明日・3月1日『ファミリーファーストの日』です。 これは「3(みんな)を1(いちばん)」の語呂合わせなどで、マンション建築を手がける企業が制定、一般社団法人日本記念日協会に認定された記念日で、「家族の幸せを第一に」という理念に基づき「Family First(ファミリーファースト)の気持ちの大切さを広く伝えること」が目的とされています。明日は、ご家族が喜ぶようなことを、何か考えて実行してみるのも良いかもしれません。こうした記念日にあやかって、ご実家が遠方の方は、お電話などしてみても良いのでは?

ということで本日は「建物」にまつわる日本語クイズをお送りします。

【問題1】「四阿」ってなんと読む?

「四阿」という日本語の、読み仮名4文字の正しい読み方をお答えください。

ヒント:「四本の柱で支えられている建物」「庭園などの休憩所となる、壁のない屋根と柱だけの小屋」などの意味を持つ言葉です。

<使用例>

「突然の雨に降られたから、公園の四阿で雨宿りをしていたの」

当て字で意外な読み方ですが、みなさまご存じの言葉です!
当て字で意外な読み方ですが、みなさまご存じの言葉です!

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 四阿(あずまや)です。

正解できましたか?
正解できましたか?

音読みで「四阿(しあ)」とも読みますが、「四阿(あずまや)」のほうがポピュラーに使用される表現ですので、後者で読めたほうが無難です。この場合の「阿」は、ひさしや棟(むね)を意味します。「東屋(あずまや)」とも表記します。これからの時期、春の庭園や公園を散策して楽しむ機会も増えそうなので、「四阿(あずまや)」を利用する機会も増えるでしょう。「四阿」という表記、大人の知識として覚えておきましょう。

さて、2問目にまいりましょう。

【問題2】「立端」ってなんと読む?

「立端」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント:「建築・建造物のある部分の高さ」という意味で、転じて俗に「背の高さ」をを意味する言葉としても使われます。

<使用例>

「先日のパーティーで、ずいぶん立端のある男性が…と思ったら、バレーボールの有名な選手だったのよ」

「○っ○」。
「○っ○」。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 立端(たっぱ)です。

カタカナ表記だと思っていた方が多いのでは?

「立端(たっぱ)」は、例文のように俗語として「背の高さ」という意味で使用される言葉ですが、もとは「家屋などの建築物の高さ」を意味する言葉です。たとえば「こちらのお部屋は、天井の高い、ぜいたくに立端をとったつくりですね」というように使用します。

*** 

本日は、3月1日『ファミリーファーストの日』にちなんで、「建物」にまつわる日本語から、 

・四阿(あずまや)

・立端(たっぱ)

の読み方をおさらいいたしました。

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Precious.jp編集部 
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参考資料:『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』『日本大百科全書(ニッポニカ)』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)
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ILLUSTRATION :
小出 真朱