雑誌『Precious』5月号では、別冊付録【毎日を豊かに彩る「暮らしの名鑑」57】にて、これまで連載「プレシャスアイ」で紹介してきたものを中心に、豊かな暮らしへと誘うインテリアの名品を特集しました。

今回はその中から、素材も織りも最高品質の「ミーリーコレクション」のペルシャ絨毯をご紹介します。

「ミーリーコレクション」のペルシャ絨毯

名品_1
『Goichak』(ゴイチャック、アゼルバイジャン地方の言葉で「美しい」の意)[幅184×長さ294cm]¥2,970,000(ミーリーコレクション)

古の王室工房時代の矜持を今に伝える、優しい自然の色彩と物語のある柄を

創業200余年のイランの「ミーリー工房」のペルシャ絨毯を扱う「ミーリーコレクション」。ミーリー工房では、ミーリー家5代目当主が王室工房時代の手法を採用して往時の美しさを蘇らせ、素材も紡ぎも織りもベスト・オブ・ベストなものを集め、最高の絨毯をつくっています。

羊毛本来の風合いを残すために伝統的な手紡ぎにこだわり、茜や胡桃などを用いて100%草木染に。さらに素晴らしいのは、現地の人々の思いや物語も共に紡がれていること。

こちらはイラン北西部のバクシャイェシュ村で織られた一枚。中央の水色は噴水を表し、その周りにはサーモンピンクでボテと呼ばれる植物紋様が描かれ、そこには2羽の鳥が…。これは、ペルシャ神話に登場する水の女神の使いとされる鳥。砂漠地帯に暮らす人々の庭園への憧れが込められているのです。

〈DATA〉

茜と、イランのサバラン山脈の水に含まれる成分から生まれたというサーモンピンクが特徴的。5代目当主になってさらに世界で評判となり、その絨毯はイギリスの「ヴィクトリア&アルバート博物館」にも所蔵。

※掲載商品の価格は、税込みです。
※掲載されている商品の価格は、2024年3月15日現在のものです。

問い合わせ先

ミーリーコレクション

TEL:03-3440-9391

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PHOTO :
唐澤光也(RED POINT)
STYLIST :
中林友紀
EDIT&WRITING :
川村有布子、佐藤友貴絵(Precious)
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