明日・2月23日は『富士山の日』です。これは富士山をテーマとした活動を行なっている「山の展望と地図のフォーラム」が制定し、一般社団法人・日本記念日協会に認定・登録されている記念日です。2月23日を2(ふ)2(じ)3(さん)と読ませる語呂合わせと、毎年、この時期になると雪化粧をまとった富士山がきれいに臨めることから、この日が選ばれたそう。ということで本日は「山」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「山姥」ってなんと読む?
「山姥」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「山に住む女の妖怪。鬼女」のことで、謡曲や能面にもこの名をもつものがございます。
<使用例>
「私、実は、学生のころは山姥メイクをしていたのよ」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 山姥(やまんば)です。
昔話にも、「山姥(やまんば)」の登場するものがたくさんございますね。また、例文のように、2000年台初頭に流行した、日焼けした顔に白っぽく濃いメイクをほどこす「ヤマンバメイク」「ヤマンバギャル」を連想する方も多いのでは? 若者文化にこの名が転用されるほど、日本古来、なじみ深い妖怪です。
さて、2問目にまいりましょう。
【問題2】「山葵」ってなんと読む?
「山葵」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:日本特産の香辛料です。
<使用例>
「伊豆のお土産に、本物の山葵を買ってきたの」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 山葵(わさび)です。
「山葵(わさび)」は、アブラナ科の多年草です。お刺身やお寿司、お蕎麦などの香辛料として使われる「山葵(わさび)」は、茎根の部分をすりおろしたものです。抗虫効果があるとされ、魚介類の寄生虫や食中毒の原因となる菌を抑える効果があるので、お刺身に「山葵(わさび)」をつけるのは、おいしいだけではなく、理にかなった理由があるのですね。切り餅を保存する時など、袋に一緒に「山葵(わさび)」を封入しておくと、カビが発生しにくくなるなどの効果もございます。
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本日は、2月23日『富士山の日』にちなんで、「山」という字の入った日本語から、
・山姥(やまんば)
・山葵(わさび)
などの読み方をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/FoodsLinkフーズリンクウェブサイト/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱