「本復」ってなんと読む?「ほんぶく」でもいいのかしら?
明日・2月17日は『電子書籍の日』です。これは大手電子書籍サービスのサービス開始日にちなんで制定された記念日で、電子書籍の認知度広報や利用促進を図り、電子書籍市場の拡大と豊かな読書体験の提供を目的としています。現実の収納場所を必要としない、読みたいタイトルが即・手に入る電子書籍は、読書好きの方にはうれしいサービスですよね。印刷された紙の書籍ならではの良さや美しさと、電子書籍の手軽さ…主体的に選んで、読書ライフをより充実させてください。
ということで本日は「本」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「合本」って何と読む?
「合本」という日本語の正しい読み方をお答えください。
<ヒント>
「数冊の本や雑誌などをとじあわせて1冊に製本すること。また、その本」という意味の言葉で、電子書籍サービスでは、同じ作家の短編を集めたものや、連載された作品を一気に読めるコンテンツなどにもこの言葉が使用されています。
<使用例>
「あなたにぜひおすすめしたい作家さんの、初期短編の合本版が配信開始されたの!」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 合本(がっぽん) です。
電子書籍サービスでは、最近、よく見かける言葉ですが、簡単な漢字で構成される熟語、かつ、字の意味は一目瞭然ですので、ルビなどはふられていませんね。「合本(がっぽん)」は、意外と正しい読み方ができていない、要注意な熟語かもしれません。「合本(がっぽん)」と同じ意味で「合冊」という言葉あり、こちらは「がっさつ」「ごうさつ」と2通りの読み方がございます。
「合本」は「がっぽん」としか読みません。
さて、2問目にまいりましょう。
【問題2】「本復」ってなんと読む?
「本復」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「病気が全快すること」「以前の身分や財産を取り戻すこと」などの意味をもつ言葉です。
<使用例>
「昨年末に入院した父が、ありがたく本復いたしました」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 本復(ほんぷく)です。
「病気の全快」という意味で、大人の会話にしばしば登場する言葉ですね。古くは「ほんぶく」と読む方もいらっしゃる言葉でしたが、現在は「本復(ほんぷく)」という読み方で使用するのが無難そうです。
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本日は、2月17日、『電子書籍の日』にちなんで、「本」という字の入った日本語から、
・合本(がっぽん)
・本復(ほんぷく)
の読み方をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『デジタル大辞泉』『精選版日本国語大辞典』(株式会社小学館)一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/Book Liveウェブサイト
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱