「河豚」ってなんと読む?「かわぶた」ではなく…高級食材です!
本日は、いきなりクイズに挑戦していただきます。
【問題1】「河豚」ってなんと読む?
「河豚」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:お刺身、鍋物、からあげ…どれもおいしい、高級食材です。
<使用例>
「いまどき、お店でいただくのに『河豚は食いたし命は惜しし』なんてことは、まずないでしょう」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 河豚(ふぐ) です。
明日、2月9日は『輪島ふぐの日』『木曽路「ふぐの日」』『とらふぐ亭の日』など、29(ふぐ)の語呂合わせで、「河豚(ふぐ)」に関連した複数の記念日に制定されております。「河豚(ふぐ)」は塾字訓(熟語にあてられた読み方)ですが、日本では高級食材の定番ですので、みなさま読めたのではないでしょうか? 例文に出てきた慣用句「河豚は食いたし命は惜しし」は、この魚が毒をもっている、でも美味である、ということを表した言い回しですね。現代でも、「河豚(ふぐ)」の調理には、通常の調理師免許とは異なる「ふぐ調理師免許」が必要です。
さて、2問目は「河」つながりの熟語を取り上げます。
【問題2】「河岸」の「かわぎし」以外の読み方は?
「河岸」の、「かわぎし」以外の読み方2種をお答えください。
ヒント:かな2文字と、かな3文字の読み方がございます。
<使用例(かな2文字で読む場合)>
「近くに良いバーがあるので、河岸を変えて飲み直しませんか?」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 河岸(かし/かがん) です。
「河岸(かし)」と読むと、「川の岸。特に、舟から荷物をあげおろしするところ」「川の岸に立つ市場。特に、魚市場」「飲食、遊びなどをする場所」など、広い意味をもつ言葉になります。例文の「河岸(かし)を変えて」という言い回しでは、「飲食、遊びなどをする場所」という意味で、この言葉が使われています。
「河岸(かがん)」また「河岸(かわぎし)」と読むと、「川の岸」のみを意味します。
***
本日は、2月9日、29(ふぐ)にちなんだ記念日の多い日に関連して、
・河豚(ふぐ)
・河岸(かし/かがん/かわぎし)
の読み方をおさらいしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱