「赫く」ってなんと読む?「あかあかく」ではありませんよ!

明日、1月14日は 、全国で「左義長」「どんど焼き」が行われる日です(※日程には地域差がございます)。「左義長」「どんど焼き」には、お正月飾りなどの縁起物などを炎にくべて焼き、この炎で焼いた餅や団子を食すと病気をしないとか、書き初めを燃やして炎が高く舞い上がると字が上達する、などの言い伝えがございます。お飾りは年神さまの「目印」に過ぎませんので、ごみとして処分しても縁起の問題はないようですが、その場合は、塩やお酒でお清めをして白い紙に包んで捨てる、という方法が浸透しているようです。さて、炎といえば「あかあかと燃える」ものですので、本日は「赤」が並んだ「赫」という字の入った日本語クイズをお送りします。

【問題1】「赫赫」ってなんと読む?

「赫赫」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント:「あかあかと照り輝くさま」「功名・声望などが立派で目立つさま」という意味の言葉です。

<使用例>

「左義長の赫赫たる炎を見ると、子どものころ、実家で過ごしたお正月を思い出すわ」

かな4文字です。
かな4文字です。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に!

正解は… 赫赫(かくかく) です。

「赫」の音読みは「カク」です。
「赫」の音読みは「カク」です。

「赫」は、「赤い」「明るい」「さかん」「いかる」「あつい」などを意味する字で、例文のように「赫赫たる(かくかくたる)」や「赫赫とした(かくかくとした)」のように使う言葉です。では、訓読みはと言いますと…。

2問目にまいりましょう。

【問題2】「赫く」って何と読む?

「赫く」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント:「あかあかと光る。あかく照り輝く」という意味の言葉です。

<使用例>

「あたりは暗かったけれど、赫く炎が、この場所の目印になりました」

「〇〇〇く」。
「〇〇〇く」。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 赫(かがや)く です。

「輝く」との違いは「赤く輝く」という色味も表現している点です。

「赫」という字は、「大きな炎」を意味する「赤」をふたつ並べて、光り輝くさまを表現した字です。訓読みでは「赫(かがや)く」のほか、「赫(あか)い」「赫(さか)ん」などがございます。難しめの字ですが、プラスイメージでおもむきのある字ですので、商品名やキャッチコピーなどにも適していそうですね。

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本日は、1月14日、一般に「左義長」「どんど焼き」などが行われる日にちなんで、「炎」に関連した「赫」という字にスポットを当て、

・赫赫(かくかく)

・赫(かがや)く

という日本語の読み方、字の背景をおさらいいたしました。

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Precious.jp編集部 
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参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)
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ILLUSTRATION :
小出 真朱