたいくつろぎのエリアと、宅トレやリモートワークなど活動的なことをするエリアを分けることも可能です。

全ての角の面取りが、おおらかで美しい“余白”をつくり出す

Sバネで薄く仕立てられたクッションなど、正方形や長方形といった幾何学的な形状であるにもかかわらず、空間に柔らかな印象を作り出す『ザ ホライズン オブ ザ フローティング レイヤー』。その秘密はディテールの仕上げによる賜物。全ての角は滑らかにおおらかなカーブをもってすべすべに仕上げられています。

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大きなカーブを描く角の丸みには、空間をモダンで静謐に仕立ててくれる効果が。

自由な配置を促す双方向から使える引き出し付きサイドテーブル

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双方向からアプローチできる引き出しが、散らかりがちなリビングを美しく整えてくれます。

同シリーズで展開している座面と同じ高さの引き出し付きサイドテーブルを組み合わせれば、より自由な過ごし方をつくることが可能です。大きな座面と同じ面積の板の面は、床に正座して筆ペンで手紙を書いたり、ソファに正座してお抹茶を点てたりなど、和のお稽古事ができそうな余裕を演出してくれます。

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座ったまま出しきることが可能な薄い引き出しは、トレイのように使える便利なサイズ感。

海外でも評価の高い「タイムアンドスタイル」ミラノショールーム

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モードなファッションやインテリアが揃う、イタリア・ミラノのブレラ地区にオープンしたショールーム。

「タイムアンドスタイル」は、2022年6月にイタリア・ミラノのブレラ地区にショールームをオープンしました。今回ご紹介した低めのシーティングシステムや引き戸のガラス扉の戸棚など、そこはかとなく日本的なものを感じさせるミニマルなデザインは、ヨーロッパで見ると唯一無二の世界観。「Calm & Special!」と海外の有名建築家にもファンが多く、そのブランドの家具が日本で買える私たちは幸運とも言えますよね！

「日本のものづくりという域を超え、東洋と西洋が融合した新しい価値観が世界の人々の暮らしを創造し、一般の方から建築家やデザイナーなどのプロフェッショナルのお客様まで、プロダクトから空間に至るインテリア全般を提案します」というポリシーを掲げています。

今回は、ソファを買い替えたいと考えている方におすすめしたい、「タイムアンドスタイル」の『ザ ホライズン オブ ザ フローティング レイヤー』をご紹介しました。

ヨーロッパの模倣から一歩抜きん出て独自性のある家具を世界で展開する「タイムアンドスタイル」。日本発のグローバルブランドが提案するくつろぎを、ショールームでぜひ体感してみてください。

※掲載商品の価格は、すべて税込みです。

問い合わせ先

  • TIME&STYLE RESIDENCE　
    営業時間／10:00～20:00
    定休日／なし（玉川高島屋S・Cに準ずる）
    TEL：03-5797-3271
  • 住所／東京都世田谷区玉川3-17-1 高島屋S・C 南館6F

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この記事の執筆者
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土橋陽子さん インテリアエディター
イデーに5年間（1997年～2002年）所属し、定番家具の開発や「東京デザイナーズブロック2001」の実行委員長、ロンドン・ミラノ・NYで発表されたブランド「SPUTNIK」の立ち上げに関わる。 2012年より「Design life with kids interior workshop」主宰。モンテッソーリ教育の視点を取り入れた、自身デザインの、“時計の読めない子が読みたくなる”アナログ時計『fun pun clock（ふんぷんクロック）』が、グッドデザイン賞2017を受賞。現在は、フリーランスのデザイナー・インテリアエディターとして「豊かな暮らし」について、プロダクトやコーディネート、ライティングを通して情報発信をしている。
公式サイト：YOKODOBASHI.COM
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