俳優、監督のグレタ・ガーウィグが史上2人目の女性審査員長を務めることが話題となっている第77回カンヌ国際映画祭。さらにメリル・ストリープが長年の映画界への貢献を讃えられ、名誉パルムドールを授与されたことも大きなニュースとなっています。そんな彼女を筆頭に、マチュアなオーラを放っていた3人のベテラン俳優たちの着こなしをピックアップしました。
■1:メリル・ストリープは…なめらかに落ちる、白のシルクドレスが威厳たっぷり
映画『クライ・イン・ザ・ダーク』にて女優賞を受賞してから、35年ぶりにカンヌ映画祭に戻ってきた御年74歳のメリル・ストリープ。長年の映画界への貢献、キャリアを讃えられて名誉パルムドールを授与され、観客たちによるおよそ2分間に及ぶスタンディングオベーションで迎えられました。そんな彼女がまとっていたのは、ディオールのオートクチュールドレス。なめらかに落ちる白のドレスが気品を醸し、自信にみなぎる彼女をより一層輝かせています。クリアストーンのスウィングイヤリングや硬質的な白のクラッチバッグがドレスに共鳴して、透明感を放っていました。
■2:ジュリエット・ビノシュは…構築的な赤のドレスにモードなウエットヘアスタイルがマッチ
フランスを代表する俳優のジュリエット・ビノシュは、メリル・ストリープの授与式でプレゼンターを務め、およそ6分間のスピーチを述べました。彼女がまとっていたのは、メリル・ストリープと同じディオールのオートクチュールドレス。構築的なオフショルダーネックラインの美しさを引き立てるべく、あえてネックレスを省いて。モードなウエットヘアスタイルが、情熱的な赤のドレスにマッチしてグラマラスにまとまっています。
■3:エマニュエル・べアールは…黒のベルベットガウンドレスで余裕感をアピール
『フランスの女』などで知られるエマニュエル・べアールは、イヴ・サンローランのベルベットガウンドレスでレッドカーペットに登場。リッチな光沢感を放つベルベットながら、ガウンドレスならではの程よい脱力感が作用して大人の余裕漂う仕上がりに。ドレスの隙間から覗くシアーストッキングやエナメルスリングバックパンプスのように、質感の異なる黒をミックスして奥行きを感じさせました。
第77回カンヌ国際映画祭のレッドカーペットから、ベテラン俳優たちの着こなしをご紹介しました。映画はもちろんのこと、目の保養になるセレブたちの素敵な衣装に注目です。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- EDIT&WRITING :
- 阿部芙美香