明日・2月25日は『ひざ関節の日』。これは「2(ニー→英語のknee=ひざ)25(ニッコリ)の」の語呂合わせで制定されれた記念日です。「ひざ」の漢字表記は「膝」ですが、本日1問目は、この字に使用されている部首に関するクイズです。
【問題1】「膝」の部首は…?
「膝」という字と、同じ部首を持つ漢字を、以下の選択肢の中から選んでください。
1:脈
2:期
3:肩
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 1:脈 と 3:肩 です。
「膝」の部首は、字の左側にある「月」ですが、これは「肉」という字から変化したもので、「身体や肉にかかわる漢字」を構成する部首「にく/にくづき(肉/肉月)」と呼ばれます。選択肢1の「脈」と、選択肢3の「肩」は、これを使った漢字です。選択肢2の「期」の右側にある「月」は、「月や時間にかかわる漢字」を構成する部首「つき/つきへん(月/月偏)」です。同じ部首を持つ漢字に「朝」「朧」「望」などがあります。「にく/にくづき」は、「肉」という字から変化して「月」の形状になった部首で、「つき/つきへん」は、「月」という字をそのまま部首としています。現代の漢字では見た目としては同じですが、分類の異なる部首ですので、知識として覚えておきましょう。子どもたちも区別して学んでいます。
さて、2問目は、「膝」と同じ「にく/にくづき」の漢字の入ったクイズです。
【問題2】「胸座」ってなんと読む?
「胸座」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「むなもと。着物の左右の襟が重なってあわさるあたり」を意味する言葉です。
<使用例>
「いきなり胸座をつかんで激高するなんて、あなたの評価を下げるだけよ」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 胸座(むなぐら)です。
素直に読める字で「胸倉(むなぐら)」とも表記しますが、「胸座(むなぐら)」という表記も古来、使用されてきた表記で、辞書で「むなぐら」とひくと、漢字表記として先に「胸座」が掲載されている例が多いのです。大人の教養として覚えておきたい表記です。
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本日は、2月25日『ひざ関節の日』にちなんで、
・漢字の部首「にく/にくづき(肉/肉月)」と「つき/つきへん(月/月偏」の違い
と、
・胸座(むなぐら)
の読み方をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/学習法指導塾PHIウェブサイト/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱