【目次】
「対処法とアレンジ方法」
■対処法:目にかからないよう、カーラーやアイロンで根元を起こす
「マジックカーラーを根元に巻いてふんわりさせるのがおすすめ。前髪が軽やかな印象になるだけでなく、ボリューム感も出ます。コテを使っても◎。前髪の中間から毛先にカールをつけると、左右に流したりする時も扱いやすいです」(本木さん)
「大きめのマジックカーラーで根元からフロント方向に巻く。すると、根元が立ち上がり、ふんわりするので左右どちらにも流しやすくなります。うざったく見えると疲れた印象になってしまうこともあるので、自宅でもこのひと工夫が大事」(山本さん)
「生え方、髪質によって対処法は個人差が出てしまいますが、共通の対処方法としておすすめなのがカールアイロン、ストレートアイロン、マッジックカーラーを使用して、前髪にゆるやかなカールをつけること。邪魔だった長さが少し緩和され、まつげや、まぶたにかかる位置を上げる効果があります。カールの強弱を調整すれば、雰囲気やイメージを変えることも可能です。スタイリング剤をつけすぎると重みで潰れてしまい、さらに邪魔になってしまうこともあるのでつけすぎには気をつけて」(高橋さん)
■対処法:左右どちらかに前髪を流す
「前髪が伸びてくると、自然と割れやすくなったり、髪の長さの重みでペタッとしがちに。そんな時は根元をこすりながらドライヤーで乾かし、毛先をサイドに流してみてください。それだけで鬱陶しさが軽減されます。あと、ストレートアイロンを使うのもおすすめ!前髪の根元を挟んだら、滑らせるように毛先に向かってスルー。手首を内側に返すように動かすのがポイントです。これだけで前髪の長さが少し短く感じられます。アイロンで巻くのが苦手な方でも、ストレートアイロンなら火傷のリスクも少なく、使いやすいと思います」(SHUNさん)
「根元に分け目がくっきり付くとペタッとした印象になってしまうので、分け目をつくらないようにドライしましょう。前髪を左右に流し、毛先にはヘアアイロンやストレートアイロンでカールをつける。これだけで邪魔な前髪が扱いやすくなります」(松下さん)
■対処法:地肌をこすりながらドライヤーをかけて根元をふんわりさせる
「前髪が伸びてきたら、まずは左右どちらかに流しましょう。直毛の人はコテで軽く巻いて曲げると流れやすくなります。ワックスやハードスプレーなど、スタイリング力のあるものをつけてサイドに流したり、分けたりしてあげると、戻りにくくスタイルをキープしやすいです」(泰斗さん)
「割れやすい箇所を起点に、前髪をよける。その時に分け目がついてしまうとペタッとした印象になってしまうので注意してください。指先にハードスプレー(ハードワックスでも可)をふり、分けたい、もしくは流したい前髪の毛先につけて、流した状態で固定する。伸ばしかけの前髪が気になる方にもおすすめのスタイリング方法です」(中村さん)
■アレンジ:前髪を根元からかきあげるだけでエレガントな印象に
「太めのカチューシャを使い、潔く前髪を上げてしまうのはいかがでしょう。前髪をきっちりと上げてしまうことに抵抗がある方は、上げた後に少し毛束をつまんで数カ所引き出してみてください。今っぽさと、クラシカルな雰囲気が出て一気におしゃれ感が増します」(本木さん)
「スタイリング剤をよく手に伸ばし、前髪を根元からかきあげるようにスタイリングしたら、片サイド(少ない分量の方)のみ耳にかける。そこにヘアピンをさしても◎」(中村さん)
■アレンジ:ウェットな質感、束感の出るスタイリング剤を使う
「雰囲気を変えたい時は、全体にウェット系のスタイリング剤をつけて、前髪を根元から立ち上げるとオシャレ!!」(泰斗さん)
「いつも使っているスタイリング剤よりも、少しウェット感のあるスタイリング剤をなじませると、前髪にニュアンスができたりこなれた印象に仕上がります」(加藤さん)
「前髪の分量を減らしてやや薄めにつくり、スタイリング剤で束感を出す。今っぽい、オシャレな印象になれます」(松下さん)
■アレンジ:ストレートアイロンやコテなどを使ってニュアンスを作る
「ストレートアイロンで前髪を挟んだら、手首を返して全体にカールをつける。さっと熱を通すことでツヤやかに仕上がります」(SHUNさん)
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目にかかる長さの前髪「スタイリング方法」
【1】シースルー前髪
「顔周りのシャギーや前髪のバランスで若つくり感は出さずにあくまでも上品な印象に。大人のお悩みを解消するスタイルです」(broocH 店長 西山洸平さん)。
<スタイリング方法>ストレートアイロン&カーラー使いで自然な丸み&動きをプラス
「ボブヘアはカールアイロンではなく、ストレートアイロンでスッと伸ばしながらツヤを出すスタイリングがおすすめです。ふわっと自然なボリュームを出したいトップ部分は、カーラーを使うのがコツ」(西山さん)。
<STEP.1>顔周りは少し前にのばすように
<STEP.2>トップはカーラーで。まずは分け目から2㎝横くらいの毛を巻く
<STEP.3>さらに分け目部分の毛も巻く
「スタイリング剤はバームとオイルを1:1の割合で手のひらで混ぜて使うのがおすすめです。毛先を中心に塗布して。根元によりボリュームを出したい方は、立ち上がりをキープするパウダーワックスを使っても」(西山さん)。
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【2】巻いてふわっと流す
「前髪は長めにつくり、おでこやはち部分を自然に隠せるように。おろしも、流しも、気分に合わせて前髪に変化をつけ、印象チェンジできるのもポイントです」(MINX ginza トップデザイナー・副店長 関 真吾さん)。
<スタイリング方法>前髪はカーラーでふわっと。サイドはストレートアイロンでふわっとした丸みをプラス。
「ショートヘアにこなれたふんわり感を出すために、洗髪後に乾かすときもひと手間を加えて。分け目がぱっきりしないよう、頭皮をこすりながら360°あらゆる方向からドライヤーの風をあてながら乾かすのがポイントです。乾かすだけでもふわっとしながらまとまりが出るスタイルですが、スタイリングの際にはカーラーやアイロンでさらに立体感をアップさせて」(関さん)。
<STEP.1>前髪はカーラーでふわっと
<STEP.2>サイドは自然な丸みを出すよう、ストレートアイロンの熱を加えて
<STEP.3>ワックスは襟足からもみこむようにつける
「スタイリング剤はソフトワックスがおすすめ。ふわっとした動きを出しながら、タイトに整えたい部分はボリュームダウンさせ、適度な毛束感を出したり、メリハリのあるスタイルをかなえてくれます」(関さん)。
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【3】クリップカーラーで巻く
「前髪はシースルーで小顔感を狙いつつ、全体のバランスをとっています。白髪をしっかりカバーする落ち着いたカラーをしているので全体的な雰囲気分がどうしても重く見えがちですが、カットで軽やかさと動きを出すことで自然な抜け感が生まれます」(air麻布 店長 安藤嘉将さん)。
<スタイリング方法>毛先はワンカール、顔周りはリバース巻き。前髪はワザありカーラー使いが決め手
「カットで量&質感調整をしているので、オイルなどのスタイリング剤をつけるだけでも動きが出やすくなっていますが、少しアイロンで巻くことでより洗練されたスタイルに。前髪が短めの方は通常のカーラーだとカールがキツくつきすぎるので、クリップ付きの前髪カーラーを使うのがおすすめです」(安藤さん)。
<STEP.1>前髪はクリップ付き前髪カーラーで
<STEP.2>毛先はラフに外ハネに
<STEP.3>顔周りはリバース巻きに
<STEP.4>スタイリング剤は毛先からもみ込むように
「スタイリングには軽めのオイルがおすすめです。束感が出てツヤもアップ!」(安藤さん)。
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【4】センターで分ける
「生え際に白髪が出てきても目立ちにくいよう、前髪は薄くつくっています。目の下くらいの長さで、こめかみからおでこが自然に隠れる長さに。おでこが全開にならない程度のニュアンス前髪があることで、大人世代が気になるおでこのシワや顔全体のもたつき感もナチュラルにカバーできます」(ROI ディレクター NOGUCHIさん)。
<スタイリング方法>顔周りのリバース巻きで、ぐっとあか抜けた印象に!
「大人の韓流風あか抜けボブのスタイリングのコツは、前髪の流しと顔周りのリバース巻き!前髪はカーラーで巻き、熱を横からあてるのがポイントです。左右の顔周りのみにリバース巻きを加えることで、抜け感と華やかさをプラスして」(NOGUCHIさん)。
<STEP.1>前髪はカーラーで巻き、横から熱をあてる
<STEP.2>毛先をアイロンで外巻きに
<STEP.3>中間部分は内巻きにしてS字ラインをつくる
<STEP.4>顔周りのみリバース巻きに
「スタイリング剤は軽めのオイルをさらっと。重くウェットにはならないよう注意して」(NOGUCHIさん)。
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【5】8:2で分ける
年齢を重ねるごとにフェースライン、特に顔の下半身の緩みが気になるもの。そんなお悩みには、顔の輪郭を髪で隠すスタイリングがおすすめ。顔の余白をいちばん少なくできる前髪を長めにして分け目を8:2の割合にするだけで、あごのラインがシュッと引き締まった小顔な印象になります。「顔まわりを出さないスタイルで、顔にかかる髪に動きをつくるとだいぶ印象が変わります」(HONEY shibuya スタイリスト 小室里奈さん)。
<スタイリング方法>前髪は毛流れに合わせて斜めに傾けたカーラーで内巻きに
立ち上がりにくい髪質の場合、縦巻きや平巻きなどのカールを混ぜていろいろな動きをつくるのがポイント。「根元を起こしながら、いろいろなカールをミックスさせると自然なボリューム感が生まれます。菱形のシルエットを目指して、バランスのいいスタイルをつくりましょう」(小室さん)。
<STEP.1>毛流れに合わせてカーラーを傾け、根元から内巻きにする
<STEP.2>耳より前の毛束を真横に引っ張りながら中間から縦にリバース巻きにする
<STEP.3>STEP.2で巻いたすぐ隣の毛束も同様に縦のリバース巻きにする
<STEP.4>耳から前の毛先を1カール内巻きにする
<STEP.5>頭頂部の毛束を真上に持ち上げながらの毛先を1カール内巻きにする
<STEP.6>耳からうしろの毛先はすべて1カール外はねに巻く
「前髪を巻くとき、カーラーを真っ直ぐにして毛束を巻き付けると、分け目も毛流れもないスタイルになってしまいます。毛流れに合わせてカーラーを傾けてから毛束を巻いてください」(小室さん)。
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【6】ストレートアイロンで流す
「毛先は厚みを残しながら、前髪からサイドにかけて表面のみにバランスよくレイヤーを入れ、ふんわりとしたボリューム&動きを出しやすいよう調整しています。前髪は目にかかるくらい長め、かつ薄めに。若い世代に流行りのシースルー前髪まではいきませんが、前髪を大人ノバランスで自然につくることで、40代のお悩みであるおでこのシワ隠しにもなり、さらに小顔効果も狙えて一石二鳥です」(Belle Shinjuku 店長 鯨岡拓也さん)。
<スタイリング方法>ストレートアイロン使いで柔らかくこなれた動きをプラス
「ミディアムのスタイリングには断然、ストレートアイロン使いがおすすめ。くるんとカールしすぎず、ゆるっとしなやかな動きを簡単につくることができます」(鯨岡さん)。
<STEP.1>毛先はスッと外巻きワンカールに
<STEP.2>サイドは表面を外巻きに流して
<STEP.3>前髪を下に自然に流す
「スタイリングにはワックスとオイルを混ぜて使うのがおすすめ。細く柔らかい髪質だとオイルだけだと重たくなってしまうので、ふんわり感を軽やかにホールドさせるひと手間を」(鯨岡さん)。
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【7】カーラーとスプレーを使う
「仕上げに使うスタイリング剤は、毛束を固めすぎないスプレーがおすすめです。前髪を分けたい方向に軽く押さえながらスプレーすると動きを出しつつ割れにくいスタイルに仕上がります」(HONEY shibuya スタイリスト 小室里奈さん)。
<スタイリング方法>髪をかき上げるようにスタイリング剤をなじませて丸みをつくる
このスタイルは丸みをつくるのがポイント。「カールアイロンで毛先を内巻きにしたら、襟足あたりから髪をかき上げるようにバームをなじませます。そうすると後頭部に自然な丸みがつくれます」(小室さん)。
<STEP.1>はちより上の髪をカールアイロンで内巻きに
<STEP.2>襟足のあたりから髪をかき上げるようにしてスタイリング剤をなじませる
<STEP.3>前髪を前に引っ張りながらカーラーで内巻きにする
<STEP.4>前髪を分けたい方向に押さえながらスタイリング剤をスプレー
前髪に使うスタイリング剤は固めすぎないものが使いやすいとか。「前髪を中心に髪全体にスプレーしておくと、すぐにペタッとなる髪質の方でも丸みのあるシルエットが長持ちします」(小室さん)。
パカッと割れやすい前髪はカーラーで巻いたあとの「ひと工夫」がカギ!
前髪が伸びたときの「ヘアアレンジ」
【1】グリースでウェットなかき上げ前髪
「うねりが気になる前髪は、思いきってかき上げるようにオールバックに。固めることなく髪に柔軟な動きを出すグリースの効果により、前髪の根元に自然な立ち上がりがつき、マスキュリンな印象に。サイド〜バックもグリースを塗布してウエット感を出すと、うねりがニュアンスに早変わり。広がりが気になる毛先やハチ周りのボリュームダウンも簡単です」(Belle omotesando 代表 堀之内大介さん)。
<スタイリング方法>ウエットヘアにはグリースがおすすめ
<STEP.1>大豆1粒分のグリースをとる
<STEP.2>グリースを両手に広げる
<STEP.3>前髪をかき上げるように塗布
<STEP.4>中間〜毛先にも塗布する
<STEP.5>ハチ周りをタイトに抑える
教えてくれたのは:Belle omotesando 代表 堀之内大介さん
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【2】ワックスをなじませて束感前髪
「レイヤーは顔周り中心に適度に。重さを残しながらも、顔周りを軽やかにすることで、動きのあるニュアンスをつけやすくしています。前髪は長めかつ薄めに。目にかかるギリギリラインにカットして大人っぽさも出しつつ、ナチュラルな抜け感も」(uka 広尾店 ヘアスタイリスト 宮城亜耶乃さん)。
<スタイリング方法>アイロンを平行に入れ、ツヤのある大きいウェーブを意識しながら巻く!
「38mmくらいの太めのアイロンを使って、アイロンを平行に入れてウェーブを作っていきます。韓国っぽい巻きを意識することで、ロングでもゴージャスになりすぎず、今っぽくフレッシュな印象に」(宮城さん)。
<STEP.1>アイロンを平行に入れ、サイドの中間部分を外巻きに
<STEP.2>毛先はワンカール内巻きに
<STEP.3>前髪にはワックスをなじませて束感を
「パサつきがちな毛先には、ワックスとヘアオイルを、1:1で混ぜて塗布するのがおすすめ。ツヤを出しながら程よい束感を出し、ウェーブをキープする効果も」(宮城さん)
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- TEXT :
- Precious.jp編集部