ファンデーションのノリを左右するのは、その日の肌状態だけではありません。重要なファクターとなってくるのが、「スポンジやパフが清潔な状態であるかどうか」。

今回はいつも清潔な状態で使用するべく、フェイシャルセラピストのかづきれいこさんに、基本的なスポンジとパフのケアの仕方について教えていただきました。

まずは、リキッドやクリーム、パウダリーなどファンデーション全般で使用できるスポンジの洗い方を紹介します。

 メイクスポンジの洗い方

■1:スポンジは乾いた状態でもみ洗い

スポンジは、乾いた状態で専用のクリーナーを直接つけ、もみ洗いをします。もし専用クリーナーがない場合は、固形石鹸や中性洗剤などを使用しましょう。

クリーナーが汚れとなじんできたら、水を少しずつ含ませて泡立てます。

乾いた状態でクリーナーを直接つけ、もみ洗いします

この洗う際のポイントが水の温度。天然ゴムのスポンジの場合は、水で洗うほうが傷みにくいのだとか。お湯の方がより汚れが落ちそうなイメージがあり、ついぬるま湯で洗ってしまいがちですが、傷むのが早くなるので注意が必要です。合成ゴムの場合は洗う水の温度は気にせず、ぬるま湯洗いでも問題ありません。

■2:すすぎは泡がなくなるまでしっかりと

スポンジは流水で優しくすすぎます。手に力を入れて洗うとスポンジが傷むので、力加減にはご注意を。メイク汚れが浮き出た色水が出てこなくなり、泡立ちが消えるまでしっかりすすぎましょう。

スポンジを流水ですすぐときは、力を入れすぎないように注意

■3:風通しの良い場所で陰干しに

すすぎ終わったら、水気を切ります。このとき、スポンジをギュッと絞るのはNG。強く絞りすぎると型くずれの原因になってしまいます。

水気を切ったら、直射日光を避け、風通しのよい場所で陰干しにしましょう。直射日光に当てると劣化が早まりスポンジがゴワゴワになってしまいます。

■4:スポンジは毎日洗うこと!

スポンジはファンデーションと皮脂が混ざり合って、雑菌が増殖しやすいもの。面倒だと思っても、毎日洗いましょう。また洗浄したスポンジは完全に乾いてから使うこと。生乾きのまま使用すると雑菌を増やすことに繋がり、洗った意味がありません。冬場で難しい場合は、2〜3個をローテーションして使うのがオススメです。

【スポンジのお手入れ方法 4か条】
1. スポンジは乾いた状態でもみ洗い
2. すすぎは泡がなくなるまでしっかりと
3. 風通しのよい場所で陰干しに 
4. スポンジは毎日洗うこと!

以上がスポンジのお手入れ方法です。続いて、パウダーファンデーションやルースファンデーションに使う「パフ」のお手入れ方法をご紹介します。

 パフの洗い方

■1:パフは最初にぬるま湯で押し洗い

薄く平らなパフは、洗面器などに入れたぬるま湯で押し洗いするほうが、きれいに汚れが落ちるそう。

最初に、乾いたパフに専用のクリーナーを少量のせ、汚れになじませます。その後、洗面器のぬるま湯で押し洗いを。パフを傷めないように、爪を立てずに優しく洗うことがポイントです。

パフにクリーナーをのせ、汚れになじませたらぬるま湯で押し洗いを

また、専用のクリーナーがないときは、洗面器のぬるま湯に中性洗剤を薄く溶いて押し洗いしましょう。

■2:洗面器の水を交換しながら押しすすぎ

パフは洗面器の水を交換しながら、汚れを押し出すようにすすぎをしっかりとします。スポンジと同様強く絞りすぎると、型くずれの原因になるので注意しましょう。

洗面器で汚れを押し出すようにすすぎます

■3:タオルに挟んで水気を切り、陰干しに

すすぎ終わったらタオルなどに挟んで、水気を切りましょう。パフは繊維が密集しているため乾きにくいので、タオルドライをした方が時間短縮できます。乾くのに時間がかかると、雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。

洗い終わったパフは、タオルに挟んで水気を切ります

仕上げにすすぎの際、ごく少量の柔軟剤を入れて水気を切り、乾燥機にかけるとよりふっくらと仕上がり、使い心地がよくなるそう。乾燥機を使わない場合は、スポンジと同様に陰干しします。

以上がパフのお手入れのポイント3つです。

【パフのお手入れ方法 3か条】
1. パフはぬるま湯でもみ洗い
2. 洗面器の水を交換しながら押しすすぎ
3. タオルに挟んで水気を切り、陰干しに

左/形が広がり端がボロボロになってきたスポンジ、右/新しいスポンジ

いくらケアを丹念にしていても、スポンジやパフは消耗品。定期的に交換しましょう。交換の目安は、スポンジの場合は形が広がり、端がボロボロになってきたタイミング。

左/お手入れ前のパフ、右/お手入れ後のパフ

パフは、中がへたってふっくら感がなくなったら替えどきです。

洗ってみると、思っていた以上に毎日使っているスポンジやパフは汚れていることがわかるはず。食べ終わった食器を洗うような感覚で、都度ケアすることを心がけてみてくださいね。

 
かづきれいこさん
フェイシャルセラピスト・歯学博士・REIKO KAZKI主宰
医療機関と連携し、傷跡ややけど痕などのカバーやそれにともなう心のケアを行う「リハビリメイク」の第一人者。メイクアップ教室「REIKO KAZKI」主宰。女性が自分を元気にするひとつの手段として「メイク」を提供している。
公式ホームページ

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この記事の執筆者
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WRITING :
松崎愛香
EDIT :
高橋優海(東京通信社)