写真を通して興味が合う人と交流できるSNS、Instagram。大好きな猫の写真を友人と共有するのに使っている方も多いのではないでしょうか? せっかくInstagramに投稿するなら、より多くの人と猫の可愛さを共有したいものですよね。

そこでお話を伺ったのは、Instagramで大人気の猫「ぐっぴー」の飼い主「さきともさん」こと、さきさん・ともさんのおふたり。ぐっぴーの「ぽっちゃりボディ」や「困り顔」、そして「おっさんな生態」を引き出す投稿は、どのようにして生まれているのでしょうか?

前回の「猫の魅力を引き出す撮影術」に引き続き、今回はInstagramで写真と一緒に投稿するキャプションの付け方や、日々投稿を続けている理由を伺いました。

インスタフォロワー12万! インフルニャンサー「ぐっぴー」に聞く、猫の魅力を引き出す撮影術

ぐっぴー流、写真につけるキャプション3つのポイント

可愛くユニークな姿はもちろん、ちょっぴりシニカルでクスリと笑えるキャプションも、ぐっぴーの人気のポイントです。キャプションをつけているのは、さきさん。どのように内容を考えているのか、伺いました。

■1:写真から連想したことをひと言で

さきさんによると、キャプションは基本的にひと言で、パッとイメージしやすいようにしているそう。内容は、撮影後に写真を見て連想しているとのこと。写真の特徴と、「ぽっちゃり」「困り顔」「甘えん坊」といったぐっぴーの特徴を掛け合わせています。

例えば、2018年1月19日に投稿されたこちらの写真。

2018年1月19日にInstagramへ投稿されたぐっぴーの写真

ダンボールにおさまったぐっぴーから「箱入り息子」を連想したというさきさん。でも、ぽっちゃり体型のぐっぴーは、箱に入りきっていません。そこでついたキャプションは「箱入りきらない息子」。その下にハッシュタグで「#容量オーバー」とつけ加えることで、“お太りさま”を強調しています。

 

■2:検索キーワードとしてのハッシュタグはコメント欄へ

キャプションの書き方は、決まった構成にそろえているそうです。

【キャプションの構成】
1.ひと言のコメント
2.ハッシュタグを利用した、補足説明やツッコミ(ひとつかふたつ)
3.英語のひと言コメント

しかしこの構成には、Instagramで投稿を見つけてもらうために重要な、検索キーワードとしてのハッシュタグがありません。「#猫」などの一般的なハッシュタグはどうしているのでしょうか……? からくりは、コメント欄にありました。

1月19日投稿のキャプションとコメント欄。翌日がイベント「ぐぴフェス」だったため、そのお知らせをキャプションに追記していました

最初にコメントしているのは、ぐっぴー本人のアカウント。「#デブ猫」「#ぐっぴー」など、検索に便利なキーワードのハッシュタグが並んでいます。

Instagramのコメント欄には、ハッシュタグを追記することもできます。キャプションに書いたハッシュタグと同様に、クリックしたら同じタグがついた投稿一覧に飛ぶこともできるのだそう。

検索キーワードとしてのハッシュタグは後からコメント欄に載せることで、投稿に付けるキャプションが見やすくなります。

■3:「猫」「ねこ」「ネコ」表記によって別のハッシュタグになるので注意!

同じ言葉でもひらがな・カタカナ・漢字の表記方法の違いで、それぞれ異なるハッシュタグと認識されます。そこで、さきさんは「#ネコ」「#猫」「#ねこ」と同じ意味でも表記を変えて複数のハッシュタグを付けています。

ひとつの投稿につけられるハッシュタグは、キャプションとコメントを合わせて30個まで。ハッシュタグを打ち込むと、そのハッシュタグをつけた公開投稿件数が表示されるので、その数も参考にしながら付けるハッシュタグを考えましょう。


【ぐっぴー流、写真につけるキャプション 3つのポイント】
1. 写真から連想したことをひと言で
2. 検索キーワードとしてのハッシュタグはコメント欄へ
3. 「猫」「ねこ」「ネコ」表記によって別のハッシュタグになるので注意!


コメントは毎日チェック。ファンとのコミュニケーションは欠かさない

投稿に寄せられるコメントへの丁寧な返信も、ぐっぴーInstagramアカウントの特徴です。

投稿した写真には、毎回100を超えるコメントが寄せられます。中には500コメントを超えている投稿もあるほどです。

なんと、さきさん・ともさんは、そのひとつひとつに返信しています。ひとつの投稿につくコメントへの返信に、3時間もかけているのだそう。なぜ、フォロワーが増えた今も、そこまで丁寧に返信しているのでしょうか?

コメントをくれるということは、その人が時間を費やしてくれているということ。そこに対する感謝と、『ちゃんと読んでいるよ』ということを伝えたくて、返信を続けています」(さきさん)

フォロワーが増えて変わったのは、ぐっぴーが「みんなのもの」になったこと

最初にぐっぴーのInstagramを始めたのは、ぐっぴーの成長記録を写真で残したかったからという、さきさん。文章と一緒に写真や動画をスマートフォンから手軽に投稿できるため、Instagramを選んだそう。

初めてさきさんがぐっぴーに出会った日。瀕死の状態でうずくまっていたぐっぴーを放っておけず、病院を回って手当てしたそう

アカウント開設から2年でインスタグラマーの道を駆け上がったぐっぴー。フォロワーが増えたことで、Instagramを始めるまでとはどんな変化があったのでしょうか?

「一番変わったのは、ぐっぴーの写真を楽しみにしてくれる人がいること。“自分だけのぐっぴー”から、“みんなのぐっぴー”になっていきました」(さきさん)

幼少期。まだ小柄なものの、黒豆のような目と困り顔はすでにこの頃から

投稿には「落ち込んでいたことがあったけれど、ぐっぴーを見たら元気が出ました」というものや、ユニークなキャプションの内容に「笑いました」といったコメントが寄せられます。

「私たちも、いただくコメントにクスッと笑って元気をもらえているんです」(ともさん)

「私もいつもぐっぴーに癒されているので、それをみんなと共有できているんだと思うと、すごくうれしく感じます。これからも投稿やコメントを通じて、ぐっぴーファンの方々と少しでもコミュニケーションを取れたらいいなと思っています」(さきさん)

今では立派なお太りさまに。日々、フォロワーに癒しを与えています

ただの写真集はつくらない! 『ぐぴ本』製作のこだわり

Instagramの人気から刊行が決まった初の書籍『お太りさま猫ぐっぴー ぐぴ本』。「ぐっぴーの癒しをみんなに届けたい」「みんなに楽しんでもらいたい」という、さきさん・ともさんのこだわりがギュッと詰まっています。

ただの写真集はつくりたくないと思っていました。それなら、Instagramを見てもらえばいいこと。だから、本を出すのであれば、本だからこそできること、本だからこそ楽しんでもらえるぐっぴーを届けようとこだわりました」(さきさん)

『お太りさま猫 ぐっぴー ぐぴ本』¥1,300(小学館刊/税別)

ぐっぴーの全身解剖、ぐっぴーの歴史、キャプションも生かしたぐっぴーカルタ、書籍ならではのおまけ……Instagramだけでは知れないぐっぴーを隅々まで楽しめる一冊です。

ぐっぴーの人気投稿の秘密には、さきともさんの「ぐっぴーらしさ」を引き出す視点と、フォロワーとの交流を楽しむ心がありました。そんなぐっぴーのInstagramや『ぐぴ本』を見て癒されながら、Instagram投稿のテクニックを磨いてください!

 
ぐっぴー
元ホームレス猫、インフルニャンサー
誕生日:2012年11月2日(推定) 年齢:5歳 性別:たぶん男子(去勢済) 
出身:東京都足立区 特技:人の話を聞くこと 苦手なもの:掃除機
好きなタイプ:貝殻ビキニの武田久美子
Instagram:@gupitaro Twitter:@Gupitaro1102
Ameba公式トップブロガー:『ぐぴログ。』

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廣瀬 翼(東京通信社)
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