同じ年齢、同じ体型、同じ美人度であっても、なぜか若々しく思える人と老けて見える人がいます。その違いは、毎日の小さな習慣の積み重ね。毎日の過ごし方の違いで、実年齢より5歳老けて見えてしまうこともあるのです。

無理せず自然に「綺麗な大人の女性」であり続けるために、毎日の生活に欠かせないバスタイムは重要な時間となります。バスタイムはただ汚れを落とすための時間ではなく、リラックスしながら快適な睡眠へ導いてくれる、毎日の大切な時間なのです。

今回、女性がバスタイムにしてはいけない6つの習慣を、自身もモデルであり、モデルスクールの代表としてライフコーチを務める豊川月乃さんに教えていただきました。

■1:「簡単にシャワーで」済ませてしまう

シャワーだけはNG

仕事や家事で忙しい毎日を過ごしていると、お風呂も簡単に済ませたくなってしまうもの。お風呂にお湯を張ってゆったりつかるのは気持ちいいけれど、湯船の掃除も面倒だし……と、ついついシャワーで済ませてしまうことはありませんか? とくに夏場などは、お風呂上りに汗をかいてしまうこともあり、シャワーだけでバスタイムを終わらせてしまいがちですよね。

「女性はとにかく身体を冷やさない事が健康的にも美容的にも大切です。『冷えは万病のもと』とも言われますし、太る原因にもなりやすいからです。なので、どんなに暑い夏でも湯船にしっかり浸かることをオススメします。アロマオイルなど、好きな香りの入浴剤を入れて楽しむなど工夫すると、副交感神経が優位になり、とてもリラックスできるのでオススメですよ」(豊川さん)

1日の終わりに過ごすバスタイムは、たかぶった神経をリラックスさせ、スムーズで心地よい睡眠へ導いてくれる大切な時間です。バスタイムを快適に過ごすことが良質の眠りにつながり、ひいては美と若さにつながっていくのです。

■2:たまに熱いお湯に長時間浸かって「発汗ダイエット」をする

普段はシャワーで済ませてしまうからこそ、たまには熱いお湯につかってじっくり汗をかこう……、そんな風に長時間、熱いお湯につかってしまうことはありませんか? 実はこれは老化の原因となるNG習慣です。熱いお湯に長く浸かることは、お肌の乾燥の原因にもなります。熱の刺戟でかゆみを引き起こしたり、保湿バリアが失われてお肌を乾燥させてしまうのです。

「お湯の温度や入浴時間に関して、これが正解というものはありません。人それぞれに体温も違うからです。ぬるめの気持ちよいと感じる温度でOK。ただし、長く入浴していると風邪をひきやすくなるので、足し湯をするなどして、寒くならないように注意してくださいね」(豊川さん)

熱いお湯は交感神経を高め、脳を興奮状態にさせてしまいます。1日の終わりには、良質の眠りにつながるゆったりしたバスタイムを過ごしましょう。

■3:自分で「垢をする」

肌に強い刺激はNG

韓国旅行へ行った時など、現地のスパで垢すりをする人も多いのでは? 毎日の入浴だけでは落ちない頑固な垢や角質まで落としてくれる垢すり、気持ちいいですよね。しかし、この垢すりを素人がやると、肌に強い刺戟を与えてしまいます。若さだけでは乗り切れない大人の繊細な肌に、刺戟の強いゴシゴシ洗いは禁物! 摩擦で傷ついたり、必要な皮脂を失わせてしまい、乾燥肌につながってしまったりもするのです。

「私は自分の顔や身体を直接、手の平で感じることを大切にしています。毎日自分で触っていると、あ、角質で固くなってきたな。とか、ちょっとここ乾燥してるかも?などいち早く分かるからです。ひじ、ひざ、かかとなど角質が溜まって固くなりやすいポイントだけゴマージュするなど、場所によってケアするアイテムを変えましょう」(豊川さん)

一生付き合っていく大切なお肌、やさしくケアしてあげましょう。

■4:入浴後、しばらくランジェリー姿で「涼む」

汗を洗いながし、生活な体になったお風呂上り。火照った体で衣類を着ると、また汗をかいてしまう…。夏場などは特に、お風呂上りにランジェリー姿のままで涼んでしまう、なんてことはありませんか? こんな習慣を続けていると、乾燥肌へ一直線です。

オトナ女子にとってはお風呂上りに重要なのは、なんといっても保湿です。お風呂上りにバスタオルで水分を拭き取ったら、すぐに全身に保湿剤を塗りましょう。

「時間が経てば経つほど、肌から水分は蒸発していきます。なるべく早く、化粧水、乳液を付けてあげてください。身体の乾燥が激しいときは、プチプラ化粧水でも構いませんので、ボディにも化粧水を付けてから乳液をつけたり、ボディオイルもしっかり潤うのでオススメです。お風呂場から出たすぐのところにオイルを置いておいて、バスタオルで拭いたらそのままオイルを塗ってしまうと簡単です」(豊川さん)

せっかくのバスタイムが乾燥肌につながってしまっては意味がありません。お風呂上りにはお気に入りのルームウェアを身にまとって、全身ケアをしてあげましょう。

■5:メイクをしっかり落とそうと「ゴシゴシとクレンジング」する

女性を美しく彩ってくれるメイクですが、お肌にとっては大きな負担ともなっています。帰宅後は早めにメイクを落として、お肌をリラックスさせてあげたいもの。しかし、メイクをきちんと落とそうと、ゴシゴシと強くこすってクレンジングしていては、お肌が摩擦で傷ついたり、必要な皮脂が失われてしまいます。

素早く汚れやメイクを浮かせてくれるクレンジング剤は、洗い流したり拭き取ったりするためのものです。肌を強くこするのではなく、やさしくなじませて洗い流しましょう。

「しっかりメイクをしたときは別ですが、毎日の軽いメイクなら、拭き取りメイク落としをコットンに含ませて拭くだけで十分落ちるので、乾燥肌さんにはオススメします。洗顔をしたときとでは、洗い上がりの肌の潤いがまったく違うと実感できると思いますよ。もしアイラインやマスカラをつけている場合は、そこだけ専用リムーバーでしっかり落としましょう」(豊川さん)

顔についたクレンジング剤を洗い流すために、シャワーを浴びながら顔に直接シャワーの水流を当ててしまう人もいるのでは? 実はこれも、水流や温度で顔の皮膚に強い刺戟を与えてしまいます。人肌くらいの温度のぬるま湯で、手ですくって洗うのが、顔の皮膚に刺戟を与えないよい方法です。

■6:夜は帰宅が遅いので「おでかけ前に朝シャン」する

朝シャンはNG

夜にシャンプーすると、乾かすのに時間がかかってしまったり、思わぬ寝癖がついてしまったり…。シャンプー後のブローやスタイリングも便利なため、朝にシャンプーをする人も多いかもしれません。しかし、どんなに遅く帰宅した日でも、夜のシャンプーをおすすめします。

1日を過ごした髪の毛や頭皮は、皮脂やほこりですっかりと汚れています。1日の汚れやスタイリング剤が残ったままの毛穴では、正常な髪の毛の成長を妨げることになってしまいます。汚れやスタイリングをしっかり落として寝ることが、若々しいツヤ髪を保つにはとても重要なのです。

「シャンプーの前に、乾いた状態でブラッシングをしておくと、汚れが浮きあがってくるのでシャンプーの量が少なくて洗えます。シャンプー中も指やシリコン製のブラシなどを使って、頭皮をマッサージしてあげると血行もよくなり、健康な髪になります。シャンプーやコンディショナーはしっかりと洗い流す事。耳の後ろなども念入りに。それらが残っていて汗で流れ落ちてくると肌荒れの原因にもなります」(豊川さん)

美しい髪を保つためには、シャンプーの後にきちんと髪の毛を乾かすことも重要です。しっかりタオルドライしてから、ドライヤーでじっくりと乾かしましょう。きちんと乾かした髪の毛は翌朝もまとまりやすくなっており、ツヤツヤになっているはずです。

上記のなかに、思い当たること、ドキッとしたNG習慣はありませんでしたか? ダメなお風呂の入り方で、どんどん若さを失っていくのは実にもったいないこと。いつまでもキレイでいたいなら、適当に済ませるのは絶対にNG。今からでも正しい入浴習慣を身につけて、見た目年齢が実年齢以下の女性を目指していきましょう。

豊川月乃さん
美容作家、モデル、モデルカウンセラー
(とよかわ つきの)Model&Beauty School『sen‐se』代表。有名女優・トップモデルから、小学生や70代の女性まで、のべ2万人の女性を指導した実績をもつ。その経験から美と健康の土台はココロにある事を実感し、コーチング・メンタルマネージメントを指導法に入れ始めた結果、『キレイになるだけで なく、人生が変わる学校』と評判に。セミナーや講演会などで全国を飛び回る日々。
『綺麗なオトナ女子と残念なオバチャン女子の習慣』豊川月乃・監修 日本文芸社刊
この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
WRITING :
松村知恵美