エイジングデザイナーの村木宏衣さんによるとキュッとくびれたウエストをつくるには「腹筋で筋肉をつけることよりも、脇腹から肋骨にかけて筋肉をゆるめて柔軟にすることのほうが効果的」とのこと。特に長時間のパソコン作業で猫背がクセになっている人は、お腹が屈曲しやすく、脇腹の筋肉が硬く縮んでしまいがち。これが寸胴ウエストの原因です。

解決策は、脇腹から肋骨にかかる筋肉をしっかりと伸ばして、柔軟にすること。これによって肋骨と骨盤の間に「くびれるための隙間」ができ、女性らしいフォルムになる、というわけなのです。

今回、エイジングデザイナーの村木さんが教えてくれるのは、ドアや壁の縁を使った簡単ストレッチ。普段意識していなかった、脇腹から脇の下にかけて、気持ちよく伸ばせて体が軽くなる実感が。しかも、このストレッチは肋骨周りの筋肉が柔軟になり、呼吸がしやすく変わるので自律神経のバランスの改善、睡眠の質の向上にも効果的。両サイドで各30秒ずつ、計1分で完了するので、隙間時間に試してみてくださいね。

■Step1:挙げた右手でドアの縁をつかみ、左手はウエストの高さで壁に当てる

ドアなどの縁があるところに立ちます。そして、頭の位置まで挙げた右手で縁をつかみ、左手はウエストの高さの位置の壁に手のひらをつけるようにします。これが基本姿勢です。

 

■Step2:左手のひらで壁を押しながら、顔は上を見上げる

左手のひらで壁をグーッと押したまま、顔は肘の先を見つめるように上を見上げましょう。これで脇腹から肋骨にかけての筋肉がしっかりと伸びます。このまま10秒キープし、これを3セット行いましょう。逆サイドも同様に行ってください。

 

【まとめ|女らしいくびれをつくる!脇腹ストレッチメソッド4か条】
1)長時間のパソコン作業で猫背になっていると、脇腹の筋肉が硬み、これが寸胴ウエストの原因に。
2)ウエストを細くするためには腹筋よりも、まずは脇腹の筋肉を柔軟するほうが効果的。
3)肋骨と骨盤の間に「くびれるための隙間」をつくり、女性らしいフォルムに。
4)呼吸がしやすくなるので自律神経のバランスの改善、睡眠の質の向上にも。

以上、「女らしいくびれをつくる!脇腹ストレッチメソッド」を教えていただきました。

セルフケアは続けることが大事。「誰でも簡単に効果テキメン」のアンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。

次回は11月4日の更新です。お楽しみに!

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村木宏衣さん
エイジングデザイナー
(むらき・ひろい)大手エステティックサロン、整体院、美容医療クリニックでの勤務経験を経て、小顔、リフトアップ、むくみ、ボディメイキングなど女性の悩みに対して、独自の「村木式 整筋」メソッドを確立。2018年「クリニックF」内「Amazing♡ beauty」を開設。『10秒で顔が引き上がる 奇跡の頭ほぐし』(主婦の友社)は24万部を突破し、最新刊の『10秒で疲れが取れる 奇跡の目元ほぐし』(主婦の友社)も好評。 また、ご自身がプロデュースした美顔器「アメージングローラー」も発売中。「村木式整筋」メソッドのテクニックをセルフケアで簡単に再現できると話題に。新刊『10秒で10歳若返る 奇跡のたるみリフト』(主婦の友社)が9月4日に発売。 Instagram
体験者:武田宏美さん
通信会社勤務
「日常生活で脇腹から肋骨にかけての筋肉を伸ばす、ということがなかなかないので、やってみると意外と固まっていたのを実感しますね。簡単な動きなのにしっかりと伸ばせますし、やったあとは腰も背中も楽になる感覚。さらにくびれづくりも期待できるなんてうれしいです。特に長く座って作業した後に行うと良さそうですね」
PHOTO :
松原敬子
EDIT&WRITING :
荒川千佳子