「人誑し」ってなんと読む?「ひとたぶらかし」ではありませんよ!
明日・11月22日は『人事戦略を考える日』。生産年齢人口が減り続ける日本、各人の能力や経験を活かした働き方、活躍のしかた・させ方を改めて考え、よりよい人事の在り方を検討するきっかけの日に…というコンセプトの記念日です。日付は「より良い(11)人事(22)」の語呂合わせから。早いもので、もう年末。ですので、来年度以降の働き方を再検討するきっかけの日にしても良さそうですね。ということで、本日は「人」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「人集り」ってなんと読む?
「人集り」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「人が群がり集まること。また、その人々」という意味の言葉です。
<使用例>
「あの人集りは、新規オープンのお店に並んでいる人たちらしいわ」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 人集(ひとだか)り です。
「集(あつ)まる」と「集(たか)る」、「集(あつ)まり)」と「集(たか)り」、送り仮名が1文字減るだけで、読み方・意味が変化しますので、混乱にお気をつけくださいね。
では、2問目にまいりましょう。
【問題2】「人誑し」ってなんと読む?
「人誑し」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「多くの人々に好かれること。また、その人」「人を騙すこと。また、その人」という意味の言葉です。
<使用例>
「彼って、何気ない会話をしてるうち、いつの間にか相手の懐に入ってしまう…いわゆる『人誑し』よね」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 人誑し(ひとたらし) です。
「誑」という字は「誑(たぶら)かす」とも読む字です。この字も、「誑(たら)す」と「誑(たぶら)かす」、送り仮名1文字の違いで、読み方も意味も変化します。「人誑(ひとたら)し)」は、「なんとなく多くの人に好かれる人」という意味もございますが、「誑」という字が「言+狂」でできているところから見ても、「口がうまくて、相手が気に入るような言葉をさっと言える人物」または「うさん臭さはあるのに、人に好かれてしまう人」というようなイメージで、全面的な褒め言葉とはちょっと違うニュアンスですね。
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本日は、11月22日『人事戦略を考える日』にちなんで、「人」という字の入った日本語から、
・人集(ひとだか)り
・人誑(ひとたら)し
の読み方をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱