名菓「五家宝」…なんと読む?「ごかほう」ではありません!
明日・6月23日は『オリンピック・デー』です。1894(明治27)年のこの日、国際オリンピック委員会(IOC)が創立したことを記念した日で、各国で記念行事が開催されます。今年はオリンピック・イヤーですので、特に力の入った行事が多いようですね。本日は「五」「輪」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「五家宝」ってなんと読む?
「五家宝」という和菓子名の正しい読み方をお答えください。
ヒント:画像のようなお菓子です。埼玉県の熊谷の名産ですが、文化庁の『100年フード』にも選ばれている古来の和菓子です。
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 五家宝(ごかぼう) です。
「五家宝(ごかぼう)」、きな粉の香りと、水あめで棒状に固めたもち米の食感が楽しい、素朴ながら手の込んだ和菓子です。全国に流通しているので、みなさま一度は召し上がったことがあるのでは? 「五家宝(ごかぼう)」という名称の由来には諸説ありますが、熊谷市の資料によれば、もともと「五嘉棒」という名称で売り出され、その後、縁起をかついで「五家宝」の字があてられた…という変遷があったようです。お菓子の形が棒状ですので、「ぼう」とつく名が先にあったことで「五家宝(ごかぼう)」と読むようです。
さて、2問目は「輪」という字の入ったクイズです。
【問題2】「輪行袋」って何を入れる袋?
「輪行袋」と言えば、何を入れる袋でしょうか?以下の選択肢の中から正しいものを選んでください。
1:自動車のタイヤ
2:自転車
3:お金の形の御守り
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 2:自転車 です。
「輪行(りんこう)」とは「遠方でサイクリングを楽しむために、自転車を分解して鉄道やバスなどの公共機関に持ち込み、目的地まで移動すること」という意味の言葉で、ロードバイクなどの自転車を分解して収納する専用の袋を「輪行袋(りんこうぶくろ)」「輪行バッグ」と呼びます。本格的なサイクリングに触れている方には当たり前の用語だと思いますが、意外と一般に知られていない興味深い言葉でしたので、今回、取り上げてみました。
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本日は、6月23日『オリンピック・デー』にちなんで、「五」「輪」という字の入った日本語から、
・五家宝(ごかぼう)
の読み方と、
・輪行袋(りんこうぶくろ)…自転車を入れる袋
という豆知識をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/日本オリンピック委員会ホームページ/熊谷市ホームページ/文化庁ホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱