明日・3月2日『サニの日』です。これはサニタリーの「3(サ)」「2(ニ)」の語呂合わせで、生理期間をより楽しく、快適に過ごすために必要な機能を付加したサニタリーショーツ(生理用ショーツ)をPRする記念日であると同時に、「女性たちが自身の体について考える日に」という願いが込められています。昨今はフェムテック製品の展開が大変充実しているので、この機に、ご自身の使いやすいサニタリー用品について、改めて調べてみるのも良さそうですね。

ということで、本日は「女」という字の入った日本語クイズをお送りします。

【問題1】「嫐る」「嬲る」に共通する読み方は?

「嫐る」「嬲る」という日本語、双方に共通する正しい読み方をお答えください。

ヒント:「おもしろ半分に苦しめたりもてあそんだりする」「愚弄する」「いじりまわす」などの意味を持つ言葉です。

<使用例>

「目上が目下に注意するときは、嫐る(嬲る)ような言い回しや態度は、一切排除して伝えてください」

「○○る」。
「○○る」。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 「嫐る/嬲る(なぶる)」 です。

正解できたでしょうか?
正解できたでしょうか?

字の構成と読み方の組み合わせが、なんともセンセーショナルですね。ユーモラスに感じられた方もいらっしゃるでしょう。余談ですが、日本の国語学の教授がフランス・パリの大学で講義をした際、地元の学生たちに難しい漢字の意味を推測してもらったところ、「嬲」を「守る」という意味ではないか?という答えが出たそう。なるほど、レディ・ファーストの歴史をもつヨーロッパらしい発想です。異性に囲まれた状態を、気づまりに感じてしまう…というイメージは、日本の歴史ありきの考え方、と言えそうですが、昨今の日本の学生に同じ出題をすると「モテる」などの珍回答もあったそう。時代の変遷が感じられますね。

さて、2問目にまいりましょう。

【問題2】「女形」ってなんと読む?

「女形」という日本語の、読み仮名3文字の正しい読み方をお答えください。

ヒント:「歌舞伎で男性が女性を演じるおんながた。あやつり人形の女の人形」「美しい女」などの意味をもつ言葉です。

<使用例>

「初めて歌舞伎をご覧になるなら、名高い女形の美しさが引き立つような演目がいいわよね」

歌舞伎をよくご覧になる方には常識だと思いますが…。
歌舞伎をよくご覧になる方には常識だと思いますが…。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 女形(おやま)です。

そのまま「女形(おんながた)」とも読む言葉ですが、「女形(おやま)」と読めると、通(つう)なイメージです。

「女形(おやま)」とは、歌舞伎で男性が女性を演じる女方、あるいは女性役の操り人形を意味する言葉です。「おやま」という語感の由来については、江戸時代初期の人形遣いの名人。小山次郎三郎が巧みに操る女の人形を「小山人形(おやまにんぎょう)」と呼んだことに由来する…という説や、江戸時代、上方で「遊女」を「山衆(やましゅう)」と呼んだことに由来する、という説などがございます。

*** 

本日は、3月2日『サニの日』にちなんで、「女」という字の入った日本語から、 

・嫐る/嬲る(なぶる)

・女形(おやま)

の読み方についておさらいいたしました。

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Precious.jp編集部 
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参考資料:『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/『視点・論点』(NHKオンライン)/『漢字ペディア』『漢字カフェ』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)
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ILLUSTRATION :
小出 真朱