「読み止し」ってなんと読む?「よみとめし」ではありませんよ!
明日・6月19日は『朗読の日』。これは、619(ろうどく)の語呂合わせで、「男女年齢を問わず大衆に指示される芸術文化としての朗読の普及」という目的で、NPO日本朗読文化協会が制定した記念日です。同じ文学でも、プロが朗読してくれている視聴作品などで聞くと、味わいも変わり、新たな発見に出会えそうです。本日は父の日でしたが、視力の低下した世代でも、朗読視聴なら文学作品を楽しみやすい…という面もあるでしょう。紹介してさしあげると喜ばれるかもしれません。また、大人になると、文章を音読する機会が減りますが、作品の内容を考えながら朗読してみると、適度な刺激やリフレッシュにもなりそうですね。
ということで、本日は「読」という字の入った日本語のクイズをお送りします。
【問題1】「読点」ってなんと読む?
「読点」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:文章の意味の切れ目につける「、」のことです。
「原文通りに読点を意識しすぎないで、ある程度自分でリズムを組みたてて朗読しても、おもしろいわね」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 読点(とうてん) です。
いわゆる「てん=、」が「読点(とうてん)」、「まる=。」が「句点(くてん)」ですが、併せて「句読点(くとうてん)」と呼ぶことが多いですね。「読点(とうてん)」だけでも読めたでしょうか?
さて、2問目にまいります。
【問題2】「読み止し」ってなんと読む?
「読み止し」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「読むのを途中でやめること。読みかけ」という意味の言葉です。
<ヒント>
「平日に数冊、あえて読み止しにした本を、休日に読了するのが楽しみなの!」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 読み止し(よみさし) です。
「止す(さす)」は、「途中でやめる。~し残す」という意味です。別の用事や事情のために、本が「読み止し(よみさし)」になってしまうこともありますが、楽しみをとっておくために、あえて、というのもオツな楽しみ方かもしれません。
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本日は、6月19日『朗読の日』にちなんで、「読」という字の入った日本語から、
・読点(とうてん)
・読み止し(よみさし)
の読み方をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版 日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱