【目次】 「父の日」とは? 由来・意味・いつなのか解説 2026年の「父の日」はいつ? 毎年日付が変わる理由 「父の日」はなぜ始まった? 発祥と歴史をわかりやすく解説 黄色いバラの意味とは? 父の日カラーの由来 60代、70代のおとうさんに贈る「おすすめ」は? 世界の父の日文化|海外ではどう祝う? 【「父の日」とは? 由来・意味・いつなのか解説】 ■「父の日」とは? 「父の日」は、おとうさんの労苦や慈愛を讃え、感謝を表す日です。ぜひ、おとうさんに「ありがとう」を伝えましょう。 ■いつ? 日本の「父の日」は毎年6月の第3日曜日です。 ■由来 「父の日」は、1909年、アメリカ・ワシントン州に暮らすジョン・ブルース・ドット夫人(FDC公式では「ジョン・ブルース・ドット夫人」)が、男手ひとつで育ててくれた父のために「父の日」の創設を『牧師協会』へ嘆願をしたことが起源とされています。 その7年後の1916年、アメリカ合衆国第28代大統領ウイルソン氏のときに「父の日」が認知され、1972年にアメリカで国民の祝日に制定されました。 【2026年の「父の日」はいつ? 毎年日付が変わる理由】 「父の日」は6月の第3日曜日と決まっているので、毎年6月15日から21日の期間で移動します。2026年の「父の日」は6月21日(日)。今後5年の「父の日」は以下の通りです。 2027年  … 6月20日(日) 2028年  … 6月18日(日) 2029年  … 6月17日(日) 2030年  … 6月16日(日) 2031年  … 6月15日(日) 【「父の日」はなぜ始まった? 発祥と歴史をわかりやすく解説】 ■「父の日」誕生にまつわるエピソード 上述の通り、ドット夫人が牧師協会へ「父の日」設立の嘆願書を出したのは、1909年。これは、その前年に「母の日」の動きが始まった(正式に祝日として認定されたのは1914年)ことを知った彼女が「母の日があって父の日がないのはおかしい」と考えたからだそうです。そこには深い事情がありました。 ドット夫人が子どもだったころ、彼女のおとうさんは軍人でした。1861年に南北戦争が起こり、おかあさんは夫の留守中、女手ひとつで働きながら一家を支えていましたが、体をこわしてしまい、おとうさんの復員後、間もなく亡くなってしまいました。 残された子どもは男の子5人と女の子が1人、ドット夫人はその6人兄弟の末っ子です。おとうさんは妻亡きあと生涯独身で働き通し、6人の子どもたちを育て上げました。今日のような豊かなアメリカではなく、「悲劇の時代」とも言われていたころのアメリカでしたから、その苦労は大変だったことでしょう。 そんな父親を尊敬し、称え祝う日――それがドット夫人が設立を望んだ「父の日」だったのです。 ■日本にはいつ伝わった? 日本では「海外には“父の日”という記念日がある」ということが1950年代ごろから知られていたようですが、「父の日」を祝う、という習慣は浸透していませんでした。 その後、1980(昭和55)年、当時「日本メンズファッション協会理事長」だった伊藤恭一氏が、ニューヨーク・サンモリッツホテルで開催された国際会議に出席した際、アメリカで開催されている「Father’s Day Campaign」の素晴らしさに感銘を受け、帰国後に「FDC 日本ファーザーズ・デイ委員会」を結成しました。「FDC 日本ファーザーズ・デイ委員会」は「父の日」を国民的な社会行事に発展・定着させることを目的に、現在も活動を続けています。 【黄色いバラの意味とは? 父の日カラーの由来】 「父の日」には黄色いバラを贈るという習慣、ご存知ですか? 母の日のカーネーションほど知られてはいないかもしれませんね。その由来をひも解いてみると…。 ■バラを贈る習慣はアメリカ発祥 「父の日」制定のきっかけとなったアメリカのドッド夫人が、その式典で存命の父親には赤いバラ、他界している父親には白いバラを…としたことが由来。「母の日」のカーネーションの色選びと同じですね。ここから「父の日にはバラを贈る」という習慣が日本にも伝わりました。 ■「黄色いバラ」は日本のスタイル では、なぜ日本は「黄色いバラ」なのでしょう。 1981(昭和56)年に設立された「FDC 日本ファーザーズ・デイ委員会」が、「父の日黄色いリボンキャンペーン」を提唱した際、父の日のシンボルカラーとして「うれしさ」「楽しさ」「暖かさ」「幸せ」「富貴」「希望」「向上」といった意味をもつ黄色を選んだから。「黄色いリボン」は「父の日」の国際的なシンボルになっています。 イギリスやアメリカでは、古くから黄色(黄色いリボン)は「愛する人の無事や無病息災を願う、身を守るための色」とされてきました。これにならい、日本でも黄色が「家族の幸せを願う色」「命を守る色」として定着。おとうさんへの「感謝」や「尊敬」「健康への願い」を象徴するテーマカラーとして、黄色が選ばれたというわけです。 【60代、70代のおとうさんに贈る「おすすめ」は?】 アメリカでは、「父の日」設立の立役者だったドット夫人が、父親の墓前に白いバラを供えたことから、「父の日」にはバラを贈り、黄色いハンカチやスポーツシャツをプレゼントすることが多いようです。一方で、日本では一般的に、父の日には「黄色いバラ」や「ひまわり」など黄色い花を贈るのが人気です。 とはいえ、母の日に比べるとなぜか印象の薄い「父の日」。何を贈ったらよいか決めにくい、花を贈ってもあまり喜ばれない、などが理由としてありそうですが、大切なのは感謝の気持ち。花にこだわらず、おとうさんへのプレゼントは自分が贈りたいもの、本人が好きなものを贈りましょう。ここでは人気アイテムをご紹介します。 ■人気第1位は「お酒」 「正直言って父親の好きなものがわからない」人でも、お酒を嗜むおとうさんなら外れがないのがアルコール。ビール?日本酒?バーボン? このあたりは本人やおかあさんに探りを入れてみるのもよいかもしれません。グラスやチョコなどの高級おつまみとのセットで贈るのも人気です。 ■「グルメセット」は手がかからないものを ゴージャスなお肉や鰻、海鮮など、日常よりワンランク上のグルメな食材のプレゼントも喜ばれそう。けれど、料理が得意、料理が趣味というおとうさんでない限り、焼くだけ、温めるだけ、あるいはそのままで食べられるイージークッキングのセットものがおすすめです。「父の好物の伊勢海老を贈ったけれど、さばいたり調理するのに母の手を煩わせてしまった…」なんていうことにならないよう気を付けて! ■「健康・リラックス」グッズ 「父親世代のファッションアイテムは謎の領域」な人は多いもの。「おしゃれに着こなしてほしいと思って奮発して妹とお金を出し合ってブランドもののニットを贈ったけれど、家族の会食のときに1回着てくれただけで、その後、着ているところを見たことがない。好みでなかったのだと思う」というエピソードも。 マッサージ器やパジャマ、枕など、実用を兼ねた健康・リラックスグッズなら、贈ったあとの親子の会話も盛り上がるようです。2026年の父の日には、大流行中のリカバリーウエアを贈るのもよさそうですね! 【世界の父の日文化|海外ではどう祝う?】 ■アメリカ、日本、カナダ、イギリス、フランスは6月第3日曜日 カナダは一緒にゴルフやキャンプ、バーベキューといった体験をプレゼントするのが主流とか。イギリスは日本と似ていておとうさん好みの衣料品やお酒など実用的なギフトが定番です。 フランスで現在習慣となっている「父の日」は、老舗の喫煙具メーカーが自社製品を売るためのマーケティングとして始めたのがきっかけとか。かつてはライターなどの喫煙グッズが定番でしたが、現在はネクタイや香水(さすがフランス!)本、ワインなどが人気とか。 ■オーストリアは6月第2日曜日 オーストリアの「父の日」は、家族で静かにお祝いする日。おとうさんへのプレゼントには、花やチョコレート、あるいはちょっといいワインなど、「母の日」に近い感覚でお祝いの品が贈られるようです。 *** 5月第2日曜日の「母の日」が終わると、あっという間に「父の日」がやってきます。毎年、何を贈ろうか頭を悩ませる人も多いようですが、「うちは毎年、神戸牛のステーキ」などと、「定番」を決めてしまうのも一案です。プレゼントも嬉しいものですが、父子でゆっくり語り合いながら過ごす時間こそ、「父の日」の有意義な過ごし方かもしれませんね
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参考資料:『日本国語大辞典』(小学館) /『デジタル大辞泉』(小学館) /『日本大百科全書 ニッポニカ』(小学館) /『プログレッシブ和英中辞典』(小学館) /『12か月のきまりごと歳時記(現代用語の基礎知識2008年版付録)』(自由国民社) /日本ファーザーズ・デイ委員会(FDC)(https://fdc.gr.jp/about-fdc/ ) :
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